FC2ブログ

hearing the unheard voices

小鳥たちと対話し、自然と人とが調和できるバード・サンクチュアリを創立しています。http://homepage2.nifty.com/birdsanctuary/index.html

きいろ

先の土曜日には、他にも嬉しいことがあって … 
雨戸を開けてみたら、蠟梅の樹に花が満開!!!


蝋梅


―― 満開になる前に気付けよ~、という話なのですが、前日まで、沢山の薄茶の枯れ葉がこの小さな樹を覆っていました。その薄茶の、丸みを帯びた枯れ葉たちは、覆いをサ〜ッと取るように一気に散って、光の花々が現れたようです。

何という、きいろ。黄金色というより柔らかで、イエローというより奥ゆかしい、きいろ。

新春が一気にやってきました。

春の花は、水仙、フリージア、プリムラ等、他の色のものもあるけれど、新春だけは断然、きいろの花が魅力的です。何故なら、他の色のものよりも一等香りが高いから。とても新鮮で、奥ゆかしく品が良く、でも鼻孔の感覚が一気に冴えるような芳しさです。

その後に開く、レンギョウやエニシダもきいろで、それはきっと、きいろが光の色だからでしょう。


実は昨年末から家の玄関から上がった部屋の引き戸に、黄蝶が越冬していました。いつも間に家に迷いこんだのか分かりませんが、引き戸のへりに止まって薄きいろの羽を閉じて、触角を後ろにしまい込み、じっとしていました。可哀想だけれど寒さで命を落としたのかもしれない、と疑いましたが、そうっと薄い蜂蜜水を1滴、2滴、少し上から伝わせてみると、確かに水を飲んでいる様子です。このまま冬を越すのかな、気を付けて春先飛び立ちたくなったら放ってあげなければ、と決めました。

引き戸は、大きく解放してしまうと蝶々を押しつぶしてしまうので、お客様がいらした時に間違いが起こらないように、戸の反対側に目立つ様にものを置いたり、戸の上から派手な色のリボンをかけたり … お客様にはさぞ迷惑だったに違いありません。

その黄蝶、昨日朝の光が玄関から差し込む中、玄関に飛んでいって扉のガラスの前で羽ばたいていました。明るい光に向かっています。急いで玄関を開けて誘導すると、光溢れる野外へと羽ばたいていきました。まだ小寒の今、異様な暖冬とは言え、これから大寒となります。ですが、毎冬家の付近で越冬する蝶々やトンボや花蜂、花アブがいて、そのため冬だけは園芸の花も絶やさないでいるので、この蝶もどこかで、何より自由に、越冬することでしょう。

ところが! その午後にこちらでは、突然バラバラと大きな音がして、天空が暗くなり、大粒の雹が降り始めました。こんな大玉の雹に出逢ったのは何年ぶりでしょう! 驚きです。そして、黄蝶が心配です。生きものの智慧で、どこか安全な場所で雨(雹)宿りしてくれていますように。


雹1

雹2

半時間ほど雹は落ちてきて、また光が差すようになりました。フリージア、キンギョソウ、グレープセンテッド・セージ等の花が玄関先に咲いていますが、ガーデンセンターでストックを買ってきて(先日出かけたけれど、好きな色のストックがなかった)、越冬する生きもののために支度しましょう。

そして、土曜日の青鷺飛来は本当に嬉しかったけれど、何と今日の夕刻、白い鷺が池に飛来していました。これも何年ぶりでしょうか。剪定をしようと山仕事の物置小屋に向かう途中、池にひらりと白いシルエットが ―― お見合いだったらしく、その瞬間向こうは逃げて飛び立つ準備にかかり(?) ――  いえ逃げなくていいよ、「気付いてない」「気付いてない」(しぐさ)、物置小屋行くだけだから全く見ないで戻るから ―― と、そそくさと戻り、トイレの窓から背伸びして(!)見てみると ―― 鷺は人影が去ったので(?)飛び立つのを止め、池で獲物探しに戻っていました。水に浸かった長い脚で泥をかき、浮き上がってきた水生生物を狙っているようすです。下を向いて何かを追っているけれど、嘴を見ると、なかなか仕えられてはいません ―― って、嘴が … 長くてとても綺麗な、きいろです。先端から目元まで。あれ、コサギかと想っていたけれど、ええとチュウサギでもなくて、この大きさは … ? 皆(白い鷺の仲間)の冬羽と幼鳥ってどうだっけ? そうだやっぱり、青鷺と同じくらいだから! ダイサギだあ!!


ダイサギa

ダイサギb

もう暗くなり始めています。予定していた剪定作業(池側を通って巨大な梯子を取りに行かなければならない)も裏庭での作業も、色んな段取りも、どうしましょう? とりあえず別の作業をすることにして、それでも物置小屋まで行くと、ダイサギさん、ちょっと飛び立って ―― でも、ぴょんと飛んだくらいで池の東の竹伐採地の方にすぐに降り立った模様 ―― 戻ってくるのかな? ―― やっぱり予定も段取りも据え置きましょう。

再びトイレの窓から背伸びして(!)観察してみると、ダイサギさんは池の東すぐ淵の伐採地(竹の切株やパイオニア植物や植樹した苗木などでかなりごちゃごちゃしている)にうずくまっています。どうも今宵のねぐらに決めたようです。こんなところで? 

―― こんなところで? 今宵君は寝るんかい?(トイレの窓から)

ダイサギには狭い池ですし、うずくまっている池の淵は … ゆったりした湿地でも河辺でも草地でもなくて。狸さんたちものら猫さんもそこを通ります。池には立派な魚はいないし、それどころか全く魚はいなくて、こんなところしか休むところはないのでしょうか? (因みに、sanctuary の土地の国道を隔てた南側に、白鳥が何羽も飛来している貯水池があります。)でも、きっとここが、何らかの理由で、このダイサギさんには今宵一番休めそうな場所なのでしょう。

―― 良し、わかった! ならば、とにかくどうぞゆっくりお休みください。池周辺が今宵、静かで安らかで安全であるよう、こころより祈ります。動物さんたちが通ると思うので気を付けて。わたしはもう家の裏側には行かないし、家でも大きい音は立てません。

こうして寄ってくれるなら、これからもっと休み心地の良い池にしていくね、ずっと。






このページのトップへ

小鳥の森増勢 project ~11~

そして昨日! 今年初の森創り project の作業です。今回も伐採のチーム組みには人数不足だったので、(1)積んである竹を片付けつつ、炭化していく作業、(2)フクロウの巣箱の掃除、を中心に作業しました。
 森の入り口を上り、炭化作業場近くの竹から片付けていきます。ここが片付くと、今年植樹をしたいと考えている西側境界線近くに明るい陽が入ることになります。
 前回は、作業場を作り、竹の炭化の試みでしたが、枯れ竹が燃えるのに時間がかかるので、まずはそこから取り組みます。もしこの方法で少しずつスペースができていくとしたら、方法・要領を掴んでいく必要があります。今回は竹の選び方、加工や保存方法、炭化の仕方に工夫をしました。あれこれの太さの竹、枝付きのものと枝を払ったもの、色々な形で倒されたままでしたが、燃やす器具に入れるために程良い大きさに分断します。太く長いものは、先生が有能なチェンソーで切って下さり、積み上げます。湿気を帯びたものは燃えにくいため、スペースを置いて積み上げていきます。燃やし始めてすぐ、古くなったものでも一気に燃やすと爆発音のような大きな音を立ててひびが入るため、一節ごとに穴を開ける必要があることが分かってきました。これも、流れ作業でチェンソーで穴を開けます。


炭つくりFeb2020


 コツが掴めてきたら、どんどん炭ができていきました。幾本もの竹を炎にくべて、安全に燃えていくMH様の絶妙な見守りは、炭焼きの仙人かと想うほどです。増えてゆく炭はスコップで掬ってバケツの水で冷却し、完全に冷えて燃焼が止まったのを確認して、袋に詰めます。一日で砂袋の大きさの袋で6~7袋分炭ができました。これらは皆様必要なだけ持ち帰って下さり、畑や土壌改良で利用します(勿論sanctuary でも。)


炭つくりbFeb2020


 西の境界線手前の植樹のために、どこから片付ければよいかの相談もしました。
 いつもお昼は、定番の(そして料理下手なわたしの十八番の)ベジタリアン・インドカレーなのですが、今回は炎の番をしながら野外で戴きました(これも良いものですね!)野外で戴くということなら、次回からまた、野外向きのお料理や色んな愉しい工夫ができそうです。
 午後は切りの良いところで、ドキドキのフクロウ巣箱の掃除!! 


巣箱掃除aFeb2020


 シデの大樹に括りつけた8.4㎏程の大きな巣箱です(HH様のお手製の見事な作り、そして美しい巣箱です)。残念ながら、フクロウの鳴き声は聞こえるものの、昨年営巣した様子は見られませんでした。ですが、今年こそ安心して利用してもらうためには、まずはお掃除をしておかなければなりません ―― でも、中に虫がうじゃうじゃいたり(!)、変なもの(?)が詰まっていたりしたら … と思うと色々想像してしまい、更には高い樹の上に梯子をかけての掃除なので、ちょっと、いえ、かなりドキドキしています。


巣箱掃除Feb2020


 巣箱を開けてみると、ゴミは無くかなりすっきりしていましたが、掃除用の右側の扉付近に蜘蛛の巣と、鳥の羽毛が! シジュウカラのようです。営巣を考え、巣穴が大きいため、断念したのでしょうか。

 それでも、入って検討してくれた、となると、胸躍ります(sanctuary 手前の森の入り口、センダンの木や東の柿の木にある巣箱に入ってくれればいいのに。とヒトは願うのですが、鳥的に見ると、設定場所の配慮と工夫とがまだまだ足りないのでしょう。)

 
 一日作業をして、その間、アオジ、四十雀、山雀、シロハラ、ツグミ等、野鳥たちも近くにものすごく沢山いて、奥の竹が積んである場所から、家付近の餌台まで往復する姿が見られました。冬の間、奥をねぐら・隠れ家にして、レストランにご飯を食べに来ている鳥たちは、結構数が多いようです。

 また、一昨日朝、天の御遣いの皆様がいらっしゃる前に、レストランの餌補給をしようと外に出たら、池から青鷺が飛び立ちました(小鳥ばかり見ていると、途轍もなく大きく感じられます。何とも優雅に大きな翼をゆっくりと羽ばたかせて去っていきました。)この青鷺が、森での作業中も上空に二度も現れ、「(・д・)チッ まだ人がいるのか」という感じで、パトロールに来て去っていきました。そして、皆様がお帰りになったら池に戻ってきました。

青 鷺は、池のザリガニを食べてくれ、ザリガニが少なくなると水生生物の種類が豊かになり、水も綺麗になるので、再来をずっと待っていました。

 大きな優雅な美しい鷺 ―― 幸先がいいです。








このページのトップへ

小鳥の森増勢 project ~10~

今年もゆっくり、じっくり、一歩ずつ、bird sanctuary 奥の鬱蒼としていた孟宗竹林を、多様な生態系を育む豊かな‘小鳥の森’に再生する歩みを続けています。

まずは昨年のブナ苗木植林後のご報告から …
天の遣いの竹伐採チームが(最も困難な)東側斜面を残し、太い大きな孟宗竹を倒して中央のシデの大樹を救い出し、林に明るい陽の光を入れて下さいました。そして、北西にブナの苗木を植樹できたのですが …

筍のシーズンには、できる限りの見回りを行い、筍を片付け(もらってくださる方に送ったり、手伝っていただいたり)、新たに竹が生えないように注意していましたが、シーズン過ぎて倒して重なっている夥しい竹の山の隙間から、やっぱりニョキニョキ竹が生えてきました。その上、長い間種として眠っていたのか、沢山のパイオニア植物(アカメガシワやヌルデなど)や草木類が勢いよく芽を出し、中には困ったことにフジやセイタカアワダチソウや(人にくっついてきたのか、動物にくっついてきたのか)アメリカセンダングサ、イノコヅチ、ヌスビトハギなど、種がくっついて厄介な草も! 

―― 初夏、あっと言う間に、ハードな“藪こぎ”をしないと入っていけない場所となりました(涙)。


pioneer plants


まずは、奥に植樹したブナの苗木が心配です。根の張りがないため、夏には水遣りも必要ですし、これだけ草木が繁茂したらいつの間にか消えてしまいそうです。そこまでの通路作りを開始し、三日かけたけれど、なかなかできません(涙)。ついに天の助っ人が現れ、強力な刈り払い機で道を拓いて下さいました。


beech way


続いて、根気強く、池周辺に道を拓いて下さいました。土地の中央に池がありますが、夏の間、後から生えてきた竹が覆いかぶさり、鬱蒼と暗くなってしまい、空を飛ぶ鳥たちからもここが池とは分からないし、かつて飛来してくれていたカワセミや青鷺、カルガモたちもやってこない状態になってしまっていました。こうした鳥たちが来てくれないと、ザリガニが増えすぎてしまい、多様な水生生物が育たない状態となり、そうすると水が濁り、生命の棲めない池となってしまいます。


opening way1

opening way2


そして、昨年12月、孟宗竹伐採をして下さったチームが再び集まって下さいました。今回は人数が少なかったため残りの孟宗竹伐採ではなく、新たなミッションに挑戦です。少しずつでも、在来の生きものに配慮しながらより多様な生きものが暮らせるようにするか(鳥類に関しては今いる鳥の生息地を守り、渡り鳥が変わらず頼れる場でありつつ、更に食べもの・棲み処に困っている野鳥たちに「お、ここなら生きていけるぞ!」「(渡り先から)帰ってきても元の場が失われてしまい困っていたけれど、ここはいいかも」と思ってもらえるか、そして自然と人が調和・対話できるような場にできるか、本当の意味で‘地球上の聖地’となれるのか ―― そこに近づくために、オープンなままのプランはあります。その過程で、いたるところに重なっている竹をどうするか、どのように維持管理するか、は当面考えなければならないことなのですが、チームの先生が竹を炭にしてはどうか、という方法を発案して下さいました。知らなかったのですが、炭焼き用の道具と方法があり、それを利用すると煙も出ずに近隣に迷惑をかけずに竹が炭化する、その炭は(温度の関係で)売りもののようなものではないが、畑や地面に埋め込むと軽くて有用微生物を育み土壌改良に非常に効果的でエコロジカルである ―― ということで、ただ、sanctuary で行うのが有効なのか、わたし一人でもできることなのかは不確かなので、とりあえず試してみることになりました。

まずは竹を燃やすのに安全なように、広めの場所の確保が必要です。伐採地跡の竹の根と、後から生えてきた雑草を払い、地面下の根からも燃え移らないように砂を撒いて慎重に場を作って下さいました。そして、炭焼きが始まりました(ドキドキ)。


炭焼き1


うまく燃えるように、竹を乾燥させるための置き場も出来ました。


炭焼き2


竹炭作りの道具は、煙は出ないけれども炎は大きいため、ちょっとドキドキしました。けれども、あの、始末に困っていた、沢山の太い竹の丸太が、大地を良くしてくれる竹炭になるなんて、何だか魔法のようです。(竹炭の状態=炭化から放っておくと、更に燃えて灰になるので=二酸化炭素の排出、それ以前に、下から延々と引いたホースの水とバケツの水で消火します。う~んエコのために学ばなければならないことがいっぱいです。道具は、先生にお借りしていますが、ホースなどかなりの散財。)まだ試行錯誤の中におり、一番頼りなく無力なのがわたし!!!という情けない現実がありますが、失敗しながらも大きな包括的な視点からは、うんと、たんと、進めているかも?と感じられることもあり、何より冬鳥たちの絶対数がとても増えて、鳥さんたちみんなの行動がいい方に変わっている気がしますよ(作業中の場所も含め、いろんな場所を有効利用しているという点においては、彼らはとても機転が効いて頭が良く、またまた、人との距離感もぐっと近くで安心してくれていますよ)。


炭焼き3 
 (綺麗な炭!)








このページのトップへ

夢染め

初夢、いかがでしたか?

一昨夜わたしは、本当にどうしようもない過去の物事の継ぎ接ぎの夢を見て、あ~あ未来に凛と向いていないなと反省しました。昨夜の夢は覚えていませんが、夜中に目覚めたら胸に焦げた穴が空いていて、ずっとやろうとしているのに手が付けられないままの課題が次々と浮かび、焦りが浮かび、でしばらく暗闇の中で瞑想してようやく再びの眠りにつけました。

いずれも修行不足です(反省)。

貴方はもうちょっと素敵な夢を見る眠りにつけていらっしゃるような気がしています。


2020mice


それでも、良い夢をお迎えしたいと、今年は玄関に2匹も干支のねずみさんが待ち構えています。左は、昨年末にM先生と深大寺巡りをした時に出逢った、ススキの穂先で作られたねずみさん、右は長年大切にしている幸せそうな大酒のみのねずみさんです。スウェーデン産のジグソーパズル『優しい家族』の絵を背景に、玄関を向いています。



一昨年の霜月、愛しの小鳥(文鳥) partner 小露鈴が亡くなった後、ずっと10年と2カ月寄り添っていてくれた文鳥の apas 君が亡くなりました。荒鳥(人間に慣れていない、手乗りでない鳥)だったけど、すぐに慣れてくれて、途中までは mimir ちゃんと一緒でしたが、mimir ちゃん亡き後、最後はずっと一羽で一緒にいてくれました。

その apas 君の後、今は prana ちゃんという名の文鳥の雛と暮らしています。その後も悲しいことが続きましたが、pure pure な雛の prana ちゃんに癒されています。文鳥の寿命はよく6~7年と言われますが、大切にうまく暮らして10年以上の御長寿を迎える鳥もいます。山野に暮らす野鳥さんたちは、厳しい環境の中、もっとずっと寿命は短いです。

ちゃんと責任もって一緒に暮らせる、ということを考えると、多分 prana ちゃんはわたしにとって最後の“異種間コミュニケーションの partner” です。

山野に暮らすどんな野鳥たちとも信頼し合って自由に対話できる、というのは究極の美しい憧れですが、そこに向かう一歩のためにも、繊細に、丁寧に、一瞬一瞬を大切に、prana ちゃんから学ぼうと想います。


prana1

prana2





このページのトップへ

A Happy New Year 2020 !

明るい陽ざしと共に新しい年がやってきました。

皆様にとって素晴らしい一年となりますように!!

昨年は節目の年となりました。Blog 更新も遅滞してしまったこと、表現できることも深まらなかったこと ―― 都心との往復の疲れが取れなかったことや、Wi-Fi事情、PCの不調等、情けない言い訳はあったのですが ―― 何より、書けなくなりました。

‘聞こえない声を聴く’‘自然と人が調和して生きていける bird sanctuary の創立’を掲げ、希望に向かって志を抱いて一歩ずつでも進めたら … そう感じながら表現してきた blog です。しかし、正直に書きますと、昨年前半は、急速に地球規模で進む自然環境の劣化、急アクセルがかかった生きものたちの多様性や数の減少、そしてそのアクセルをかける側のわたしたちの(集合)意識のありように、「ここからどのようにしたら何かの希望の糸が紡げるのか」、何より自分自身の無力さに、わたしは絶望、失望した半年でした。Blog に何を綴ったらいいのか、申し訳ないと感じながら、そうした気持ちを綴ることはできませんでした。

自然の破壊に関して絶望したのは、今に始まったことではありません。ちょうどミレニアムに、学位取得と同時に、‘ここから残りの人生を何に捧げるか’を求め、‘聞こえない声を聴く’‘小鳥を初めとする自然の命との対話の研究’と出逢った時、そこで直面したのは、対話する相手の生きものたちが生き続ける上で崖っぷちに立たされている、という現実でした。気功の先生方や先輩方、数多くの良書で知った先人の方々、yogaの修練のおかげで、一年ほどかけて‘自然と人が調和して生きていける bird sanctuary の創立’への想いを形にすることができました。当初は「自分のハートの中に」だけ創ろうとした sanctuary が、沢山の方々の助けで現実の空間となり、少しずつの歩みでこの地球上に誕生しつつあります。様々な困難があっても、必要な手を差し伸べて下さる方がいらっしゃり、時に「例え山の向こうでブルドーザーが森をなぎ倒していても、今ここで苗木を植える」と決意して、進んできました。

昨年前半は、直面する現実の厳しさが増していき、そのスピードにストップがかからないような未来を見てしまった気がします。最も厳しさを感じたのは、ブルドーザー数台では無論なく、その何百倍もの規模の大型機械や爆薬や化学物質ですらなく、温暖化や絶滅や殺戮のニュースと共に浮き沈みする、(正直に書きますね)世界規模での人々の心のありようでした。同時に、自身の心の闇のありようもまた、嫌でも見つめざるを得ませんでした。静かに、じわじわと闇が心身に侵食していく気がしました。

後半となって、そこから今何を学ぶのか、ようやく手探りを始めました。最初に知ったのは、自身が希求してきたことは不変で、変え様がないこと ―― 初心貫く、ですね。すると次に、いつも足を大地につけ、頭を天に向けて、軸を正して、歩むしかないと感じました ―― 今できることをする、ですね。そして、自らの存在からこそ祈りは体現されていく ―― 調和、慈悲や智慧が顕現できるような精進を続ける、ということですね。 … とまあ結局、振り返れば何で悩んだのだか分からなくなりましたが、また歩き始めたところで新年となりました。

年明けなので明るい記事を … ができないで、それなのに読んで下さって頭が上がりません。心より、ありがとうございます。

空気読まないで続けると(笑)、2020年、闇の部分はもっと濃くなるでしょう。気象異常を始め厳しい未来予測も更に出てくるでしょう。それでもわたしは、自分の立っているところから、今この地が、sanctuary となるように祈りながら歩きます ―― 遥かに遠いところからでも、全く違う祈りや歩みでも、光を灯し、観えないところで響き合って下さっている祈りや歩みがある限り。

少なくとも、このように感じられます ―― 小さな光でも、それは足し算ではなく、掛け算だと。‘ひとの意識’に関する限り、光を灯すのに一人では無力すぎますが、二人は倍の光ではないです。明るさの質が変わるから。

もし1の明るさの光を1.5倍にすることができたら、それは1.5倍の明るさや嬉しさ、喜びになるのではなく、他に光がどこにもない、というのでない限り、それ以上の輝きになります。

様々なデータを可能な限り公平に調べることはできるし、それに精緻な解釈を加えることもできる。調べたことに自らの質的評価や価値観を加え合わせて、未来予測をすることもできるし、時には必要かも知れない。そうしたことは、今ここで立っている現実に対して何ができるか、どこを変える必要があるか、何から始められるか、考えるためにある。考えて、失敗もありながらできたことが今これから‘本当の未来’を創る。生において諦めるなんていうところまで堕ちない。わたしは決して光を消さない。


2020sun.gif






このページのトップへ

Search

Information

sumiko

Calendar

12月 « 2020年01月 » 02月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Categories

Links