hearing the unheard voices

小鳥たちと対話し、自然と人とが調和できるバード・サンクチュアリを創立しています。http://homepage2.nifty.com/birdsanctuary/index.html

生命の wreath

kibino-ho

 (正月二日は、野鳥たちに
 自然に育てられた黍の穂を
 贈ります!)

毎年話題にするお正月のお飾りですが、昨年暮れに近隣のスーパーマーケットに大量に売られているお飾りを目にしました。この辺りで売られている飾りは、売られる先から、三が日が過ぎたらゴミ箱直行であろうと想像できてしまい、さらには不燃の有害ごみとなるものも多く含まれていました。やはり今年も手作りすることに ――。

昨年までは、小さな飾りの輪(藁で編んだもの)をホームセンターで手に入れて、そこに木の実や蜜柑や水晶を飾ったのでしたが、ことしは輪っかから手づくりです! 決め手は藁! ―― 何と何とこのために、水戸の先輩から頂いた納豆の入った藁苞をほどいて(勿論納豆は美味しく戴いて)、藁をよく洗い、縁側で陽に当ててよく干して準備していました。納豆の粘りを取るだけでなく、納豆菌も陽光で消毒 ―― 普段はそうして、植えたばかりの植物たちの霜よけのための敷き藁として利用します ―― 更には、新年に相応しい凛とした気合の元に、輪に編みました。大変に不器用ですが、日頃から、癖ッ毛の三つ編みや編込みで(自分の 笑)苦労しているから、感覚で編んでいけます。

okazari1


今年は、野鳥たちへのお正月のお振る舞い用の燕麦の穂、黍の穂、唐黍の穂と、紅蜜柑を飾りにしました。毎年、この飾り輪の蜜柑はすぐに食べられてしまう(誰に …?)ので、今年は全て食べられるものへ!! 

それほど手がかからずに、心からの命への祝福の飾りができました。野鳥たちの食べ残しも、藁をまとめる輪ゴムとリサイクルの針金以外は、土に還ります。幸運を呼ぶ、希望や祈りを繋ぐ、という wreath 本来の意味に沿い、sanctuary の希求に叶う、お正月のおめかしができました。


okazari2


一番凍え、一番飢える、後1~2カ月、食べものが少しでも皆に行き渡りますように!


tengu-natto
 (こちらが貫録の納豆です。)




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里山のタカ サシバ を守る保護活動へのご協力、ありがとうございました!

春になると南から日本へと渡ってきてくれる渡り鳥のタカが、サシバです。日本では里山で暮らす鳥として、里山の豊かさを示す指標種ともされています。Bird sanctuary に近い山でも見かけますし、野鳥の師匠S先生の森や気功のE先生の庵のある筑波山近郊の八郷はサシバの里です。

サシバは近年、生息数が減少し絶滅が危惧されています。日本では絶滅を守るための調査や繁殖地である里山の再生活動の取り組みがありますが、一方渡っていく先の越冬地や渡りの中継地であるフィリピンでは毎年3千~5先羽のサシバが違法密猟で殺傷されていることを知りました。わたしが会員であり、自然観察指導員の研修を受けた日本自然保護協会の会誌『自然保護』2016年MAY/JUNE号(No.551)では、《海を越えるサシバ保護活動》という特集を組んで、この実態を報告しています。フィリピンでは既に、地元大学生や関係機関の職員の方々が違法密猟からサシバを守る活動を開始されているそうです。

日本自然保護協会では、アジア猛禽類ネットワーク(ARRCN)と協力して、
・地元大学生による密猟監視と渡りのモニタリング調査の支援
・地元住民を対象にした猛禽類保護の普及啓発活動
・地元住民によるサシバを対象としたエコツアーやバードフェスティバルの実施体制づくり
の取り組みを進めるとのことで、そのための寄付が呼びかけられました。

日本の里山の自然を大切にしてゆくために bird sanctuary での活動を続けていますが、大切な自然は里山だけでなく、奥山も、河川や海も、遠い海外にも、息づいています。奥山や海や遠い地域の自然は、自分では直接護れないので、護ってくださる方々や団体に寄付しています(ほんの僅か、と言われてしまえば確かに僅かの額なのですが、、、)。里山の鳥たち・動物たちは、環境汚染の少ない自然と調和した暮らしをして、多様な樹々や野草を育てて、細やかでも全力で、共存できるようにしていきたい ―― 一人一人の、一滴(ひとしずく)が、集まれば泉となり湖となり大海となるから。しかし渡り鳥たちがずっと青い地球上を旅できるためには、旅の途上も、日本の里山から離れ半年を暮らす越冬地や繁殖地が、護られていなければならないのです。(大好きな友達のジョウ君 ―― ジョウビタキ ―― は、今頃チベット〜中国大陸からこの地に向かって必死の旅をしているはずです!)

勇気を出して今回は、幾度かの機会に、小鳥繋がりの大切な方々に寄付のお誘いをさせていただきました。押しつけがましくないかちょっと心配しましたが、皆様、即座に、快く、大変暖かく、サシバのために動いてくださいました。

そして7月から始めた寄付が ――。

―― 何と、今日で、寄付額51,015円!!!!!


心震える集まりである<ことりyoga>のメンバー、R.S.様、S.E.様、A.B.様、H.H.様、M.K.様、M.A.様、M.I.様(記名順)、そして気功のT.E.先生、M.T.先生、家族N.M.氏、本当に本当にありがとうございました。サシバ達に替わり、厚くお礼申し上げます。


本日、通勤途中で、郵便振替にて日本自然保護協会に送金いたしました。


ありがとうございました。

仕事先の大学に行ったら、校舎をねぐらにしているのか沢山見かけるハクセキレイの一羽が、建物内に入り込んで2階でパニックになっているのに遭遇しました。一緒に授業をさせて戴いている専任のK先生が出席をとってくださると先に教室に向かい、わたしは何とか捕まえて逃がそうとしましたが、ハクセキレイさん、息も絶え絶えなのに惑って階上に飛んでしまい … 気もそぞろに後にせざるを得なくて、教室に急ぎました。授業後、3階から5階、屋上までくまなく探し、見つからず、痕跡もなく、困って最後に3階を行き来していたらその階の院生(研究員の方?)に声をかけられ、事情をお話しすると、3階でどなたかが無事に逃してあげたとのことでした。鳥や動物など、人以外の命にも優しい方はいつも、どこにでも、いらっしゃるんだな~と、仕事帰りにも感じることのできた一日でした。


日本自然保護協会の「里山のタカ サシバ を密猟から守る!」のご寄付では、サシバの渡りを観察するのが楽しみになるような御礼品、猛禽にしてはかなり可愛いサシバ・デザインのA4クリアファイルや、クリアボトル、ポケッタブルライトトートが寄付者に届きます(今回寄付してくださった皆様にはもれなく、お渡ししたく存じます。お楽しみにお待ちください。)寄付は、協会へ、勿論、わたしも続けてゆきます。

生きとし生けるもの、皆、幸せでありますように!


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雨宿り

夜中に激しい雨が降って、空けても今日は一日雨降りで …

amayadori


窓からそっと眺めると、野鳥レストランの軒下で若雀が二羽、雨宿りをしていました。

確かに、ご飯があって雨に濡れないから、心配なのは急に涼しくなって体力消耗することだけだけれど ―― 他の野鳥さんたちは、どうしているでしょう?

草木たちのためには、もう十分の水を頂いたから、早く雨がやむといいな。

夕暮れになって、小雨となったときに、タヌキさんたちも心配で蚊に刺されながら表に出てみました。5匹もいた子どもたちも、このところ連続的に見舞われた台風の後散り散りになったらしいのです。最近ではたった一匹、額が白く鼻の周りが黒い子がとてもなついてやってきます。そっとおやつを置いて家に入ると、誰か(タヌキ)と誰か(タヌキ)が争う声が聴こえてきました。

… やっぱり皆が、雨のやむのを待っているようです。




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「‘かなわない’こと」

ここのところ、「かなわないなあ」とちょっと打ちひしがれていることがあります。それは ―― Len Howard さん! 1950年代~60年代のイギリスで、野性の小鳥たちと暮らした女性です。

30年以上前から、彼女の著作の翻訳版を持っていて、ミレニアムを過ぎて学位取得が叶ったところから、わたしの抱負は「21世紀の Len Howard さんになる!」ことでした。

1950年代のイギリスと、現在の日本では、自然環境も社会情勢もあまりにもかけ離れ、野鳥と人との距離も差は大きすぎます。シジュウカラやコマドリ、ツグミたちなど野性の小鳥という、愛しい生きものの種類も数も、この65年で戦慄を感じるほどに激減しました。また、ヨーロッパと日本とでは文化的に言って野鳥と人との信頼関係が異なり、残念ながら一部例外を除き、日本では野鳥にとって人は多くの場合に恐怖の対象でしかありません。

それでも21世紀の今、ここで、野性の小鳥たちの‘聞こえない声’を聴き、野生を野性のまま敬いながらも、彼らを裏切らない対話の道を開く糸口がどこかにあるだろうと探してきました。

そして sanctuary で暮らしての四年目 ―― 研究のために Len さんの本を再読しながら、ハッとうな垂れました ―― 彼女の細やかで鋭い観察力、あらゆる生きものと同じ目線、同じ時間感覚でいてこその観察、その共感の力とそれを体現する身体感覚、柔らかく温かい‘見守る姿勢’、そして … 種の違いを越えて相手の領域を感じとりしなやかに相手に耳を傾けるすべを切り開く‘創造の力’ … 圧倒的にかなわないなあと感動し、かつ打ちのめされるものでした。(ずっと異種の生きものの‘聞こえない声を聴く’をテーマにしてきて、またこの4年は「答えあってこそ、生き方あってこその研究!」を目指してきたので、彼女の「聞き耳頭巾」と自分ができたこととの差は、よく観えます。)

でも、この「かなわなさ」があるからこそ、先がもっとあるはず、まだ進む前はあるはずだということも改めて確認できました。今ここでのわたしとして、環境や能力こそ違っても、備わった環境で潜在的な力を信じることはできます。

たとえば、デジタルでスピーディーなインターネットを介してのコミュニケーション形態は、現代は従事せざるを得ないものではありますが、そのモードと、鳥たちの声を聴くためのモードは相いれません。鳥たちもスピーディに動きますが、彼らにとっては空間の広がりと、そこに在る‘空気感’のようなものが不可欠ではないでしょうか。自分たちの生活圏の空間にある、繋がっているもの(仲間など)や新たな変化(環境の変化や敵の出現など)をダイナミックな躍動の中で瞬間瞬間感じとり、からだで反応してゆける身体感覚が必要だという気がします。Len さんは常に自然と一体となれる態勢にあり、そうした空間をミクロにもマクロにも繊細に捉えられる、精妙な感覚を持っていました。二次元に集中するネットの画面は、時に中毒となるほど刺激的ですが、そのコミュニケーション形態に身を置いている限り、必要な感覚は得られません。むしろ、ずっと直観していたように、自然と調和しながらの瞑想に持続的に身を捧げ、そこでの感覚の広がりや深さに委ねてゆきたいと感じました。

一方で、野鳥たちと彼女とのことには、今のわたしたちにとって、あっと驚いたり、新たに気づかされたり、深く振り返ることのできる宝物の詰まった物語なので、ますは研究発表と並行して、ちゃんとまとめて伝えなければ。ネットのここやHPでも、異種間コミュニケーションの大事なケースとして、これから少しずつ書いてゆこうと思います。



レストラン初夏
 (冬に限定したほうがいいと考えていた
 野鳥レストランも、現在子育てに忙しいスズメやキジさん
 のために限定営業中 -- 巣立ったばかりのスズメの
 若鳥たちが近くの木の枝につかまりながら飛行訓練中です。
 写真では見えにくいですが、実はこの餌台の真下で、
 キジのお母さんが用心しながら雑穀をついばんでいます。)






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困りました。。。

(済みません! お食事中の方は、あとでご覧になってくださいね。)


週末から、困ったことになってしまいました。

ジョウビタキ1

土曜日くらいから、何となく気になっていたのですが、日曜の朝、車で出かけようと愛車に近づくと、赤い実を食べた鳥さんの落し物が両サイドミラーに集中していました!

朝早くから、「ヒー ヒー カタ カタ」と家の周辺で鳴き声を聴かせてくれる、ジョウビタキ君だと直観しました。毎年、1~2羽、冬の bird sanctuary に渡ってきてくれ、人懐こい様子でしばらく滞在してくれる、大好きな冬鳥です。

今年の子は、男の子(オス)で、(去年の子は北西の林の奥にいて用心深かったのですが、)家の周辺にいつもいて、鳴き返すと、鳴き交わしてくれる、とても人懐こい子です。この土地にご縁があった冬にも、人懐こい男の子が訪れてくれていましたが、その時と同じく、すっかり葉っぱの落ちた野茨の木の茂みの中がお気に入りです。


―― しかし、車は大変な汚れようです。掃除で、ぎりぎりの時間に出るはずが、遅刻となってしまいました。しかも、この様子だと、始終車のミラーと向き合っている様子 -- 冬の寒さの中、少しでも暖をとり、食べ物をとってほしいのに、大丈夫かしら? 

ジョウビタキは、鏡に映った姿が他のジョウビタキだと捉えるのか、車のミラーや道路の曲がり角にあるミラーに反応して、ずっとそこで映った「相手」に向かっている姿がよく目撃されています。確かに、一冬に同じ庭には一羽のジョウビタキが在中し、縄張りや居場所がきっちりしているらしいし、同種や近縁種のヒタキと戦って陣取りをする姿も目撃されます。

そうすると、ミラーに映っている「相手」は、自分の居場所にいる、とても気になる相手なのかしら?

落し物の具合から、ともかく、サイドミラーの前にずっと居なくちゃいけなくて消耗するのはよくないと想い、出先から戻った後、ミラーを伏せておきました。


―― そして今朝!!!

ジョウビタキ2

ジョウビタキ3


せっかく伏せたのに、効き目はありませんでした。伏せたミラーとウィンドウの狭い隙間に潜り込んだり、サイドミラーの上に乗っかったり、近くでホバリンぐしたりして、‘狭いスペースに逃げ込んだ相手??’が更に気になっている様子です。

冷え込んで、冷え込んで、フロントガラスは固く凍っています。

そんな寒さの中、日当たりの良い場所で暖かくして、まだ残っている木の実を食べて、少しでも寒さに備えてほしいのに!


困りました。

どうしたら良いのでしょう?


・・・・・ yogaをしながら、ようやく閃きました。

ジョウビタキ4


サイドミラーに、手拭いを巻きました。

サイドミラーの頬かむり? これで様子を見ていると、それでもしばらくは、ミラーにご執心でしたが、少し経つと他の場所を飛び回ってくれるようになり、ホッとしました。


一昨日、昨日と、こちらの地元に長らくお住いの大先輩の方々とお話ししましたが、今年は山に全く食べ物がないのか、野生の動物や鳥が早くから里に下りてきているようです。秋頃から、sanctuary にも沢山、多種類の鳥たちがやってきて、タヌキやイノシシやハクビシンもうろうろしています。特に、ドングリが不作でほとんどない、とか、柿が実らなかった、とか耳にしましたが、奥山はどうなっているのでしょうか。単なる年ごとに来る不作ならいいですが、環境の変化、大規模な伐採や汚染のせいでないことを祈ります。

白樫の実(ドングリ)が秋初めにカケスによってすっかり食べつくされ、次いで少ない柿の実目当てにかつてないほどのヒヨドリやメジロ、次いでマユミの実、ヨウシュヤマゴボウの実、南天の実、そしてムラサキシキブ -- 今は、本来は年を超えるまで残っているはずのガマズミの実が競って食べられています。

もっともっと、生きものたちが命をつなぐ豊かな場所としたいけれど、今期はこの後が正念場 -- 後は、竜の髭やヤブミョウガといった黒い草の実、イネ科の草の穂などしか残っていません。ヒヨドリやメジロ、そして越冬する蜂やハナアブは、お花も頼りにしていますが、せっかく植えたビオラやプリムラも、凍って萎えかけています。もっともっと工夫をして、来年は木の実が残せるようにしたいです。

今年は後は、買いためておいた雑穀やヒマワリの種、そして蜜柑 -- その他、メジロさん用に砂糖水、エナガさん用に‘バター系のものを木の地肌から食べられるようにする’実験もしてみようと思います。

奥山はどうなっているのでしょう?

生きもの全体の数の減少からすれば、小さすぎる箱舟のような場しか用意できませんが、命皆暮らしやすくなっていく未来のその時まで、(その難しさは痛いほど感じつつ)今できる最善のバランスで手を添えられることが叶いますよう、手足を自然神にゆだねます。








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