hearing the unheard voices

小鳥たちと対話し、自然と人とが調和できるバード・サンクチュアリを創立しています。http://homepage2.nifty.com/birdsanctuary/index.html

一生懸命

数日前は、3月中旬の暖かさだったのに、雨が降ってまた寒さが戻ってきた。暖かいのも、地球温暖化の深刻さを伝えるようで、南極のペンギンたちやホッキョクグマたちが心配でたまらなくなる。でも、寒いとまた、寒さで野鳥たちがしっかり生きていけるかが心配だ。

職場の仕事が立込んでいて、グロッキーになりつつ流れ作業的にこなす以外何もできていない状態だ -- 一からやり直そうとしているバードサンクチュアリ創立の夢の実現も、現実には何も手がつかない。かなり落ち込み加減で、通勤する朝、この寒さのせいか、たくさんの鳥たちと出遭ったよ。

シジュウカラやヤマガラ、エナガ、コゲラの混群が、葉の落ちたケヤキの木や茶色くなったヒノキ林を、少しずつ移動していく。カラたちの鈴のような声が下にいるわたしのところまで降って来る。

涸れた松の木の下の藪には、とても鮮やかなナチュラルベージュオレンジの胸をした精悍な鳥 ・・・ モズだ! 獲物がいるのだろうか? そこを住処にしているジョウビタキは ・・・ 大丈夫だろうか? 

遠いキャンパスの授業のために、大学の大きな池の前を通りかかる。すると、切なげなキョーイイ キョーイイと訴えかけるような鳴き声がする。あ、カワセミだ! 瑠璃色の翼と背中、対照的なオレンジの胸の小さな鳥で、以前はこの池に、よく魚を捕りに来ていた。キャンパスの入り口近くなので、野鳥好きでない学生たちや、訪ねてくれたわたしの友人・知人は、信じられないほど美しいこの鳥に感激して見入って、それを報告してくれたものだ。この池は、その他に、アオサギやゴイサギも来ていて、微動すらせずにじっと枝に止まり、獲物を狙っているそのひょうきんな顔つきや身ぶりが、やはり人目を引いたものだ -- 「こんな鳥がいるの??」 
 だが、池の周辺は車椅子が通れるようにコンクリートで遊歩道ができ、池の藻の掃除をする魚が鳥に食べられないように、1年前に池のそこここにたくさんのロープが張り巡らされてしまった(人間が手入れするその考え方はわかるのだが、鳥と同化しているわたしは、ロープに絡み付いて傷ついている鳥がいたら、すぐさま池に入って助けてやるんだ! と始末書覚悟ではさみを持ち歩いていた)
 カワセミは、寒い中、他では食べものを得ることができず、再びこの池にやって来たのだろうか。はりめぐらされているロープ、切なげな鳴き声、上手いこと餌が取れたにしろ、断念せざるを得なかったにしろ、複雑な気持ちだが、

 「ちゃんと、どこかで、がんばって生きててくれたんだね」

バス停に向かう途中、歩道と駐車場の間に生えているほんのわずかな植え込みの下を、何かがごそごそ動いている。小鳥じゃなくて、ちょっと大きいのは ・・・ シロハラ! おいおい、こんな車の埃とゴミだらけの、申し訳程度の藪の間で、君は何とか食べ物を探しているのか。生き延びるために、あまり汚染されていない何かがあれば良いんだけれど・・・ 

鳥たちは頑張って生きようとしている。

それは大変で、頼りにしているであろう自然がどんどん無くなったり汚れたりしていく今のつくばでは心配なんだけれど、出会えたたくさんの鳥たちが頑張っている姿は、わたしを元気付けてくれた。

悪い方のことに囚われたり、肩を落としている場合じゃないぞ。いま、ここで、ほんの些細なことでも、取るに足らないと思いそうになるようなことでも、できることをしよう。鳥さんたちをよく観察し、その声を聴き、人間との摩擦がなるべく起きないように、気にかけていよう。植物たちが少しでも生き生きするように、伐採や汚染に打ち勝って、空気や水や土を綺麗にできるほどパワフルであるように、いつも大切にこころにかけていよう。プラスチックのゴミは出さないように、拾えるときは拾うようにしよう。どうしても車に乗るときは、出したCO2よりも”地球の命たちにとってプラスになる目的や理由があるのか”確認してからにしよう。周りの人も和んで、ほっとリラックスして、小さな命たちの声を十分聴けるだけ幸せでいられるように、まず自ら綺麗なエネルギーを放つようにしよう。
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ことりは淋しがりや

この週末二日間は、センター入試で朝から晩まで拘束状態だった。
朝早く、ことり(文鳥)たちのかごを掃除し、ごはんとお水と小松菜をセットして出て、帰ってきたら鳥にとってはもうとっくに就寝時間。それでも、朝と帰宅の(寝ているのを起こして悪いけど)挨拶はしたけど、小露鈴とgaeaちゃんの立場からしたら、わたしは「ずっと、いない」。

今朝はちょっとゆっくりできたので、小露鈴と遊んでいると、彼女が一等先に始めたのは、何だと思う?

台所で洗いものをしていたら、その手首の辺りまで来て、右手と左手の間をそわそわ、ぴょんぴょん ・・・ あ、水浴びしたいんだ! 

水浴びの容器にお水をためて、手でぱしゃぱしゃ”誘い水”をはねかすと、早速水浴びを始めたよ。両方の翼を開いたり閉じたりして、全身たっぷり水をかけ、その後ストーブの前で乾かした。乾かすため翼をばさばさ羽ばたかせていると、今度はgaeaちゃんまでとっぷんと水浴び容器に入って、つられての水浴びを始めた。

そういえば、いなかった二日間は、(もちろん、かごの中に水浴び容器をセットして、いつでも水浴びできるようにしておいたのだけど)小露鈴は水浴びしていなかった。いつもだと、留守中でもするんだけど、しなかった。gaeaちゃんも、水浴びしていなかった。

普通なら、わたしがずっといなくて、遊べないんだから、時間はたっぷりあるはずで、ならば「暇にあかせて、水浴びすればいいじゃない」という気がする。

でも、人間が二日間も一緒に遊ばない、なんてことは全くないので、リラックスして”水浴びモード”になれなかったのではないか、という気がする。ごはんの減りも少ない気がする。人間が、小露鈴やgaeaちゃんを連れて、他のところへお泊りに行っても、声をかけたり、遊んだりすれば、小露鈴もgaeaちゃんも水浴びもするし、ごはんももりもり食べる。

動物によって違うらしいが、うちのことりたちは、環境が変わっても根本のところで(食べることや水浴びなど)へこたれないが、“いつも一緒の家族”がいないと、根本のところで生命力が薄まってしまうような気がする。多くの鳥類は、野生では、《つがい》や《群れ》を作ることで何とか外敵や厳しい自然条件から身を守っている。だから、互いのコミュニケーションや情愛はとても大切なんだと読んだことがある。

ごめんね。

以前、イギリスで研究発表するために、1週間小露鈴を家族に預けたことがある。帰国したとき、手を差し伸べてもとにかく人間の手を強く噛みまくる鳥となっていて、驚いたことがあった。そのときはすぐに、以前のようにいたずらで噛んだり、甘噛みはするが、ときたま“程度を知って”噛むだけの小露鈴に戻った。だけどその小露鈴の変わり様に、鳥を1週間置き去りにすることの重みを痛いほど知ることになった。

同じ文鳥好きの知人に聞いたのだが、その知人が大学生だったとき、実家(北海道)に帰るために1週間友人に文鳥を預けたら、その間に、文鳥はごはんをほとんど食べず、死んでしまったという -- 預けた友人は優しい人で、ごはんもちゃんとあげていたのだが、知人がいなくなったことによる「孤独死」だったそうだ -- 「実家に戻るだけだよ。1週間したら戻るんだよ」と文鳥には伝えられない。知人がいなくなって、文鳥はごはんを食べられなくなった。

この先もずっとずっと大切な家族でいること、ちゃんと戻ってくること -- 「いま、ここ」を超えた時間のことは、ことりたちには(人間同士が伝え合うようには)伝えられない。

人間にとっては当たり前のように玄関から出て行くときでも、当たり前のように戻ってきて小鳥たちが大歓迎で鳴いてくれているときでも、その間彼らがどんな気持ちでいたのかは、なかなか汲み取れない。

鳥は、本当に淋しがりやの生きものだという。一羽で閉じ込められたり、ずっとかまってもらえない飼い鳥たちが、自分のからだを噛み切ったり羽をむしったりの自傷行為に走ることはよく知られている。(これは言語同断な話だが) 鳥によって知能の程度には差があるが、鳥は相手とつながり、相手と確かめ合うコミュニケーションを欲している、情愛の深い生きものだと思う。

だから、一日のうち少しでも、ことりと”一緒にいる”「いま、ここ」の時間を大切にしたいと思うようになった。

ことりたちがどんなときに淋しいか、淋しいとどんな風になるのか、もっと汲み取れるようになって、「淋しくはないんだよ。またすぐ逢えるんだよ、遊べるんだよ」と何とか伝えられないものか -- 益々異種間コミュニケーションに磨きをかけられないものか。

小鳥のお菓子

 (でも、人間も、小鳥と遊べなくて淋しかったんですぅ~ 
  センター入試の間は、買い置きしておいた「小鳥のお菓子」を
  お昼休みに戴きました。う~ん、可愛すぎて、食べにくかったけれど)
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日々異種間語を喋っているのが怖い?

文鳥たちと暮らす日々、ことりたちと対話しながら自分の喋っている“言葉”に、ふと気付くと怖くなる。

小露鈴アップ

「出してよ!」と主張して、自分の部屋(鳥かご)から出たばかりの小露鈴が、キャルルル、キャルルル(文鳥語では怒りなのだが、このときの“口調”は、それほど放っておいた訳でない限り、強くない)と訴え(鳴き)続けている。わたしは、「ごめんね、ごめんね」と節をつけて鳴き(答え)返す。

-- このくらいなら良いのだが、朝起きたばかりのころ、小露鈴が「チャチャ、チャチャチャ」とそこらへんを探検して跳ね回りながら、いろいろお喋りする。それに合わせて、わたしも ・・・・・ 

《う~ん、なんかすごい恥をしのんで書かなきゃ。》

「あみゃ! あみゃみゃみゃ・・・」(「そうだね、そこに紙切れ落ちてるね」、等々)

部屋のドアを空けると、急いで肩まで飛んできてくれるgaeaちゃん。止まって、小首をかしげて、「ヒョン」(甘え加減の彼特有の呼びかけ)と鳴く。

「み~?」(「何?」)と鳴いて(答えて)いるのはわたし。

鳥さんたちが、安心してくつろいでいるとき、喋っていることを聞くのは面白いと思うが、それに答える人間の言う(鳴く)ことを聞くのは、きっともっと面白いに違いない。というか、もしも人様が聞いていらしたら ・・・ いや、やっぱり、まずい、相当変だと思われるのでは ・・・。

人間は、
日本語 +(プラス) 文鳥語の下手な真似 + 変な音
で答えている。

感動的なのは、文鳥さんたちも、それに当意即妙で答えてる。

文鳥さんたちが、人間に話し掛けてくれることは、文鳥さんたち同士が喋るときと若干違うので、文鳥さんたちも、異種間語(人間に話すとき用の言葉)があるみたい。

お目目くりくりgaea


これまでで分かった、文鳥さんと話すときの秘伝とは・・・

文鳥vs.ヒトの異種間語の決め手は、歯切れ(リズム)と情感(音色やメロディ)。リズムを合わせて、音に気持ちを込めると、かなり正確に伝わるよ。

「大好きだよ」という言葉を辞書的な意味や文法で伝えるんじゃなくて、”大好きだよ”とこころの底から気持ちをこめて声を出す。すると、伝わるんだ。反対に、「大好きだよ」と上の空で言っても、聞いてくれない。ましてや、そのとき文鳥さんに対して苛立ちを抱えていたら、逃げていってしまうよ。もっと簡単に言うと、”誠実に”話せば、日本語であろうと(何語であろうと)、気持ちは汲み取ってくれる -- 文鳥さんたちの“情緒”や”気分”に対する感受性は、かなり鋭く、繊細だから。

それよりちょっと難しいのが、文鳥さん一羽一羽のモードに時間的に同調すること。今ここで、ペン先に向かって怒っていると思ったら、いきなり隣の部屋に飛んでゆき、何だか一人で遊んでいる。すぐまた、人間の掌に止まり、丸くなって甘噛みする ・・・ 鳥さんたちの”気分”は、刻一刻、変化する。それをどう受け止めて、同調していくか。それが、対話していくコツみたい。
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犯人

結局、年賀状の半数は青インクの跡を残してしまった。
年賀状と小露鈴

嘴に沿ってうっすら付いた青い色が、物語っている。(爪や足の裏側にも付いているはず。)

切手とgaea

   (切手を入れたファイルに乗っている。
    今年は、切手を持ち去られなかっただけ、いいか。)

気に入らないとタンかを切る、お部屋(鳥かご)から出たいのに出られないと大騒ぎで鳴いて地団太を踏みドアを嘴でガシャガシャ揺する、人間の服の袖口や片付けていない衣類に片っ端から潜り込む、ケンカをして(鳥同士ですよ、もちろん)ニクッタラシイ声(トゥルルル! カルルル!)をあげる、いつも当人(当鳥?)にこころを注いでいないと怒る、仕事をしている人間の利き手にとまって可愛い姿で眠り込む ・・・ 家にいる時間が長いと、鳥さんたちの“無軌道”は日に日にエスカレートしていく。
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幸せの鳥たち

New Year Arrange

 2007年
 明けましておめでとうございます。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
c&g-mag

 (笠間の『陶歌』さんが贈って下さったペアのマグです。
  人気の高い、外山亜基雄先生の作品です。
  「小露鈴」と「ガイヤ」と名前が入っています。
  小露鈴のカップには太陽が、gaeaのカップには三日月が描かれ、
  たくさんの白い小鳥たちが幸せそうに飛んだり、遊んだりしています。
  おとそも、干支の置物もないですけれど・・・最高の贅沢!)

 みなさまの下に、幸せの鳥たちが、たくさん飛んでいきますように・・・!
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