hearing the unheard voices

小鳥たちと対話し、自然と人とが調和できるバード・サンクチュアリを創立しています。http://homepage2.nifty.com/birdsanctuary/index.html

九月に入ったある朝、久し振りに笠間に向かった。

常磐道を走る中、大粒の雨が激しく振り出した。確かに雨の予報が出ていたが、その朝しか予定を空けられず、また、何かに対して、強い決意のようなものをどうしても示さなければならない気がして、フロントガラスのすぐ前が土砂降りの雨水で煙っていく中を切り裂いていくように進んだ。

笠間に到着し、大井神社を参拝する。稲刈りのシーズンだが、雨が本降りとなり、辺りには人一人いない。

大井神社へ


境内近くまで来ると、天からの水がぶちまけられるように大地を打ち付け、瀧の中に居るようだ。その上、雷(いかずち)まで鳴り響く。雷と激しく落ちる水と暗い空とが、神社と森を取り囲む -- 少し降りれば、里があるはずなのに、異次元空間に居るようだ。

神社に降る雨1


すっかり濡れたわたしは、その空間に包まれてほんのちっぽけだ。雨で濡れるのを気にするタイプではないが、それでも静穏な神社の建物に守られて、しばしの雨宿り。

雨と雷と暗い森と神社とに一体化して、ただそこに居る。

この一瞬ここで生かされていることに対して、感謝そのものになっている。

随分と長いこと経ったような気がして、雷神が一仕事終えたあたりで、境内を後にした。

神社に降る雨2


雨の中でも、ヒヨドリやシジュウカラ、メジロなど鳥たちの声が遠くに聴こえるようになった。

参道を降りる


参道を下ると、空高く、雨雲が速い速度で流れていくのが見えた。

長い参道を出た途端、雨がやんだ。

実り


ふもとの田んぼでは、稲がたわわに実って、充実の黄金色となり、風になびいていた。白い大きな鷺と、それより更に大きな青鷺が降り立っていた。
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