hearing the unheard voices

小鳥たちと対話し、自然と人とが調和できるバード・サンクチュアリを創立しています。http://homepage2.nifty.com/birdsanctuary/index.html

基礎工事 ~4~

ブルトーザーとフタリシズカ

ブルトーザーのすぐ近くに、素敵な山野草、フタリシズカがひっそりと白い清楚な花を付けていました。(シャベル右側、緑色の四つの葉っぱを開いている草)。 うまく移植できるかどうかも自信なく、作業の方たちが優しく扱ってくださることをひたすら祈っていましたが、無事に生き残ることが出来ました。

水抜き後の池

水抜き後、約二週間たった池は、こんな感じです。朝方、キセキレイ(黄鶺鴒)が立ち寄ってくれました。泥の中の何かを食べているようです。池は、これから大工さんが山作業の物置小屋(=面倒くさいので、「山小屋」と呼びます)を建て始めるまでの期間、日干しされます。物置小屋建設のとき、基礎作業の方がブルトーザーを連れて、もう一度いらっしゃるので、そのときまでに今後どういう形にしたいかを検討することになっています。

管理可能な、ちょっとした池、鳥たちの水浴び場、生きもの達のためのささやかな水分補給の場としたいと考えているのですが、答えを出すのはちょっと困難です。もともとのこの池の歴史(山からの大量の雨水の排水をせき止め、竹林の侵入を防ぐ目的で作られ、一時は鯉などを飼う深く大きな池だったらしい)や、池の底のどろどろの状態、池があったことによる排水の悪さ・土質の悪さ・井戸の水への影響などを考えるなら、安易に水を溜めていることが良いことかどうかもわからないし、一週間に一度の通いしかできそうもない当面のわたしの管理状況・管理能力、ずっと水を流しつづけたり水を攪拌しつづけるモーターを回転させるほど経済力が無いことを考えると、いろいろ難しいかな、と思います。それでも、ついついビオトープの勉強なんかしちゃってます。(だって、生きもの達が憩える水のある空間、空を水色に映したり、漣が立ったり、しいんと静かになったりする、ささやかでも綺麗な水場、憧れだったもの!) そして、実を言えば、水を流しつづけるわけには行かない池には、植物のアシの浄化力が助けになる、と聞いてから、「水生植物」「湿生植物」なんかの勉強にもはまっちゃっていますぅ。うん! 少なくとも、日本在来、稀少な植物となりつつあるコウホネとヒツジグサ(睡蓮の日本ヴァージョンだよ)、それにアシ!! は植えるんだ。少しは、トンボなんかも飛んでくるかも。イトトンボ、好きだな。稲田の大家さんの睡蓮池には、5種類以上のトンボがいたな ・・・・ そうそう、池の周辺には湿原植物も少し ・・・ (←こらこら、湿原創るんじゃなかったでしょ。小鳥さんの森を創るんじゃなかったの?)

工事の息抜き期間

あちこちたくさん、掘りかえされていた地面も、殆どは元通りになり、山小屋の建設を待つばかり。せっかく植えたのに強引に移動されられた苗木たちも、そっと様子を見て、良い按配のところに植え直しさせてもらわねば。

荒地に咲いてくれたガマズミ

怒涛のような工事のさなか、池のゴミやら土砂やら、切り倒された枯れ竹やら、ブルトーザーやら忙しく働く作業の方々の動きの中で、耐えて無事にいてくれた、(その直前に)植えたばかりのポット苗のガマズミさんが、白い花をつけてくれました。ごめんね、怖い思いをさせて -- こんなの一生に一度にするからね! こんなに大変な中で、咲かせてくれて、本当にいい子!
このページのトップへ

基礎工事 ~3~

池の方も、ブルトーザーほか、工事の手が入りました。まずは大きな堀をつくって水を抜き ・・・・

工事-堀1

作業の方たちのペースは結構気の向くまま。基礎をお願いできた方たちは、今回は早いとこやってしまおう、という感じだったらしく、月曜日に始まるはずが日曜日に始まってしまいました。工事二日目にしか、わたしは立会いにいけなかったのですが、うわわわ、この池の淵の辺りにいたカエルさん達、蛇さん達、無事に逃げ出したかな・・・・ ?

工事-堀2

こりゃ-、すごいわ。深くて大きな堀 -- ここまで掘らないと、溜まりに溜まっていた水は流れていってくれなかったのです。自然や、生きもの達はびっくりしたろうけど、そして、誰かにあまり酷い影響がないといいのだけれど、山からの水を溜めた池は予想以上に深く、濁り水をたくさん溜めていただけでなく近くの井戸(植物・動物・人間の飲み水を頂く予定)の水位や濁りにも影響し、ここから家までの5Mほどの土地の地盤(少し掘れば水が染み出る)にも影響を与えていた。そして、このところの蒸し暑さ・雨の少なさが手伝って、水は淀みに淀んで黄緑色の藻で覆われて、今にもやぶ蚊や虻の繁殖天国になるところだった。しかも、小さな子どもなどが入ってきて遊んで落ちたりしたら、下手すると大きな事故になるところだった。

池の土砂

池の中や底にあったゴミ、池の底のどろどろのものを掻き出したら、こんなになっていったよ。うわぁ~大変だわ。それに臭い。一杯ザリガニが出てきたという。二日目に行ったわたしも、三、四匹蠢いているのを見つけた。どうしよう。自然環境や生態系の本やネットで調べると、外来種のザリガニは自然にも環境にも日本の生態系にも良くないという。だけど、ザリガニも生きもの -- 命ある生きもので、ザリガニが悪いのではなく、人がその時代時代の自分の都合で導入したり放したりしたせいで、嫌われているのだ。そして未だに、小学校のクラスで飼われていたり、子ども達の人気者だったりもする。

(日本の生態系を「荒らす・乱す・害する」と言われる外来種の動物・植物たちを、大手主流の自然保護団体の多くは、「捕獲」という言葉を使って、罠をかけたり捕えたりして殺生している。人間が自分の都合で、その地域に無いものを持ち込んで、野に放つという責任放棄をし、さらには別の人間が〝その結果としての自然や生態系を〟自分のコントロール化に置こうとして〔「日本の自然の管理」とか「農民や地元住民の生活を守る」という名のもとに〕、今度は殺す。『あらいぐまラスカル』の流行によって、考えの足りないペット業界が輸入したアライグマを、飼いきれなくなった人々が野に放つという責任放棄をし、今度は「日本の生態系を守るため」「農作物の被害から農家を守るため」捕獲して「どの地域でも皆殺しを目指して殺さざるを得ない」現状がある -- 「何より自然や命を大切にしたいから」自然を守ろうと活動している人々が「可愛いけれども」「可哀想だけれども」「アライグマに罪は無いけれども」アライグマを殺すのだ。そして、その行為に対して、反対している大手自然保護団体もまたあるけれど、両者の喧嘩は、これまたわたしにはついていけなくて、結局その論議を読むのさえどうしてもきつくなってしまった団体、実際に子ども達や学生達が「殺す」ということについて問いかけをして、それにきちんと答えるどころか耳を貸さなかった団体については、退会した ・・・・・ どの団体も、崇高な理念を掲げており、それに比べてわたしはただの弱虫だ ・・・・・ その団体に代わって、そのとき子ども達や若い学生たちの問いに、その当時自分でできた最大限の範囲でも答えることをしなかったわたしは、誰よりも一番卑怯だ。でもわたしは、『あらいぐまラスカル』をテレビで見て「可愛いなあ」「いつか僕もアライグマと友だちになりたいなあ」と思ってきた子どもが、今度は大人がこの生きものを悪者扱いし、殺そうとやっきになっているのに遭遇しなければならないことが痛いと思う。自然大好き!生きもの大好き!命って感動!と、自然保護団体が長い経験とノウハウで子ども達に伝えてきた自然観察会や身近な自然を愛でる場面の中で、「この生きものはね、悪いんだよ・・・」と教えて殺すのを、自然や生きものや命が大好きになった子ども達が現場で目撃するのが怖いと感じる。自分がその子どもだったら、どうなるだろう? わたしはもう何十年も前から子どもではないけれども、生き物が殺されるのを見るのは辛すぎる、哀しすぎるよ。その場その場で、誰かを「悪い」「害悪だ」と断定する大人は怖すぎるよ。殺された命は、どんなに泣いても、悼んでも、もう戻ってこなくて、その子のことを思うたびに胸はどうしようもなく疼いて痛い ・・・・・ ) 

蠢いているザリガニも、このままでは死んでしまう。しかし、人間の都合だけれども、池はどうしても現状を替える必要がある。一端は掃除をして日干しにしなければならない。逃げ出したもの、工事の犠牲になったものがどのくらいいたかは知らない。だが、目の前のザリガニは、結局そのままは見過ごせなくて、一端たらいの中に入れて考えに考えて、ザリガニがすでに繁殖している池に運んだ。ごめんね、何もかも。ごめんね、命、生態系。

水抜きした池1
水抜きした池2

水抜きした池は、こんな感じです。

水抜きした池3

このページのトップへ

基礎工事 ~2~

基礎工事

ブルトーザーが入っています。この土地に元からあって、ずっと気になっていたし、多くの方々に「やっぱり目障りだから(自然や生態系のためにも)片付けられないかしら」とご助言いただいていた、古い基礎(家屋の土台)。土地を検討したとき、基礎があまりにも古くてその上に植物が根を張っていたため、最初は気付かなかった。けれど、気付いたときも、不動産屋さんには、「ここでシイタケ栽培かなんかやっていた跡でしょう」「作業をしたり、バーベキューなんかやるとき便利かもしれませんよ」とごまかされてしまった。後で調べると、しっかりした家の基礎(沢山の礎の石が埋められている)で、しかも土地のずっと奥まで広がっていた。解体・撤去には結構なお金がかかることが分かったが、信頼できる大工さんに相談して、一部は、すぐにも必要な山仕事の物置小屋の基礎として利用し、あとは大工さんの知り合いの基礎屋さんに撤去をお願いすることにした。

大変だけど、これでかなりの土地を、無用な人工物の状態から、自然(土・植物・鳥たち)に還すことができる。

排水1

排水2

小さく細くてごみの溜まっていた溝を、大きく深く掘り返しています。最初から、この土地、特に家屋の北側と真竹のある南側は、じめじめ、じとじと、風が吹いても湿気が取れないな、と気になっていた。苗木を植えようと、土を掘り返すと、石や瓦のかけら、陶器やガラスのかけら、山砂(じゃり)、粘土質の土、と出てきて、しばらくすると、じくじくと水が湧き出てきていた。北側の池には淀んだ水が溜まり、丁度同じ水位で井戸にも汚水が溜まっていた。この土地よりずっと高い、山の上にある神社の神主さんに、「雨が降ると、山からの水で、ずっと大変な土地だった」と聞かされた。

雨水を受ける山の麓 -- それなのに、こんなに排水が悪く、水を溜め込むようじゃ、どうにもなんないよ。最初から気になっていた荒れた竹林も、土砂災害の予防から家を守ってくれていた恩人(恩植物)かもしれない。だけど、湿生植物以外は、生態系も家も人もこのままでは健康とはいえない。少なくとも、水はどんどん流さなければ。

考えに考えて、にわか勉強もして、地形や土壌や竹林やその他の植生の様子を考慮して、溝を拡大して、一端、北側の池の水と、神社から来て溜まっていた水を流しだすことにした。〝自然・生きもの大好き〟の方々の書かれた本や、ネットのページを読むと、カエルや蛇や虫たちが落ちて這い上がれず、そのまま干からびるか流されてしまう「U字坑」は、排水のためといっても賛成できない。かと言って、大工さんの提案された「排水パイプ」を埋めてしまうという案も、自分達で日ごろの手入れや掃除が出来ないので、不安は残る。結局、のちのち生活廃水路の問題も持ち上がったため、斜面から流れてくる水をせき止める池から少しの間だけ、蓋つきのU字坑で水を流し、そこはまめに掃除をして様子を見ることにし、あとは結構大きい排水パイプを地中に埋めることにした。いずれ地盤がもう少し良くなったら(水を溜め込まず、今の粗悪な土壌もこれからしっかりした森の土になっていく!はず)U字坑は、自分達で手入れできる石組みの溝にして、生きもの達が被害に合わないようにしたい。その方が見た目もずっと爽やかだし。

 -- 工事を始める段階になって、大工さん、基礎屋さん、設備屋さん、わたし、でわいわい検討・協議していて、初めて分かったことだが、何と〝生活廃水が県道にある公共の排水路まで流れるようになっておらず、家の門のところで、垂れ流し〟になっていたんだよ! (きっと昔のままのやり方で、ずっと年を重ねてきちゃっていたんだ) 土地西側の県道に面した面の土地が、いつもぐちゃぐちゃの湿地になっている理由がちょっと分かった! 菖蒲とかセリとか、湿生植物くらいしか植えられそうに無かったもんね。でも、このままでは、前の田んぼにも悪影響及ぼしているし、エコにも悪い -- 危ない、危ない、気付いてよかった。で、早速これも工事開始!
このページのトップへ

基礎工事

近況お知らせするのが遅れましてすみません。

今、my bird sanctuary 第一号候補地では、大規模な基礎工事が行われています。

笠間・稲田にいたときお知り合いになれた、環境に配慮し・その土地に在るものをなるべく有効利用して暮らしを考えてくださる大工さんに、今後、住めるようにするまでのことを相談しました。その結果、《現在の井戸水は使えない ← ずっと使っていなかったため、汚れた水が一杯に詰まっており、しかも内側が既に壊れて植物の根が入り込んだり、虫が涌いたりしている》《生活廃水がきちんと流れないようになっている ← これはエコロジーのためにも駄目駄目、早々に何とかせねば》《下水も問題》《山の斜面にそって流れてくる大量の水をせき止め、孟宗竹の根をくいとめるために作られたと推測できる家の北側の池が、暑くなってどぶ状態、早々にやぶ蚊や虻が湧き出る。しかも、これが土地の傾斜を考え、土壌を考えると、家周辺がじめじめしている原因となっているらしい》等々、一人ではどうにもならない問題が見つかりました。

早急に解決が必要なことも多いので、とにかく前に一歩進むため、工事をお願いすることにしました。

-- 何ていうことで、作業の細かなところについてどうするか決めなければならなかったり、作業してくださる方々になるべくお茶も出せるようにと、短時間の行き来が入り、余裕がなくなってきました。行っても、解決つかないで頭を抱えたり、あと、心配してきてくださった方々に申し訳ないことに、水が出なかったりトイレが使えなかったり ・・・・ ちょうど、職場の仕事の忙しさと重なって、何が何だか余裕が無いな~と自分でも感じます。

でも、もうちょっとで一段落です。

余分なコンクリの基礎やら、古井戸やら、要らない集合浄化槽やらが片付くと、またまた苗木が植えられるのだ 

せっかく植えた苗木さんの一部は移動、大事な子(苗木)と判別してもらえなくて踏まれたりしていた子も無事レスキュー、作業の中心となる地区に育っていたフタリシズカの花を気遣って、はらはらしたり -- 。このところ、急に暑くなったり、雨も少ない状況ですので、ポット苗(小さなポットで育ったため根が絡まっていることが多く、土に移植してもしっかり水を吸いにくい)で移植した子たちも、渇きに苦しむのではないかと、訪れるたび心配です。基礎工事は、人間が暮らすために、そして長い目で見たときこの土地にとっても、必須だといえると思うのだけれど、できるだけ、今ここで暮らす命に優しくしたいと感ずると、ただただ押していくのではなく、立ちどまってそっと耳を澄ませ、さらには細かい段取りを繊細に進めなければ ・・・・

もう少しで、皆さまにもずっと快適に過ごしていただけるようになります(特に水周り)。
このページのトップへ

木を植えよう ~6~

アケビ苗

自生のアケビの下に、「アケビの子ども?」 -- 小さな小さな苗を見つけたので、踏まれたり刈られたりしないよう、ほんの少し移動した。

ビニールゴミ

苗を植えようと大きな柿の木の根元を掘ると、土の中から細いひも状になった青緑の塊が後から後から出てきた。何だろう? プラスチック(石油系)のゴミであることは間違いない。ビニール紐? 袋? プラスチック系のゴミは、何年経っても決して分解しない。そのまま柿の根が巻き込んでしまったのか。根も苦しかっただろう。すでに極めて細いひも状になって、土に混ざって絡まっている。「絶対に浄化するぞ」「自然物だけにするぞ」と強い正義感のような思いが出てきて、根性で土の中から紐の砕片を取り除いていく。

ズミの苗木

ズミの苗木。バラ科で、林檎の花に似た清潔な白い花をつける。事実、昔は林檎の木を接木したという。林檎の木の白い花が大好きなので、そのすぐ近く、竹林の入り口あたりに植えて、元気に育ってくれている。もちろん、果実は鳥さん達が食べる予定。

林檎の木

こちらが林檎の苗木(右手奥に見えるのがズミの苗木)。日本に古くからあった国光林檎の木を矮小化したもので、野生でも良く育つという。この土地には、もう一本、元の持ち主の方が植えられた林檎の木があって、そちらは4月に美しい白い花をつけた。 どんな実がなるのかな? そうそう、以前から一緒に暮らしてくれているクラブアップル(2007年6月28日『Tree of Pureness』ブログ参照)も、今年美しい白い花を沢山咲かせてくれた。まだ鉢植えだけれど、いずれ家の近くに地植えすることにしよう。奥の森の方でなく、家の周辺は林檎系統の樹木が沢山居てくれることになる。〝小鳥との対話〟でわたしが理想とするレン・ハワードさんは、1960年代英国で《小鳥の家》で鳥たちと暮らしたが、そこも林檎の木が沢山あったんだっけ(元は果樹園だった、別荘地だから)。

アブラチャン

アブラチャン。この子もクスノキ科の苗木。現時点では荒れた竹林になっている奥の森に、いずれは(少し切り開いて光を入れて、元気の無いイヌシデの大木らを陽に当ててあげて、元にあった生態系を生かす方法を考えながら)奥の森に植えたいので、しばらくは大きな素焼きの鉢で育っていく。アブラチャンも雌雄異株だという。「この実から油を絞った」というアブラチャンの実を見てみたいので、この子のお相手の苗木も注文した(← だけど、両方オスあるいはメスの可能性もある。苗木の段階で雌雄分からないから --。その場合は ・・・ まあ、いっか。綺麗な木だから)。

ギンラン

とってもナイショなんだけど、ギンランたちが美しい花を咲かせている。か細い薄緑の草で、シンプルだけどいじらしいくらい可愛い形をした純白の花を幾つもつける。見つけたときの、息を潜めるような驚きと喜び、そして、山野草ハンター達のターゲットにされるので ・・・ 悩みは大きい。しかも育っている場所は ・・・ 無断で入ってきて筍採りがされているような場所! ハンターが現れなくても、踏みつけられてしまわないかい? けど、だからといって安全そうな場所(どこだ?)に移すというのも -- まだ(わたしの)移植技術上、倫理道徳上、「サンクチュアリ(聖地)」としてあるべき自然観、等々、こころが揺れる。今度、S先生に相談しよう。

ヤマユリもそう。多分モット危ない。「一杯咲いてたんだけれど、み~んな盗られてしまった」と元の持ち主の方や時々管理されていた近所の方から伺った。だけど、どうも健気に生き残っている子がいるみたいなのよ ・・・。そんなとき、氣功の先輩Aさんから、「ヤマユリの場合は、もっと怖いわよ。摘んでいくだけでなくて、根っこが欲しいわけだから」と伺った。「え? どうして」とわたし(← あの香の強い、綺麗な花が欲しいんじゃないの? と思っていた)。「違うわよ~」とAさんは笑う。「根っこ(球根)よお。百合の根って、本当に美味しいのよ。特に、ヤマユリだったら、料亭の高級食材。高い値段で売れるのよお」。

え?! -- 「年頃の美しい娘を人食い人種に食べられてしまうお母さん」の気持ちが、何となくわかったような気がした(← おいおい、ホントカ?) 

これは危ないよ。山野草ハンター、特に個人ではなく業者のする「全てを根こそぎの盗み盗り」も怖いけれど、食べもの・高く売れる、となったら、相手は少数派の悪い人ではなくて ・・・ 筍普通に採ってく人とおんなじだからね(筍の場合は、オッケーというか、これ以上増えると困るので、夜無断ではいられるのは治安上困るが、一般には歓迎、という感じでしたが)。

いやいや、こんなことばかり心配しているのもならん。あくまでもサンクチュアリ(聖地)だからね ・・・ とも思ってみるが、「やっぱり一番難しそうなのが、人間との調和(ハーモニー)」。

ま、ゆっくり感じて、見極めていくことにして--。それでも、ほら、見上げると、荒れた竹林の隙間を縫って、こんなに綺麗なカエデの新緑~ 

カエデ緑

ね、溜息が出るほどだね。わたしは〝木漏れ日〟が昔からだあい好き。こんな緑を透かして、空を見上げると、自分までカエデ緑に染まってしまうよ~。
このページのトップへ

クロモジ

ガーデンセンターで一目惚れしたクロモジ(クスノキ科)の苗木が、爽やかに育っています。

クロモジ1
   (クロモジ 下のほうに小さなケヤキの苗木も一緒)

ピンク紗羅の木と同じく(3月28日ブログ『木を植えよう ~3~』)、このクロモジにも呼び止められた。大きなリョウブの苗木が欲しくて、でも、かつげないのと予算が厳しすぎるのとで、諦めた後、大きな苗木のコーナーは欲しくなっても無理そうだから目を伏せて通り過ぎることにしていたんだけど、その一番片隅の、「殆ど投げ捨てられているような状態で」苗木が置かれているところで、どうしても気になってそこから動けなくなった。

わたしは yoga や氣功をやっていて、気高い修練を積まれた方や素晴らしいエネルギーの持ち主の方とyogaや氣功の場でふれあうと、得も言えぬ良い香がしたり、シャンシャンシャンシャンと天から降って来るような銀の鈴の音が聴こえたり、胸腺の辺りがキューンと痛くなったりする。多くの方は、美しいエネルギーに触れると、色んなビジョンや色が見えるというが、わたしにはビジョンは稀にしか訪れない。その代わり、嗅覚や聴覚や触覚が何かをキャッチする。 ・・・また反対に、人の苦しみやからだの不調も ・・・ 何だか匂いで分かるような気がする。

奇妙な話かもしれませんね・・・ ごめんなさい。ただ、ガーデンセンターでのそのとき、得も言えぬ瑞々しい、新鮮な ・・・ 何と言おう? 命が生まれて立ち上ってくるような香がしたのだ。

それが、クロモジ。実際に、クロモジは、クスノキ科の樹木の多くと同じく、いえ、中でも優れて、良い香のする樹木だ。(ご存知の方も多いと思うが、上等のツマヨウジを「クロモジ」というのは、良い香のこの木で作られているからなんだよ) そのときは、クロモジの苗木に近付いたわけではなく、遠いところから「木のエネルギーを感じた」ので、「良い香」は現実にクロモジの木の精油の香だったかどうかは、謎ですが --。

何だかもう売れないから投げ捨てられている木が集まっているようなコーナー。しかもそのクロモジの根巻(苗木の根を保護するために布で包んで紐で縛ってあるもの)はもうぼろぼろに朽ちていて、元気なさそうな根がそこから除いていた。

どうしても惹かれるけれど、惹かれるからって何でもかんでも手に入れるわけにはいかないし、第一サンクチュアリの土地に植えたい苗木は、野鳥やその他の生きものの好む広葉樹中心で、これまでそうした木の種類として勉強した中には、「クロモジ」という木は挙がっていなかった。それに、あの状態(根巻が壊れている状態 -- それはずっと売れないでそこにあったということだし)で移植して、きちんと育てる自信は無い(わたしは、これぞと思い込んだ大好きな木の移植に失敗してショックを受けた後だった)。

ところが家に帰って、ありったけの樹木図鑑を見ると、「(クロモジの実を)小鳥が好む」と書いている図鑑もあった。クスノキ科で、その葉も枝も幹も良い香りのする木。山の早春、いち早く黄緑色を帯びた白い花を咲かせる木。 ・・・ 何だか頭を離れなくて、思い余ってS先生にお電話して「クロモジって良い木ですか?」とお伺いした。

即座に「ああもう、本当に素晴らしい木ですよ!」とS先生。「野鳥が好むかどうか以前に、もういたって素晴らしい! 筑波山の早春 ・・・ キブシだとかクロモジが咲いてぱっと明るくなって。それにあの香! もうあれは、絶対1本あっていい木です。わたしのところ(森)も欲しいんだけど、ただ、山野に入って採ってくるというのはどうもね (← 注:山野の草木は今、こころない不法採取が横行しているけれど、摂ったものを根付かせるのは難しいし、第一人気のある山野草の中には稀少で絶滅の道を辿りそうなものも少なくない。山林の開発でただでさえ少なくなりつつあるのを、頑張って生きているものを採ったりしないで暖かくそっと見守るようにしたい。S先生のように、彼らを守るために活動されていて、しかも移植や育ち方を熟知されていても、いやだからこそ、採ってくることはしないのだと思う。そして、そんなS先生の森から、木や草を盗っていってしまう人もいるんだけど、そんなの絶対いけない) いや、クロモジは、手に入るなら絶対手に入れたほうが良い」 (-- ほらみろ、クロモジの苗木からのメッセージは間違っていなかった)

ただ、同じ樹木図鑑に「移植は非常に難しい」とも書いてあって、あの状態の苗木、しかも芽吹き前(移植適期)を過ぎて、芽吹いてしまっている子を、わたしごとき植樹新入生が --? 失敗したときのショック、というか、あのクロモジが死んでしまったらまた胸が張り裂けそうになりそうな予感がする。

・・・ もういちどガーデンセンターに行って、「あんな(根巻の)状態で、本当に大丈夫なのか? 移植が難しいというが、上手くやる方法はあるのか」などと係の方に伺うと、遠くにいた専門家のおじいさんを呼んでくれた。大手量販のホームセンター内のガーデンセンターに、あんな〝昔の植木屋さん〟みたいなおじいさんがいらっしゃるとは思ってもみなかった! それで、その〝植木屋さんのおじいさん〟が、芽吹いていない枝は剪定してくれて、運搬のし方や植える場所までの移動方法から、細かな植え方(根巻のまま、土を浅く掘るのでいいので根高で植える、植えてから周辺を腐葉土などで包むようにして固定する、水のやり方、等々)を教えてくれて --あとで園芸図鑑を見ると、「フクザツで一番大変そう~根巻のままなんて、何だか根が可哀想~」と感じていた、一番基礎的な植え方だった(ついでに、そのように植える理由まで本に書いてあって、あとから思うと、それまで自己流にアレンジしてやっていたわたしがいけなかった)。〝植木屋さんのおじいさん〟はその上、根巻が古くなっているからか買い手が見つからなかったからなのか、「値引き(半額!)」にまでしてくれて、ついでに「ここには、キャラの木は一杯あるんですけど、イチイ(野鳥、特にヤマガラがその赤い実を好む ・・・ ただしメス木でないと駄目だけど)の木はないんですか~?」というわたしの質問に答えて、イチイ(背が高いため、生垣用に背の低いキャラよりは売れないけれど、たまに北の出身のお客さんが懐かしくて求めるらしい。これも買い手少なさゆえか、他の苗木に埋もれた日の当たらない気の毒なところにいた)の苗木も探してくれて、しかもそっちもサービスしてくれて ・・・・・

イチイの苗木
   (左側がイチイの苗木。こちらも教えてもらった方法で移植して無事です。右隣にあるのが、これから移植する予定のメグスリノキ)

細心に細心に、教えていただいた通り、クロモジを植えて、おまけに「あなたは絶対死なない! あなたはここに根付いて、すくすく育ち、瑞々しい葉を繁らせる・・・」なんて、催眠術をかけるときみたいにクロモジさんに念までかけた。次に現地に行ったとき、心配ではらはらしていたが、おかげで(?)、クロモジは芽吹かせた若葉をすっきりと開き(ホッ)、空を仰いで無事に生きてくれていた! 根付いてくれたんだ。

実はこのクロモジの根元に、どういうわけか、ケヤキの苗も芽吹いていて、〝植木屋さんのおじいさん〟が剪定の際に「これは要らないか?」と聞いたのですが、「いや、残してください」とお願いしてそこにいる。本当は、大きくなるケヤキは別の場所に植えたいのだけれど、今すぐ根を分けるためにいじってどちらかでもやられてしまうのは嫌なので、今年の夏を過ぎるまでは、一緒に育てよう。いずれ、適切な時期に、ケヤキ君は別のところへ(<移植のし方> -- 適切な方法だけでなく、その苗木にとっての時期や季節など、考えて、「待つ」ことも必要だと学びました)。

クロモジ2

ね、クロモジの若葉緑、素敵でしょう?

このページのトップへ

草刈りデビュー

ゴールデンウィークは、初日(5月2日)に山道具物置小屋建設や井戸・池の掃除や基礎作りのために大工さんとの打ち合わせがあって、 my bird sanctuary 第一号候補地に向かったが、案の定高速で渋滞して3時間もかかり、待ち合わせ時間に遅れそうになってはらはらした。現地は、以前土地を探していた笠間とは異なり、下(高速を通らず主に県道で行く道)を通るとかなり不便で、おまけに下を抜けるとしても連休中混雑が予測される市街地(水戸や石岡)か、火祭りで同じように混雑が予測される笠間を抜けるしかなく、どのみち渋滞が予測される。早く現地に、小露鈴やgaeaちゃんを連れて泊まれるまでに落ち着ければ、日にちや時間帯をずらすこともできるけれど、今年はそうも行かない。

それでも、やっぱり連休中に解決しなければならないことがあって、一生に一度、もうこれで最後、二度とこんな渋滞や混雑状況、無駄なCO2排出の罪、車同士のイライラには巻き込まれたくない、という思いは残ったが、中日(4日)再び現地に出向いた。後で聞いたら、この日は一番混んだそうで、帰ってこれたのは夜中の12時だったけど。でも、神社やまだ済ませきれなかった近隣の方々への挨拶、隣の田んぼや畑との境界線となっている部分の草刈り、お天気続きで枯れてしまうのが心配された苗木の世話を怠るのも、気に病んでしまうだろうから。

草刈りデビュー

で、どうです? この仕上げ?! bird sanctuary第一号候補地現地へと入るアプローチの両横には田んぼや畑や空地があって、そこからちょっと高台に登るような形で、じめじめした湿地帯のような崖地があるんだけど、その部分に4月半ばになってから沢山の草が芽生えてきた。セリ、蕗、蓬があってまず大喜びして、スギナは化粧水にできるし、それに前の持ち主の方が植えたらしき菖蒲もある(そうだよね、砂利混じりの湿地帯には菖蒲くらいしか花は植えられないよね)。それから、ヒメオドリコソウ、ハルジョオン、ヒメジョオン、カラスノエンドウ、タンポポ、アザミ、スイバ、キンポウゲ、セイタカアワダチソウ(←これは薬用にもなるけど要注意)、クローバーなんかが青々と芽生えてきて、花を咲かせて、「うわあ、原っぱだ」と嬉しくなった。だけど、段々と成長すると、よく考えたらS先生の森では境界となっている畑(プロの農家の方)と接する面は、かなり気をつけて草刈りをなさっていたことを思い出した。

農家の方にとっては、これらは皆「雑草」で、「畑の邪魔になる厄介者」で、これらを生やしていると「種が飛ぶから迷惑」だし、第一地元の方々は「草(雑草、下手するとわたしの大好きなハーブ類も)とみれば、目の敵にして、綺麗さっぱり何も無くなるまでは赦さない」(氣功の先輩Aさん談)というのは稲田でも経験済みだったから、ご迷惑になるし、下手すると除草剤まかれちゃう(過去に撒いた痕跡を発見)から、それではかえってわたしが守りたい生きもの達の害になるから、「早く草刈りしなければ」と焦っていた。

それにしても、原っぱは素敵な花畑になっていて、こんな土質の悪い崖地をけなげに生きようと伸びてきて花を咲かせる草たちは可憐で、芸術家・染色家のAさんも、ようやくいらしてくださった折「綺麗よねえ! 可愛いわよねえ!」と絶賛するほどだ。確かに、彼らはイングリッシュ・ガーデン風、そう、ジャパニーズ「イングリッシュ・ガーデン」で、チョウチョもやってきて、愛しい ・・・ が、境界線はやっぱり「綺麗さっぱり」として、このジャパニーズ「イングリッシュ・ガーデン」は垣根の内側(元あった畑の部分)でやってもらうように彼らにお詫びとお願いをして、初購入・初運転の草刈り機で菖蒲以外は刈り取った。

そう、内側に生えている子達はそのまま、野菜やハーブと共生させて、ついでに虫たちとも共生してもらって、あまりにも勢いが強く全てを駆逐するものが現れない限り(シノダケとか)、そのままで野菜づくりをするのだ。(ずっと前から自然栽培・自然農や〝オーガニックガーデン〟には興味があったが、数日前、いつも行く自然食品店で、曳地トシ・曳地義治『虫といっしょに庭づくり』(築地書館)に出会ってから虫にはまった ・・・ 強い興味と集中力が樹木の苗木から草と虫に拡大しつつある) 現在、原っぱには、モンキチョウがひらひら舞っていて、土地の真中にど~んとあって「結構、趣味じゃないな」と悪いけど思っていたボタン桜の木には、クロアゲハが吸蜜に来ていて、わくわくするし、逆に、切り倒した竹や淀んだ池の辺りから発生してくるような〝氣を感じる〟虫さん達は、用心しなけりゃならないし、植えたばかりの大事なコマユミの苗木は、当初から黒っぽいアブラムシがいる気配がしたし、実際今回来てみたら、「ああ、黒蟻くんがアブラムシを連れてきている・・・!」という現場を早くも発見して動揺したし(蟻とアブラムシの共生関係は、本で読んだけど、「あんたたち早速!」という感じ)、とにかく生きもの達というか、生態系というか、生きもの達の様々な関係やコミュニケーションが溢れるように湧き出してきそうだ。さあ、どうするか、というと、とにかく勉強して経験して吸収して(キケン生物だけは速やかに、ね)、理想としていた「サンクチュアリ(聖地)の調和」のあり方を模索するしかない。

垣根の外側は、近隣の方々(人間)との調和優先だけど、内側は ・・・・ 面白くなってくるかもよ。前述の蟻とアブラムシとコマユミの関係だって、じゃあ虫さん達はコマユミの若木が死んでしまうまで樹液を吸い続け(アブラムシ)、アブラムシの出す甘い汁を吸い続ける(蟻)かというと、そうでもないらしいケースもあるという -- 蟻は、必要以上に増えつづけたアブラムシを食べてしまうというし、蟻やアブラムシの天敵になってくれる虫もいるらしい。だから、コマユミの苗木がどのくらい弱っているかにもよるし、とりあえずあまりコマユミの好まない土壌に植えざるを得なかった人間としては、見つけたら、取り除くし、それでも次に来たときに集中しているようなら、オーガニックスプレー(海草エキスにしてみようかな)を撒いてみよう。農薬(何もかも殺す毒)だけは使わないと心に決めて、見極めていくしかない。

・・・・・ それにしてもね、この多様性に充ちた生態系の有機的なつながりの中で、彼らの関係やら行動のし方を観察するのも興味深いんだけど、人間(まあ、わたしのことだけど)も、観察してみると、結構興味深い。「人のこと(というか鳥、虫、草、木のことですが)言えない」っていう気がする。正直、わたしは自然食品店で見つけたパセリの苗を植えたんだけど、最初は「味はそんなに好きでないけど、ビタミンが一杯あるとかで、健康に良さそう」「大好きなパスタやスープに、みじん切りにするために、葉っぱを少し頂く程度で良いかな」といった考えがあったんだけど、「セリ科やシソ科は、チョウチョやハチが喜んで集まる」「人参やパセリ(どちらもセリ科)は、珍しいキアゲハに好まれる」と前述の本やビオトープ作りの本に書いてあって、「(人参はまだ作る自信ないし)(この辺りには以前から三つ葉やセリ(やはり当然セリ科)が生えているから前から生きものたちもそれを知っているはずだし)」と、今パセリを見ながら頭の中にあるのは「キ・ア・ゲ・ハ」の四文字以外の何者でもない -- いったいわたしは、パセリさんとどんな関係を結びたいんだ~? パセリも虫も人間も生きもので ・・・ わたしたちの〝調和ある関係〟〝聖地〟は、どうなっていくんだろう?

・・・ 話が、脱線してしまいました。すみません。

「急」をつけても決してオーバーとはならない斜面でしかも足場が悪い(=ぐちゃぐちゃ、滑る)草地で、初めて手にした草刈り機で一気に草を刈るのは、真剣勝負だったが、これまで八郷の野鳥の森でS先生からきちんとしたご指導を頂いて修練させて頂いていたので、きっちり出来たよ。途中で、前の田んぼの持ち主のおばあさんが偵察にいらっしゃって、「あんた、ようやるなあ・・・ わしはそんなこと、ようできんよ」と褒めて(? 違うかな?)くれた。

そのおばあさんに伺うと、もとはこの部分の土地は、畑だったという。土地を明渡してくださった元の持ち主の方の義理のお母さんがずっとお一人で、この急斜面に野菜を植えていたという。「えっ?! じゃあ、ここ、野菜植えられるんですね! どうしようかなあ・・・ じめじめしているから、サトイモなんかどうかなあ」と喜ぶわたし。「じゃが、もうこんなになってしまったから、どうもならん」とおばあさん。そう、確かにこの土地は砂利だらけの湿地帯みたいな土壌で、ふかふかの畑とは程遠い。だが、ちょうど今苗木を植えている家の北側の土地と同じく、何年もかけて土壌改良すればいいのだ! 今まで、この部分は、確かに垣根の内側ぎりぎりにある樹木たちが枝を自由に張るためには、このスペースが必要だし、前の空地や田んぼはいずれ家やら店舗やらが建つという可能性にも用心しなければならないのだから、そのときには距離を置くために必要だと思っていたけれど、いくら勾配や土壌が悪くても「隣近所に遠慮して、草を刈るだけの土地」というのはないなあ、と頭をひねっていた。そうか、隣近所の誰が見ても分かりやすい(雑草だと誤解されないような)形で、野菜とハーブ園にすればいいや、ついでに少し苗木も植えて、とひらめいた。

「通いじゃ無理だわね」「あんた、よっぽど好きなんだね」と、そのおばあさんには呆れられた(? のかな?)けれど、手のかからないやり方、それで少しでも生きもの達にプラスになるやり方、考えよう。

このページのトップへ

魔法のめがね ~3~

シュロ
  (シュロ)

S先生に竹林で自然観察のご指導を頂いたときに、オチャノキやシュロなんかがあるのを教えていただき、ビックリしました。どちらも鳥さんが食べて、種を蒔いていったらしいです。「お茶の実なんか食べるんですか?」と伺うと、「カラスなんかが食べたんでしょう」とのお答え。シュロは、何だか南国風のイメージなのでここにはそぐわない感じがしたが、インターネットで調べると、まさにそうした疑問からシュロの増加について、地球温暖化や林の管理が悪いせいだと教えてくれるページがありました。

何だろう2

これは何でしょう? 貧弱な竹林どころか、観察しても観察しても興味は尽きません。S先生がいらして下さってから2週間 -- 暖かくなってきて益々色んな植物が生長してきて  -- ああ、これは、もう何年かかからないと、ちゃんとした自然の案内役にはなれそうもありません。

ヤマボウシの苗木

S先生が持ってきてくださった、S先生の森で育ったヤマボウシの苗木を、植樹の仕方を教わりつつ、植えました。S先生の森からヤマボウシと共についてきた根っこの土は、ふかふかで温かい -- 落葉樹の森の土だ(葉っぱが落ちて、腐葉土となって、木の根っこを優しく包んでる)。それに比べて、植えなければならなかった場所の土は、粘土質と質の悪い山砂とゴミ(=瓦の割れたものやガラスや陶器のかけら)の出てくる土質。本当にごめんね、ごめんね、少しずつ土をよくするから、水はけも、専門家に相談して、良くしていくから、だから、我慢してね。頑張ってたくましく育ってね(←ヤマボウシに喋っている)。

ニワトコの苗木

そして、大好きな、憧れの、ニワトコの苗木。 ・・・ 妖精が棲む木なんだ(2007年4月21日ブログ)。いつかこの地の門を抜けたところから、ニワトコの小さな並木道ができればいいな(今は「ちょっと、ちょっと、な」雰囲気なんだけれど)。春先に白い小さな繊細な花が透き通る青空に向かって微笑んでいる中を抜けて、鳥たちの聖地に降り立つと、家族のように親しくなれた小鳥さん達が、鈴なりになって肩にとまる (・・・ ここから、空想が止まりません。いや、空想でなくて実現です)

S先生、ご指南ありがとうございました。可愛いエナガの雛の写真もフレームに入れて頂戴致しました。S先生のお家のギャラリーに飾ってあって、一等気に入っていた写真です。すぐ近くまでやって来たエナガで、その「雛々(ヒナヒナ)したところが何とも微笑ましい」傑作です。
このページのトップへ

森の子ども達 ~2~

森の子どもたち2

第2弾で届いた森の子ども達の写真は失敗してしまいましたが、種類豊かで、どの子(苗木)も今、地植え・鉢植え(大きくなるまで、地植えによい時期まで、あるいは荒地を整理して植えられるようにするまで鉢で育ってもらう)共に、元気で育とうとしています : センダン(栴檀)、カマツカ(鎌柄)、キハダ(黄膚)、ミズキ(水木)、アキグミ(秋茱萸)、エゴノキ、アブラチャン(油瀝青)、コブシ(拳)、ズミ(赤実)、リョウブ 

上の写真の子(苗木)は第3弾で届きまして、ゴールデンウィーク中にとりあえずのお嫁入り先(植える場所)が決まる予定です。遠くから来たのに、瑞々しい若葉がふわぁ~と香るようです : ナナカマド、カマツカ、ムクノキ、コマユミ、ガマズミ !!! 

大好きな苗木 -- 絶対死なせない、絶対大きく育てる、絶対生き生き幸せにする、と誓います(実は、4月に植えた苗木の1~2本は、わたしの配慮が足りなかったせいか、植樹に失敗したようです)。ゴールデンウィーク中はお天気続きなので、車中温度が高いときの苗木の運搬(実は、これで1回失敗している)と、水遣り(ポット苗は小さなポットの中で根っこが成長しすぎている場合、根が広がるまでに時間がかかり、水を吸いにくいようです)等、充分気をつけなければなりません。正直、はらはらしています。

第1弾から第3弾まで、どれもインターネットで探して違う苗木屋さんから届いたのですが、どこから来た子もとっても良かったです! でも、長距離を、小さなポット苗の割には背だけ高く(高いものは50センチほど)葉っぱを広げているので、水の吸い上げや成長など、これから気を引き締めねば--。

皆さんは、「好きな木」ってありますか? 日本在来種で、その土地にもなるべく自然に分布しており従って気候条件が合い、野鳥が好む(実をついばんだり、隠れ場所にしたり・・・等々)・生きものに優しい(野鳥だけでなく、チョウチョや小動物が好む葉っぱや実がつく、現在日本で数が少なくなりつつある)木を選んでいるのですが、それでも選択肢は多く、勉強しなければならないことが多いと感じます。幾つもある選択肢の中から、植えられるだけのもの・今抱え込んで世話できるだけのもの・予算が何とかなるもの、に絞っていくと、わたしの場合、どうしてもブナ科、クスノキ科、ニシキギ科の樹木(の、ポット苗 ・・・ なら買える)に集中していきます。(あと、バラ科は少ない、というか、どっちかというと今は好みではないのですが、ズミのような、林檎系の花が咲くバラ科の木!) あんまり自分の好みに偏っちゃうと、〝豊かな生態系〟ではなくなってしまうのではと心配になり、慌ててリョウブ(リョウブ科)とかガマズミ(スイカズラ科)とか、増やしたりするのですが、はてさて、試行錯誤です。(S先生には、土地全体が水を含みすぎているから、湿地帯に強いカバノキ科 -- ハンノキ、ヤシャブシンなど、を植えてはどうか、とご指導いただきました)。

わたしは、ブナ科の木の森が憧れで、その緑・紅葉が大好きです。それから、木一本一本と対話するときは、断然クスノキ科の木が好き! 葉や茎の香、というよりは、木全体から立ち上る香気も、葉を風に揺らすゆったり穏やかな姿も、大きな木を抱きしめたり背もたれしたりして感じる何ともいえない気高い優しさも、涙が出るほど好き! そして、ニシキギ科の樹木は、何といっても、大好きな小鳥たちを呼ぶ赤い実が実るのです。ヒタキ類や、そして畏れ多くもいつかはレンジャク類の野鳥達が来てくれるなら ・・・ もう頑張って植えちゃう!

ナナカマドはバラ科で、花は林檎のものとはちょっと違うのですが、ベストファイブに入るほど好きな木です。本当は、 my bird sanctuary 第一号候補地よりもちょっと北、北国のイメージの木で、暖かいところや平地では美しいはずの紅葉も今ひとつということで、後ろめたいのですが、どうしても傍で暮らしたくてお迎えしました。その昔、大学生だったとき、春夏の長い休みには必ず北海道や長野にいました(バードウォッチング三昧で、それ以外のときは旅費のためのアルバイトをしていました)。ナナカマドの背の高い木や、ナナカマドの並木道で、紅葉の美しさを見上げて、こころを躍らせました。その赤い実は、野鳥たちが大好きな実 -- 紅葉は今ひとつでも、実はなるだろう、と伺って、大切に育てることにしました(高木になります -- わたしが死んでからだけど)。

このページのトップへ

魔法のめがね ~2~

akebi
 
S先生に my bird sanctuary 第一号候補地で自然観察のご指南をしていただいて、教えていただいたアケビ。このすぐ近くの柿の木の根元に、ガーデンセンターで買ってきたアケビの苗を1本植え、それから「アケビは1本では実つきが悪い」と知って、もう1本植えた直後だった。

何だあ、わざわざ「絶対欲しいから」植えたアケビの苗のすぐ近くに、自生のアケビが繁っていたの~?! -- 本当にわたしの目は「節穴だあ」! でもいいもん、ここはアケビ畑にするもん。秋になると黒紫色の実がぱっくり割れるアケビを一杯見るもん。鳥さん達にも覚えてもらうもん。

何だろう1

これは、何だろう? 竹林の入り口で見つけた。百合みたいな葉っぱ・・・

ガマズミ

竹林の入り口には、孟宗竹やシノダケの生い茂る傍らに、ひょろっとか細いガマズミが生えていた。鳥さん達が大好きな赤い実がなる木(ガマズミ酒は人間にも美味しいし、薬効もある)。S先生と一緒に自然観察すると、やっぱり魔法のめがねをかけることになるみたい。ガマズミも気付かなかった! 同じく、苗木を注文したばかりだ。(これもまた、いいもん。白い花が美しいし、好きな木だから、沢山あって良いもん。)

yabukoji

ヤブコウジ?
赤い実を鳥さんが食べ、竹林のこんな日陰でも頑張って育っている。

アオキ

竹林の中には、日陰でよく生育するアオキの小さな木が多い。これも鳥さんたちが運んできたのだろう。アオキの赤い実も鳥がよく食べる。

このページのトップへ

Search

Information

sumiko

Calendar

04月 « 2009年05月 » 06月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Categories

Links