FC2ブログ

hearing the unheard voices

小鳥たちと対話し、自然と人とが調和できるバード・サンクチュアリを創立しています。http://homepage2.nifty.com/birdsanctuary/index.html

光ともして ~3~

つくばから東京(三鷹)に避難してみると …
計画停電や余震の影響で、交通状況に混乱があり、また、お店に並ぶものの中にごそっと売り切れているものがあって普段通りではなかったけれど -- ライフラインの心配がなく、多分多くの方は不安を抱えているだろうけれど、それでも仕事、通勤、日々の生活を中心に営まれている街の様子が映った。東京に来ると、いつもならその活気や刺激に圧倒され、興味や創造性のある場所に惹かれるのだけれど … 全ての営みが、擦りガラスの向こうで二次元映像として流れているかのように、わたしには映った。人々からも街からも遥かな距離があり、全てに現実感がなかった。ちょっとだけ、「PTSDにかかるとこんな感じかしら?」と想った。


ごめんね、福島や茨城の大地。ごめんね、海。
ごめんね、自然、命たち。

ひどい状況にさらされているあなた方を、置いてきてしまった。

調べてみると、放射能の汚染は、半減するのが30年とも60年とも言われ、そこから回復するのは60年とも1000年とも1万年とも言われている。
 何を持って、「回復」とみるかによって推定が違うのだろうが、いくら自然の治癒力が頼もしいものであっても、今ある水や土、今ある命たちは決定的なダメージを受けているのだから、正確には、二度とあなたたちが同じように回復することはない。

これは、人間のせい。

「人間だけが、命の言葉を忘れてしまった」(Love Notes『All as One』より)せいなんだね。

ごめんね、ごめんね … 謝っても済むことではないよね。

山や海、水や土や風や太陽、木漏れ日、空の輝き、木々や草や鳥たちの命の美しさや光と、彼らに出逢わせてくれた自然の精霊(スピリット)たち。

*******

食料品の買いだめはしたくなくて、それでも、店に入っても思ったものが買えるわけではなくて、毎日吉祥寺までその日食べる物を買いに出かけていました。その方が冷蔵庫の電気の節電にもなるし、適度な運動にもなります。つくばから、ぼうっと疲れたまま慌てて避難してきてしまったので、小鳥たちのご飯類はもってきたものの、自分の着替えや下着など、忘れたものも多かったのです。最低限必要と思いましたが、できればオーガニックコットンやフェアトレードの物を探したいと思いました。いろいろ見て回りましたが、色鮮やかな店先は、どれもピンときませんでした。

最初の日の買い物の帰りがけに、昔よく出かけたお気に入りの花屋さんに立ち寄りました。街を歩いても、以前と違い、どの店にも惹かれないのですが、不思議と植物(お花屋さんの店先)にだけは惹かれました。

植物の放つ、えも言われぬ、静かな、謙虚な、しかし潤いと調和のある、包み込むようなエネルギー -- そのエネルギーにだけは、皮膚細胞もこころも開けて、自分も潤っていくのを感じます。植物の汚れなさ、それでいて匂い立つような生命エネルギー、どんなわたしであっても受容してくれるその広い愛の力に、癒されるのです。植物だけは、一等先に、不安やら雑多なものを抱えたこの街で、おしゃれな花屋であれ、裏寂れた店であれ、ユニークな店構えであれ、そこで“生きて”、全ての人間に対して無心に高貴に、綺麗な生命エネルギーをおしみなく放ってくれています。

お気に入りの花屋さんは、生花を冷蔵庫に閉じ込めず、外に向かって開かれたスペースに自然のままにさしています。家族が花束をプレゼントしてくれるというので、「優しい感じの色合いで」創ってもらいました。薄いブルーや緑味を帯びた白や明るいアプリコット色の美しい花々を毎日眺めていると、そのときだけ生き還った気持ちになれました。ニュースがどんなに不安になるようなものでも、花とだけはこころを開いて語り合え、安らいだ気持ちになれました。そこに、安心して、前のような優しい気持ちでいられました。生きていることを、肯定できました。

不思議なことに、わたしはまた、街のあちこちにあるお花屋さんの植物のうちでも、ことのほかハーブの苗に惹かれました。

-- どうしてだろう? 

-- 特に、なぜか「ローズマリー」という言葉が繰り返し、耳の奥で木霊(こだま)して、ローズマリーが気になります。ローズマリーは、水はけのよい場所を好むハーブですが、湿っぽい my bird sanctuary の土地でも、1本、頑張って生き残ってくれています。しかし、今想うのは、このローズマリーだけではないのです。なぜか、ローズマリーをはじめとするハーブの苗が沢山、沢山、気が狂ったように欲しい …

着替えの下着が足りなくなって入った吉祥寺coppice(ショッピング施設)で、ある小さなディスプレイがハートに飛び込んできました。よくよく見たら『In Natural』というとてもお洒落なガーデニングのお店のディスプレイでした。それからは、さすがに沢山買い込むということはしませんでしたが(いや、結構買ったかも)、毎日そのお店に通って、そこにいる園芸用の植物たちやハーブたちのエネルギーを感じ、声を聴き、植物と野外で、ベランダで、室内で、仲良くなれるための様々なグッズや技術を「立ち読み(立ち学び?)」して、声を聴いてどうしても無視できなくなったものを連れて帰りました。毎日通っていたら、結局ローズマリーの大きな苗と小さな苗、ブルーボーイという種のローズマリー、レモンバーム(メリッサ)、ワイルドタイム、ワイルドストロベリー、その他日本すみれとエンジェルスターの苗を、連れて帰っていました!

-- わたし、何やっているのだろう? 都会のお洒落な園芸店で求めるよりも、つくばに戻ってどこかはずれの園芸センターで見つければ、ずっと割安でしょう! しかも今は避難中の身で、最低限のものだけを持ってつくばに帰るはずでしょう? はっきり言って、わたし相当、合理性のないことをやっているじゃない!

でも、もっとこころの深いところで、というか頭上高く居る(?)ハイヤーセルフのレベルで、このハーブたちが今、無我夢中になるほど必要であることを、わたしは分かっていました -- わたし自身を癒すために -- ですがきっと、それだけじゃなくて。

-- もっと言うと、「わたしの側が必要」という面を遥かに凌ぐ勢いで、地震や原発事故以来、ごく親しい人々や小鳥以外とは全ての扉を閉ざしそうになっていたわたしに、静かに、でも確固たるメッセージを繰り返し発信し、繋がりを取り戻そうとしていたのは、≪植物の側だったのでした≫。夜、眠りについているとき、ハーブの組み合わせの夢を見たり(「この子とこの子をとり混ぜるといいのよ」)、あまり聞いたこともないようなハーブの名前が出てきて「それが必要」と言っている夢を見たりしました。(そして何故かその翌日、自然食品店でその“聞いたこともなかったハーブ”のサプリメントを見つけたりしました)。ちょっとおかしいのかもしれないですが、“植物界の方々”(←?)と日々対話していたのだと想います。

そして … 職場が復旧作業・平常業務となる週の始め(21日)、再びつくばに戻ることを決めました。ガソリンが不足気味なので、渋滞のない深夜、家族がつくばに連れて行ってくれることになりました。高速道路も、規制はあるものの、つくばまでは開通していました。そして、その前日の日曜日、家族と一緒に吉祥寺に出かけ、以前お気に入りだった大型書店に立ち寄りました。そこで出逢えたハーブの入門書のページをめくって、ドキッとしました。

-- ああやはり …

ローズマリーは「浄化」のハーブだと、書いてありました。

ローズマリーという名前の由来には、いろいろな説があります。
 ラテン語で「海のしずく」という意味の言葉「ロスマリヌス」に由来しているという説、「rose Mary」という名前から「聖母マリアのバラ」(ローズ・オブ・マリア)と考える説 … でもとにかく、すうっと頭が冴え渡るような清潔な、清涼感のある、透き通った香や、荒れ地であっても丈夫にたくましく育ち、美しい薄い青い小さな花を咲かせる姿は、絶対確かに、聖なる浄化の力を持っています! 

… 本当は、わたしは、最初から教えてもらっていました。

一番最初に福島で放射性汚染物質が漏れ出たというニュースを聴いたときから、分かっていました。
 胸深く罪悪感に貫かれながら、まるで茨城や福島を置いていく気持ちとなって、つくばから避難する時、「でもいずれ、事態が落ち着いたら、そして、放射能によってどうにもならない土地、皆が見捨てざるをえないような土地が出たら」「そして、その土地を手にする、いえ、少なくとも入っていけるチャンスができたなら」と、ある人との電話で泣きながら言いました。

-- 「わたしは、汚染された土地に、ハーブを植えていく」

昔々、あるヒーラーさんから、二・二六事件の跡地となった場所に様々なハーブを植えて、土地を浄化されている方のお話を伺ったことがあります。ちらりと聴いただけなので、確かなことは分かりません。また、二・二六事件と放射能汚染は全く性質が違うので、ハーブたちの役割も同じではないかもしれません。

これまでわたしは、自然再生のために、荒れた竹林を整備し、美しい雑木林を創っていきたいと、苗木を植えてきました。植えてきたのは、その土地に昔は息づいていたであろう、日本在来の苗木や野草です。西洋のハーブではありません。

そのときなぜ、「ハーブを植えていく」と行ったのか分からず、またそのときは、「そんな場所に行って、自分のからだがどうなってもいいわけないでしょう!」と相手の方に打ち消されてしまったままになっていました。

でも、植物たちが繰り返し伝え、同時にわたしのこころを癒してくれたおかげで、もうはっきりしてます。

ローズマリーは、浄化の力を持っています。そして、現在、福島沿岸の海水の根深い汚染が心配ですが、「海のしずく」という名のこのハーブはわたしたちに海の美しさ、尊さ、神秘を伝えることもしてくれるのかもしれません。あるいは、「聖母マリアのバラ」 -- 地球の命が破壊されていくことやわたしたちが自然とうまく調和できず自らの(からだの・こころの)自然の不調和に苦しんでいることを見つめている聖母マリアの悲しみや慈悲 -- を伝えてくれるのかもしれません。わたしには、そういうことまで直観する力はないけれど、ローズマリーの植物としての力は分かります。わたし自身の淀んでいた内面を、透き通ってしまいそうなほど浄化してくれましたもの。

ローズマリーを植えることは、きっと、大地を、海を、空気を、そこにいる生命を、浄化していくことに繋がっていくと信じます。

一時退避から戻ったら、ローズマリーを、ハーブたちを、薬草を、苗木を、植えていこう。

荒れた大地、汚染された大地、見捨てられた大地に、植物たちを根付かせ、育てることで、彼らの力を借りて美しい自然を再生していこう。


  植物たちを植え、育ててください。
  
  今回、彼らはあれほどの犠牲を出しながら、

  それでも、人間たちに一等先に助けの手を差し伸べている。

  水を、大地を、空気を、生きものたちの繋がりを、

  再生していくために、彼らの声を聴いてください。

  彼らの無償の力を借りてください。

  植物たちは、惜しみなく人を癒し、

  協力のもとに、地球を守っていこうとしている。

  
  彼らの智慧を借りなければ、

  緑の地球がなくなってしまえば、
  
  わたしたちは誰ももう生きられない。

  
  これほど切られ、倒され、汚染され、根絶やしにされていても、

  彼らは命ある人間たちを生かそうとしている。
  
  ただ、ただ、愛している。

  癒し、包み込み、愛している。


*********


何ができるかと吟味しても、何もできないとも思えたが、とにかく今わたしは、植えていきましょう。沢山の助けの手に感謝して、歩いていきましょう。植物界のヒトたち(←?)の声、自然の声を聴きながら、bird sanctuary、つくば、、、、その周辺から初めて、必要な浄化や再生の手助けをやっていきましょう。

herbs
 (綺麗なエネルギーを発する、勢いの良いこの子たち
  バンバン植えるわ~  ??)

sakura2011
 (大地に足を付けて、春の太陽を浴びて、
  桜の花もしっかりと開いた)





  




このページのトップへ

Search

Information

sumiko

Calendar

02月 « 2011年03月 » 04月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Categories

Links