hearing the unheard voices

小鳥たちと対話し、自然と人とが調和できるバード・サンクチュアリを創立しています。http://homepage2.nifty.com/birdsanctuary/index.html

春は賑やか

akahara
 (アカハラ K氏撮影)


大移動や人間の心機一転といった大騒ぎをよそに、春は賑やかです。

引っ越しが始まったころ、bird sanctuary では、モンキチョウがひらひらと舞い始めました。ここは水をよく含む土地なので、セリなど、彼らの好む野草が芽生え始めたに違いありません(セリや蕗、タケノコなど、人間の食卓をにぎやかにしてくれる野草・山草もあるのですが、今年はこのあたりのシイタケの出荷停止、タケノコも茨城全体が危ないと聞き -- 皆様と山菜のてんぷらを囲んで笑顔になれるのはいつのことかと思います)。

庭にはヒヤシンス、山草ガーデンにはトウキ、ショウジョウバカマ、ヒメオドリコソウが咲き、ムスカリや雪柳が咲き、ヤマルリソウやカンアオイ、そしてタンポポ。鉢植えでもクロミノウグイスカズラ(=ハスカップ)が初めて花をつけてくれました。それから水仙と山吹、ハマヒサカキの花。今日は庭に勿忘草を見つけたと思ったら、庭のあちこちに増えていてご機嫌でした。鹿の子ユリなど園芸種も、土地と相性の良かったものは生き残り、増えていってくれています。そしてサンクチュアリを手伝ってくださるIさまから頂き、(池が思うようにならないので)バケツで育てているミツマタの美しい花も初めて開きました!

kusaboke
 (クサボケ K氏撮影)

毎朝、キョロン キョロン ツリリー というアカハラの鳴き声が聴こえてきます。シジュウカラやエナガ、キジバト、ヒヨドリ、メジロ、アオジ、ウグイス ・・・ コジュケイの大きな声で目覚め、驚きましたが、野鳥たちのエサ台にと誂えておいた台の上の雑穀やヒマワリの種が下に落ちた途端、西側の暗い竹林で泣いていた小綬鶏(コジュケイ)がやってきて、食べて鳴いてみせたようです。

一月にはこわごわ置いた果物(ミカン、リンゴなど)ですが、わたしの愛車シルフが到着するたび、ヒヨドリが「ギャー (ミカンだ!) ギャー(ミカンが来た!)」と鳴きながら寄ってくるようになり、文鳥のアーパス君やミーミルちゃんの御飯の残りを出すとその途端、雀さんとキジバトが舞い降りてきて-- 今では常連のヒヨドリ君とは1mの距離、キジバトはもっと近づいても平気らしく、すっかり慣れられてしまいました。

-- 鳥さんたちや植物たちの気持ちに少しでも近づけるよう ・・・ これから身もこころももっと整えましょう。




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鳥さんたち・植物たちの大移動 ~2~

・・・やはり、大移動はそんなに甘くなかったです。

引っ越し当日は、プロの業者さんが沢山いらして、並みのスピードでない、手慣れたチームプレーで梱包、荷造り、搬送、設置と進めてくだいましたが、初めての経験の上、まったく勝手がわからず、結局わたしはウロウロ、オロオロ -- 邪魔にならないように努めるのが精いっぱいで、それでも敏速な「指示」(どれが必要、どれはどの部屋に運ぶ、トラブル対応など)が必要で、最後は限界を超えて意識朦朧となっていました。しかも、家具を運び出すたび、埃や汚れで自己嫌悪・自己否定 ・・・ 後でいろいろな方に「20年こんなところに住んだのだから」と慰められましたが、自分の20年間の穢れを見るようで ・・・ つらいけれどいい経験でした。

荷物が出て行ったお部屋は、ひどく頭痛がしました。

結局、もともと換気が悪く、隣近所と壁一つの割には全く無味乾燥な関係しかなく、共有の部分も汚れてすさんだ場所でしたが、生きものたちや神棚やいろんなものにしっかりと守られていたのだな、とはっきりと見て取ることができました。

沢山の荷物と共に、bird sanctuary の地に移り、この地で祀っていた氏神様(サンクチュアリのある場所の山頂にある神様)のお札を右に、そしてつくばから同行していただいた天照皇大神宮のお札を真ん中に、そしてこのお札をいただいた大好きな大洗磯前神社のお札を左に並べました。その他、ご縁をいただいたものを整えると -- 不思議なのですけれど、何かがとてもぴたっとはまったような -- あるべきところに何もかもが落ち着いたような感じがして、これまで以上に何かが整いました。やはり、つくばからここに移り、何もかもを統合する定めだったのかしら、とふと感じました。


shizu-anzunoki
 (杏の花 K氏撮影)


業者さんがてきぱきと詰めてくれて、サンクチュアリの古家の積み上げてくださった段ボール箱は ・・・ 何と98箱!!! 特定の場所にあったものを仕分けしているため、一つ一つの中身は数が少なく軽いのですが ・・・ 何だ何だこの量は!! yogaで「知足」(=足るを知ること)をうたってきたわたしには、恥ずかしい限りです。

その片づけもままならないまま、新しい場所に文鳥さんたちや救護中の野鳥さんたちを残したまま、今度はつくばの公務員宿舎の片づけと掃除です。こちらも、20年間住んでいたため、清掃も補修も甘くはありませんでした!恥) 最後になって力強い助っ人に助けられたものの、補修も掃除もどれだけ入念に時間をかけても、なかなか思う様にはなりません。環境に配慮した洗剤なクリーニンググッズを、掃除で手のしびれがひどくなると、薬局等に探しに行くのですが、普段は小鳥たちに薬剤を吸わせないようにとぞうきん水拭き中心だったわたしには、手に負えませんでした。連日、サンクチュアリの現地から早朝、つくばへと高速で逆方向の往復です。

本日やっと、その掃除と引渡し、事務処理が終わり ・・・ 沢山の清掃道具を積んで戻ってきて、明日からはサンクチュアリの仕事に入る -- といいたいところですが、過労も度を越えているので多分、まず鳥さんたちや自分の健康回復から積み上げていく必要がありそうです。

つくばでの最後(といっても、yogaや気功の練習のため毎週通います)、宿舎の管理人さんに鍵をお渡ししたとき、「ああ、もう帰る場所はサンクチュアリの地しかないんだ」と改めて感じました。山桜の花が咲き、すべての樹木たちがむず痒いモーブ色からみずみずしい新緑に変わり始めている里山を目に、往復しながら、何とも言えない感慨が押し寄せてきました。本当に次の段階に進む -- 後ろに進もうとしても、もう、かかとの後ろから、足を置く場所は全くありません!




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鳥さんたち・植物たちの大移動

ご無沙汰して申し訳ありません!

やっとメールも使えるようになりましたが、毎日毎日つくばの官舎と bird sanctuary のある地との間を高速使って行き来をしています。片づけ、荷造り、搬送、掃除、荷解き、掃除、片づけ、荷造り、搬送、掃除、荷解き、掃除 ・・・・ 日曜日から数えて5日間。足腰はがたがた、腕は筋肉痛、傷と打ち身だらけ、体力絞り切ってだんだん意識も朦朧としてきて、ちょっとこの状態での運転は危ないかしら、という状態にまでなりましたが、昨日は最強の≪13日の金曜日≫ -- やっぱりリスクを掻い潜って行ってきました(わたしは13日生まれで、多くの方が忌み嫌っている13日の金曜日は、運が最強なのです!)

もう限界というところから、また一日、一日とさらに大変になり、「いったい私は退職して何をやっているのだろう?」と落ち込み ・・・ だって3月の初旬から、ずっとこの調子ですから ・・・ 振り返ってみると、職場の共同研究室の片づけから始まって、研究室の片づけと引越しと掃除、その荷物を官舎に移して、次にその官舎の立ち退きギリギリの期限に追われつつ、また片づけと引越しと掃除、しかも移り住む場所の片づけと掃除と準備は並大抵のものではなかったのです(というか、まだ終わっていないし、終わる確証もない! あ”~!) 

20年過ごしてきたことの蓄積、しかも研究テーマ(・人生テーマ)の変更も含め、いつも全力だったのは良いけれど、結果、背負った荷物や歩いてきた後始末をきちんとやり終えてなかったのだなあという自己嫌悪、本当に大切なものだけにセンタリングしているのではなくあれこれ迷いや曖昧さがあるからかしらという反省など、思ったよりも厳しいものと向き合っています。それに、すぐに‘やりたいこと’だけと向き合う環境でなく恥ずかしい限りです! が、自分の中心を再確認し強くしていく良いチャンスかもしれません。 

でもなぜ、これだけ大変なのかな?

一つは、どんなに大荷物でもできるだけ丁寧に接したかったこと。<もの>とこころを込めて接すると、これからの自分、そしてこれからの生き方として理想だと感じられることを<もの>が教えてくれるような気がします。そして、「諦めないでエコ」 -- あまりに片づけものが多いと、「え~い。もう捨ててしまえ!」となるのですが、いちどご縁があった<もの>や記録をきちんと向き合いもせず嫌なものを振りほどくようには捨てません。もう自分にとって不要となったものは引っ越し先でまたとっておく、ということをしないつもりですが、直して再利用(直すのが面倒くさくてそのままとなっていたもの)、リサイクルを考えてしまいます。紙が他国の樹木から作られ、その作られる工程を考えると、紙一枚でも、少なくとももう一度使ってから ・・・ と思ってしまっています(もともと無駄を出さないことが、もっと大事なのだけれど!)

そして今ここにきて ・・・ 引っ越し業者さんに頼んだものの ・・・ とうてい業者さんには頼めない、生きている命をたくさん引き連れての大移動です! 単身赴任用の二部屋だけの狭苦しいフラット(官舎)ですが、何とまあ沢山の命に、「大切な思い出はあるけれど、一緒に行こうね」とお願いしなければならないこと! 何とまあ、沢山の命と運命を共にしていること! 手乗り文鳥さんのapas(アーパス)君、mimir(ミーミル)ちゃんをはじめ、ただ今救護(レスキュー)中の鳥さんたち、そして狭いベランダで育てている沢山の(bird sanctuary 用の)苗木たち、ハーブたち、ご縁があった草木たち、、、(みんな開発が進みすぎ環境劣化となっていくつくばの緑化のために働いてくれていました。)部屋の中でもジャングル状態となっていた観葉植物たち 、、、わたしが生きものと同じように感じている沢山のクリスタル・石さんたちも一緒です。

それぞれに状況を告げて、それぞれにお願いして。

mimir-black panther
 (片づけ中にブラックパンサーのぬいぐるみの上に
  乗っかって遊んでいる mimir ちゃん)

お願いをすると、大きな大きな布の端を、鳥さんたちがそれぞれにくわえて、その布の中にたくさんの荷物を載せてかの地までみんなでパタパタと飛んで行ってくれる ・・・  そんなメルヘンな展開を切に願いますが、現実はそうはいきません。

昨日の深夜12時、家族が迎えに来てくれて、その車に乗せられ、うちの鳥さんたちはわたしより早く引っ越しを済ませました。言葉で伝えられればいいのですが、伝えられない分、気持ちを込めて“長年暮らした(ここで育った子も多い)場所だけど、新しい場所に移って、頑張って暮らそうね”と雰囲気で伝えます。鳥さんたちがいなくなって、少しだけまだ残っている植物たちと一緒に、鳥さんがいるとできなかった掃除を今日はぎりぎりまでやりました(鳥さんがいると、掃除機もかけられず、大掛かりな掃除もかなり無理です) -- あ、0時を回り、まだ終わっていませんが。

明日は早朝から、業者さんに助けてもらって、とうとう人間(わたし)も引っ越しです。

急に寒くなったため、冬の間ベランダで蜜柑や林檎を食べてもらっていたヒヨドリさんのなじみの子がまたやってきて覗き込むようなしぐさで目を合わせます。「ごめんね。頼りにしてくれて。明日からはいないのよ」 -- ちょっと切なくなります。(来週もまた、掃除には来るから、出会えるチャンスがあと少しあるかもしれない?) 玄関に置いた睡蓮鉢も、そのきれいな水をたくさんの鳥さんが頼りにしてくれていた -- 見捨てるわけじゃないけれど、それどころか、こうした場所でこそ、ほんの少しの食べ物、少しの水が、どれだけの命の助けとなるかが身に染みるほどわかっているけれど。

-- どうぞ、春がしっかりとやってきて、あなたたちの食べ物が豊富にありますように!
   どうぞ、汚れの少ない雨が沢山降って、きれいな水たまりが、いつもありますように! 

命のために、ここまでの決断と実行とがあったんだから。引っ越し先で、いえそれがどんな場所でも、きっとわたしはこれまで以上に頑張るから。




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新生

エナガ幼鳥
 (エナガの幼鳥 K氏撮影)


bird sanctuary の地にて、鳥たちと初仕事をしています。

まだ、大片付けと新たな生活の準備でめまぐるしく激しく動いていますが、新鮮な良いエネルギー、流れてます!! パソコンも何とか手に入り、家族の助けでネットと繋がり、ただ今ようやくホームページやブログを取り戻す(?)ことができました。(メールやSNSは、この週末過ぎまで復帰できそうもありません。要領悪くて、ごめんなさい … )

4月1日から、bird sanctuary に建てられている古い家に寝泊まりしています。ライフライン、ものを減らしゴミを出さない生活、安全面 … まだ全てがサバイバルです。が、この冬の野鳥の減少(1月ブログ)で今後の希望を見出すことが難しかったわたしには、とてもとても嬉しいニュースがあります!! 毎朝キジが家のすぐそばで鳴き声をあげてくれ(竹藪の中に生息しているようです)、一日中ウグイスが歌声を聴かせてくれ、エナガとシジュウカラの群れ、メジロの群れ、キジバトのつがいがかわるがわる訪れてくれます。この場所を、一日の寄り道コースにしてくれているようです。(キジバトは、ここにほぼ、住んでいるかも。。。)

そして今日は何と! 風が強くなったので窓を閉めようとカーテンをめくると、その音で飛び立つ鳥が -- でも、飛びたたなかった仲間がいたようで、すぐ戻ってきました。ツリバナの木やキブシの苗木を植えたあたりの下に降りて、地面の落ち葉を嘴で左右にかき分け、何か探しています(ミミズなどの虫でしょう)。綺麗な朱色のおなか、その朱色が濃い鳥も薄い鳥もいます -- アカハラです! 何と、数えて四羽もいました!! 昔はつくばの官舎の近くにもいたのですが、今は、近い種のシロハラは見かけるものの、大規模開発でアカハラはすっかり消えました。この地を頼りに、渡ってきてくれたのかと思うと … もう、ニッコニコ(!)です!!

冬鳥の減少のニュースに胸が疼き、様々な形で環境・自然を急速に劣化させてしまっているのが人間だということに胸が焦げるような気持になりますが … 「まずはこの地から」、土や微生物たち、虫たち、植物たちが健康を取り戻していく手立てを試行錯誤しながら -- 自然の営みの雄大さと比べ、人間のわたしにできることは細やかというよりも笑われてしまうようなことだけかもしれませんが -- 遠いところから渡ってきてくれる、彼らを待つことにしましょう。わたしは、あなたたちと、生きていきたいのです。

まずはこの地から -- 地球という星すべてが sanctuary となるまで。



外は風が激しくなってきました。今晩は台風並みに吹き荒れるそうで、今晩はその風に取り囲まれて一人、鳥たちと過ごします。突風の渦巻くその中で、不思議ですがしいんとした静けさがあります。自然と寄り添う -- いえ、その一部となれている(なるしかない)今は。

********

週末にはまたつくばに戻ります。

ご無沙汰、お世話になりっぱなし、手を届かせたいのに時間だけが過ぎていく、何と感謝してよいかわからないほどなのに何も表わせていない … 皆さま申し訳ありません。


早くこの地にて、静かに和やかに皆様をお迎えできますように!


よい春をお過ごしくださいませ。






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