hearing the unheard voices

小鳥たちと対話し、自然と人とが調和できるバード・サンクチュアリを創立しています。http://homepage2.nifty.com/birdsanctuary/index.html

光の通るあと

21日の早朝の金環日食のちょうどそのとき、素敵な来訪者をお迎えすることができました!

明るくなった6時頃から、bird sanctuary の敷地の南、道路一つ隔てた貯水池に面した駐車場には、三脚とプロミナーやカメラを携えたグループや家族が、はしゃいだ声でその時を待ち望んでいるのが聴こえていました(駐車場は、土地の山頂にある神社のものですが、野鳥観察する人あり、池を眺める人ありで、ちょっとした観光地です)。

7:15a.m.くらいから、空の光がうす暗くなり、家族に買ってもらった「太陽グラス」を片手に、金色の太陽に起こっていく出来事にドキドキしていました。次第に太陽に、丸く真っ黒な月の影が入り込み、金色の光を立ち塞ぎます。あるいは、金色の太陽の光が、墨のような漆黒の月を包み込んでいく -- という見方のほうがいいのでしょうか。

7:30a.m.、早く、早く、いらっしゃらないかな、と思っていた方の車が、敷地内に滑り込みました。間に合った -- この日、朝8時頃にいらっしゃる約束をした、北茨城のSさんご夫妻です! (約束よりも早い時間ですが、何故か、一生に一度になりそうな金環日食を一緒に眺めなければという気がしていました)。何度かブログで触れさせていただいていますが、北茨城の花園渓谷、奥まった自然のある場所で、自給自足を目指し、「始末の良い暮らし」--手作りの家で、ゴミの出ない暮らし、プラスチックやTVなどの電化製品をおかず、自分たちでできる範囲で手作りの生活を営まれている「生活の達人」のご家族です。大変幸運なことに、バードサンクチュアリ創立計画のつたない夢を呟いて以来、エコを目指しながらも実践面ではからきし使い物にならないわたしに、折に触れ様々なご助言やご助力をくださり、暖かな手を差し伸べてくださっています。

チゴユリ
 (チゴユリ--竹林の林縁で K氏撮影)

敷地内に電線が通っているのですが、大きな柿の木の枝がそれに引っかかっており、自分で脚立に登って切るのはあまりに自信がなかったので、この日、S氏に樹の剪定等、お願いをしていたのでした。

他にも管理が必要で自分には手に負えない樹が幾つかあり、ご助言を頂き、相談しながら、静かに手際よく集中して、S氏は作業をしてくださいます。ドイツから来た自然科学の教授に「生粋のナチュラリスト」と呼ばれたS氏は、「のこぎり1本あればよい」と、木に登り、静かで穏やかでゆったりとからだを動かしてくださるのですが、柔らかく樹と調和して樹を良い姿に変えていきます。仕事をし終えた樹は、どれもとても嬉しそう ・・・ 枝の間から、青い空と白い雲が透け、気持ちの良い風が吹き抜け、緑の葉をそよがせています。樹に登るS氏は、自然体で、格好良く、樹や空や風の智慧と同調してる ・・・ うらやましい!! (普段は、畑での野菜づくりのほか、木工や大工仕事、世界を飛び歩いてきた語学力を活かした翻訳や英語の先生をなさっていますが、こうした頼まれ仕事も、本当に親切に良心的にこなされています)。

その間、奥様のSさんは、「何をしましょうか?」に応えて遠慮がちに障子の張り替え作業を教えていただきたいとお願いすると、その作業の傍ら、昨日の yoga で掃除の対象外だった乱雑な台所に集中(彼女は実は、手近にあるものを活かした健康に良い料理の料理教室の先生で、お料理やお菓子を教えられているほか、要望されるとパンやお菓子を手作り販売されたり、ご家庭をレストランにされたり、片づけや掃除のアドバイザーをされたりしていて、そのどれもで「環境を考え、古来からある人間の知恵を活かした、暮らし方」を穏やかに貫かれている、驚くべき達人です ・・・ あわわわわ、この状態の台所の恥を、最も尊敬する料理の先生に全公開? -- 自分の勇気?にあきれます)。台所にあった、自分でも何が入っていたんだか分からなくなっている、使いこなせていない食器や調理器具、大量の食品類を一気に綺麗にカテゴリー別にまとめてくださいました(・・・言い訳、ですが、これまで4ヵ所で半端な生活をしていましたので、家具などを買うことはなく、なのに“使いかけの、○○”“とりあえず必要だった、○○”がやたら多いのです)。Sさんのお家は、簡素で合理的で智慧に満ちた暮らしが営まれているのに、仕事の忙しさや大変さにかまけていろんなことを等閑にしてきた「つけ」で生まれた、暮らしのくせを優しく理解してくださりながらも、澱や淀みを綺麗に流していく知恵を、沢山、沢山、頂きました。(教えていただきながら、初めて張った障子も、まだつたないですが、新しくなると清々しく、気持ち良いです。震災後に窓ガラスを割られて以来、壊れた桟やびりびりの障子を眺めるたびに感じていた気持ちが一気に浄化されました。気にかかりながら、言い訳を言ったり、忙しさや「どうしていいか分からないため」にかまけてそのままにしてしまっていたものが、沢山溜まっていました)

段ボール98箱の引っ越し以降、同程度に恥ずかしい、自分のだらしなさ、ふがいなさ、無能さ、要領の悪さの「現実」と直面しましたが ・・・ 自然と調和して、簡素でささやかな暮らしを実現していくために、ずっと先を行かれ、一等尊敬している方々に、暮らしの初めに、びしっと光の通路を創っていただけるなんて、何と恵まれているのでしょう!



Sさんご夫妻と一緒に眺められた金環日食、何だか新たな局面、古いものを怖れず思い切ってはがして、新しい何かを創っていくような、そんなエネルギーを感じました。

Sさんご夫妻と同じように凛と歩いていくことはできないかもしれないけれど、この地が自然にとっても、生きものにとっても、訪れる人・暮らす人にとっても、清々しく、調和して、癒されていく環境となっていくために、できるだけたくさんのことを学び、ひとつひとつを確かなものとして、自分らしく身に付けていけたらなと想います。











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新緑と呼吸する

wasurenagusa
 (勿忘草 K氏撮影)


最後はあたふたと、押し入れや廊下や使わない部屋に荷物を押し込むこととなってしまいましたが、間に合うものは何とか間に合うもので、まだまだ簡素で美しいスペースからは程遠いですが、皆様と共に yoga の練習や瞑想を捧げるためのスペースは整いました。

お目にかかりたかった、懐かしい顔ぶれと素敵な笑顔が集まって下さいました。気持ち良く晴れて、外は少し暑いようでしたが、部屋は風が吹きわたります。東から西へと、緑の風が吹きわたるこのスペースは、つくばの時は実現できなかったことなので、舞いあがりたくなるほど嬉しいです。

yoga の挨拶のあと、翌朝の金環日食の太陽と月のエネルギーが通り抜けやすくなるように、太陽の呼吸法と月の呼吸法で始めます。感じていなかったからだ、日々少し痛んでいたからだを優しくほぐしながら、動かしていきます。運動不足、左右のアンバランス、気持ちの落ち込みから元気になる行法に関心のある方が、この日は多そうでした。

シャバ・アサナ(安らぎのポーズ)で、ほんの少し寝息が聞こえます。それだけほぐれたんだな~ 良かった! でも一方で、もう元気に動きたそうにもぞもぞされている方もいらっしゃいます。

後半は、マイペースで、今日のテーマ的なアサナ(ポーズ)と、先週末の bodywork のワークショップからの話題と、瞑想をしました。・・・ と、何故か前回と同じく、“軸をつくる”“中心を創る”“柱を創る”ことがテーマとしてやってきて、他のテーマのはずが、やっぱり「立木のポーズ」中心となってしまいました! 「山のポーズ」や気功のスワイショウも入れましたが、何故なんだろう ・・・ 皆様とこの地に立つと、立木のポーズをしたくなってしまうようです。(個人的にわたしが、樹が好きだからなら、まずいかな? でも、他のスペースではそうならないし。とても綺麗に樹になられる方がいらっしゃるからかな? 尊敬してやまない平塚の気功のI先生が御柱を立ててくださった、まさにそのお部屋でやっているからかな? それとも、ここの木々たち、緑たちと、呼応し、共鳴してしまっているのだと ・・・ 嬉しいけれど)

ボディワークで教えていただいたことを活かすのはまだまだですが、ごくシンプルに手で「触れる」「動かす」「離す(リリースする)」ということでヒントをいただいたことを、みんなで復習 -- 互いに感じ合い、気づき合い、学び合ってみました。まだまだですが(あまりにも奥が深くて、どこまで行ってもきっと、「まだまだ」ですが)学べるスペースがあることに感謝です。

金環日食前の瞑想、いろんな透き通ったエネルギーが移り行き、わたし自身が時間を決めて終えなければならない役割なのに、危うく時間を忘れそうになりました。こうして、お互いがお互いのまま、静かに、穏やかに、座っていられることが、どれほど豊かなことか ・・・


皆様と、緑の中でからだを動かし、休み、語り合い、瞑想し、呼吸しているその瞬間瞬間が続いてゆきますように ・・・




 
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金環日食を前に

・・・ タヌ公、外で作業していても、窓から覗いていても、普通に(楽しそうに)竹林の中を歩いています。しかもどうも、わたし(=人間と鳥たちの食べ残しのごはんを置いていくヒト)が出てくると、挨拶がてら(何が出されたか、見に/食べに)やってくるようになった。北側の野鳥たち用の庭に行くと、最初は驚いて池の近くまで逃げましたが、そこでじ~っとお見合い。「タヌちゃん」と呼ぶと、たじろぎもせず、こちらを見ます -- わたしが立ち去ると、すぐに置いていったもの(?)を点検します。
 そして今日の夕暮れ時は、わざわざ挨拶(?)に来て、向こうもわたしも普通に庭にいるようになりました。
 距離も近いです。時々じっと「観察され」ます。

 これで ・・・ いいのかな。。。


*******

いつの間にか、新緑が眩しい緑に変わっています。

なかなか生活が落ち着かないままでしたが、先週末、気功の先生が主催された body work - somatic work のワークショップとシンポジウムに、先輩方と参加することができました。Bonnie Bainbridge Cohen 先生の主催されるをBody-Mind CENTERINGという技法で、アメリカから Cohen 先生ご自身をお招きしての贅沢なワークショップです。

いやあ~ レベルが高かった。国内外から集まった参加者の方も、ほとんどプロの方で、実践でも academic なことでも、学ぶことばかりでした。まだ、吸収しきれいていないところも沢山ですが、こころとからだ、そして言ってみれば魂の治癒、しかも個人の治癒だけでなく、わたしたちの集合体や環境の治癒に関しても、まだまだ学んでいかなければならないことが多そうです。自然や、生きものたちの命に対しても。。。

ちょっと自信がなくなった面もありますが、謙虚に自分の歩幅で実践と反省と学びを活かすことがあるのみ -- いよいよ明日は、久し振りに、そして退職・引っ越し後初めて、 bird sanctuary にて皆さまと yoga の修練の会があります。

sanctuary の土地で暮らし始めて約1か月。これまでの、つくばから早朝高速で通って、パタパタと現地で準備しての修練ではありません。この1か月、ここに息づく生きもの(動植物・昆虫)たちとも、土地そのものとも繋がりのラインができた感じです。新たな環境にいるわたし自身も、どんどん変化しています。

-- 今、どんな yoga、どんなエネルギーを皆様と分かち合えるのでしょう。

研ぎ澄ませています。

数日かけて、箱から取り出した引っ越し荷物が散らばる部屋を片づけて掃除しました。まだ、十分ではないけれど、この土地にくるまれて、この地の上、太陽が注ぎ、緑の風が渡る中、透明な光に輝く花びらが一枚一枚が開いていくようなスペースが生まれますように! -- 本当に、今日になっても掃除さえ十分でないけれど、これまでも助けの手をすっと差し伸べてくださる方がいらっしゃり、あとの部分も、きっと皆様のお力添えで大丈夫!!



ワークショップの中で、Cohen 先生が一生忘れられないことをおっしゃっていました。

(ワークをしたのが大学だったので、主に大学に向けておっしゃったのだろうけれど)

「人々に、沢山の情報を与え、その情報を記録した者がテストでその通り書く、
-- そういう場とするのか、それとも、

 人々に、スペースを提供し、人々はそのスペースの中で自ら、そして互いに
感じ、考え、学び合う、
-- そういうスペースを創るのか」

この言葉を聞いたとき、ああそれが、わたしが退職した理由の一つだったんだ、そしてこの「スペース」こそが、ここでも、どこでも、bird sanctuary でも、わたしのいるどんな場所でも、これから創っていきたいものなんだ ・・・ と涙が出そうでした。

・・・ ただ、2003年からバードサンクチュアリを創ろうといろいろやってきて、今のわたしにはこのスペース創りこそが、大量の情報の処理よりも格段に難しいことだということが身に染みています。スペースの中心 -- まずは自分の中心からしたって! 

ということで、明日も静かに、穏やかに、自分の歩幅で、充実した練習をしましょう! 

折しも、明後日早朝は金環日食。多くの方が述べていらっしゃる通り、すでにもう、大気のエネルギーが高まってきている感じです。



よい時間をお過ごしくださいね。




niwatoko
 (煙るようなオフホワイトのニワトコの花。K氏撮影)



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遭遇!

午後の雷雨や突風、大丈夫でしたか?

雷や雨は、かなり続きましたが、竹林に囲まれている bird sanctuary は難なく過ごせました。

そんな雷雨の始まる少し前の、穏やかだった天気が徐々に薄暗くなり始め、何となく「不穏な感じ」が漂い始めたころ、お勝手口からちょっと外に出ました。本当は、この午後は、レスキュー中の鳥さんのリハビリ・自然復帰のトレーニングをしようと思っていたのですが、諦めて一雨来る前に生ゴミを出すためでした。

あ、、、「生ゴミを出す」と書きましたが、嬉しいことにここに来てから、あまりそういう発想がありません。野菜や果物に関して、料理できない部分や食べられない皮(ほぼ無農薬のもの)は、そのまま腐葉土コーナーで再び土へと循環していきます。・・・ この土地とご縁がある前、一年だけ家を借りていた笠間の庭でも、週末に泊まるごとに堆肥の研究をしていたのですが、これは、もう少し大地に根差して暮らせるようになったら、何より最初に実行していきたいことでした。(北茨城のSさんご一家は、野菜も芋類も麦も畑でお作りになり、「その日に食べられるところだけ」畑から台所に持ち込まれているので、土に戻すということさえなく、本来はそれが理想ですが!)

勝手口をパタンと閉めて、いつも野菜のしっぽと果物の皮を戻すところまで歩いた時、ふと、その一段上、暗い竹林に、‘何かの気配’を感じました。


不思議なもので、都会で人間たちとワイワイガヤガヤやっているときとは異なり、人っ子一人いない、薄暗い林の中では、何かの気配があると、強烈に感じます。

以前も、この竹林へと登った途端、何かの気配を感じて、薄暗い中でよく目を凝らしたら、大きな蛇がすぐ近くの倒れて朽ちかけた竹の陰に横たわっていました。(蛇だから、人間的な意味で「横たわる」というのではなく、それが正式に「起きている」感じなのかもしれませんが -- あ、蛇嫌いな方、ごめんなさい。) しかも、その蛇さんが、わたしの意思 -- 攻撃するとか、怯えるとか -- をうかがってはいるものの、自分からは特に攻撃の意思や悪意はなく、自分の居場所にやってきた、この「立って動く生きもの」が邪魔に入るかどうかだけ受けとめようとしているのもわかりました。

気配だけではなく、相手の想念もまた、不思議なものですが、何となく感じ取れるような気がします。-- と言っても、蛇から受け取るものって、人から受け取るものとも鳥さんたちから受け取るものとも、まったくジャンルが違うというか、圧倒的に違うのですが。

で、先ほど感じた気配もまた、これまでとは異質の、でも敵意はないものでした。

感じた方向は、公園の土地との境界線のあたりで、こちらの土地側に倒した枯れ竹を沢山積み重ねてある、もっとも暗く鬱蒼としたあたりです。それが何であるのかは、そこに「顔(!!!)」が見えたので、すぐわかりました。

動物の、顔でした。

結構、可愛いというか、とぼけた顔です。

・・・ 相手は、タヌキでした!!

・・・ わ~!!!


以前、家族に、高速の渋滞を避けて深夜にこの地に到着したとき、夜暗い中で家のアプローチに「タヌキらしきものを見た」と聞いたことがあります。「のんびりと家の敷地内のほうに入っていった」(← !)そうです。

・・・ ということは、タヌキの住人がいるという噂(?)は本当だったんだ!


お互いに、見つめ合うこと数十秒。

敵意のないタヌキの丸い目には、腐葉土コーナーの野菜を戻す場所に、今まさに野菜と果物の皮を放り投げようとする人間の姿が映っていました。

あ、そうか。そう言えば、ここのところ、こうした戻してものの一部、特にレスキューの鳥さんに食べさせるドッグフードやバナナの残りが、たちまちに内に消えてなくなると思っていました。勝手に原因はカラスだろうと推測し(うちの人間はベジタリアンですが、ドッグフードは動物性のものも入っているので、彼らの好みだろうから)、鳥さんがリハビリ中にカラスに襲われるのは避けたいから、埋め方などを気をつけなきゃと思っていました。ですが、どうりで -- 

さっきの、お勝手口の「バタン」という音。

タヌキ君にとっては、「あ、また、食べ物かも」という期待の音だったのに違いありません。

見つめ合いが続きます。蛇の時と同様、タヌキ君に敵意はなく、わたしの動向をうかがっているようです。タヌキ君から、蛇の時よりも得体の知れなさはない、もっと‘動物っぽい’意識の感じが伝わってきます。それを意外と単純ではっきり強く、額に感じたので(ここからは、やや怪しげな書き方になりますが)、わたしも額から「こちらには、危害を加える意思はないよ」と送ってみました。からだも、緊張や構えのエネルギーをすっかり抜きました。

そして、野菜・果物を放り投げると、あえて少し遠ざかり、しゃがんで少し、(生えてほしくない場所に生えてきているセイタカアワダチソウの)草むしりなどしてみました。

すると、タヌキ君はトコトコと出てきて、竹林の入り口のところまでやってきました。

顔だけでなく姿全体が出てきたので、そのふわふわの毛(みっしりとした白い毛と、少し長い先端が黒い毛)やよく締まってはいるが栄養状態は悪くなさそうな体つきが見えました。よく自然保護の雑誌に写真が載せられている、里山の荒廃でガリガリに痩せたり、人間のごみのせいでひどい皮膚病にかかったりしているタヌキではありません。


そのまま、‘人間がお勝手口のほうに戻っていく’のを待っている気配です。
-- ので、ご期待に応えて、そっと戻りました。。。


まあるい黒い目、のんびり、というか、とぼけた顔。



カラスには濡れ衣を着せていたようです。

今では毎朝、玄関のドアを開けて文鳥の apas 君と mimir ちゃんの前日の御飯(雑穀)を前庭に撒くと、その途端、目の前の木の上で待っていた雀やキジバトが舞い降りてきて、しゃがんで植木の様子を観察している人間(わたし)に気づいて、「あ、まだいたんだ~」と枝に戻っていたのが 、、、 最近、戻りさえしなくなり50㎝の距離でご飯を食べるし。 まさか、このお勝手口の「パタン」の音が、「また、食べ物かも」のタヌ公の合図になっていたなんて。 ここに来て1か月にもならず、お炊事などの生活してみて15日ほどだというのに ・・・・・。


bird watching だとか自然観察だとか、人間(わたし)側は主張しているけど、彼らの側のほうが何枚も上手で、観察されていたのは ・・・ 人間だったようです。




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空に近い仕事

ようやく晴れましたね!

GW中、毎日少しずつ、ほんの少しずつですが、‘これからの暮らし’のための何かを掴んでいます。

荷物を解いて、取り出した本や手紙を読むこと、yogaや瞑想をすること、この地の自然を感じ受けとめること、そしてその中で今からのわたしたちにとっての「希望」を見出すこと -- も、もちろんですが、それは本当にひそやかにゆるやかに--

昨日は、箱詰めされていた食器などの台所用品を思い切って取り出して、いったんはモノがあふれかえった台所で、

・土鍋でゆっくりと玄米ごはん(小豆ともちきび入り)を炊くこと

・シンプルなお味噌汁を作ること

を再開しました。(つくばの官舎にいた時も、もちろん玄米ご飯は炊けたのですが、ここしばらく、忙しさに紛れてお鍋も埃をかぶったままでした。いえ、正直に振り返ると、からだの声をきちんと聴いてからだが求める良質の食べ物を丁寧に自炊する、という心構えが、かなり置き去りになっていました)

10年以上ずっと使われていなかった古いおうちで、埃や蜘蛛の巣、昔こびりついたであろうままの油のシミや錆、はがれようもない汚れを丁寧に拭き、なるべくもとのものを活かして、少しずつ少しずつ、お台所とこころ通わせる働き手となっていくのは気持ちの良いことです。予想以上にそれが気持ち良いのは、むしろ台所のほうが、喜んでくれているからかもしれません。最初は、シンプルな玄米ご飯とお味噌汁だけでも、作れるまでになるのに七転び八起きの感じですが、感謝の気持ちとともに‘一本筋を通す’と自然と道が開けてくるように感じます。

(ついでですが、やや図に乗って、ただ今ホームベーカリーを購入しようか思案中です。この地から車で行ける巨大大手スーパー2軒を見回りましたが、だだっ広い駐車場、豊富な品揃えを誇る長大なディスプレイの一角に大規模なパンコーナーがあるにもかかわらず、半数以上が甘くべったりした菓子パン、それ以外はいわゆる大手ベーカリーの保存料入りのパンでした。ゴミをなるべく出さず、これからの食費にやさしく、素性の確かな良質のパンを毎朝いただくためには、全粒粉やライムギ粉などの小麦粉を大人買いし、天然酵母で焼けるホームベーカリーは魅力的です。本当は夢のオーブンを手に入れて、それで自家製造が理想ですが、心配して様子を見にいらしてくださった北茨城のSさんに、「種から全部は今の sumiko さんにはかなり大変だから、それよりもまず ・・・」と勧められました。)



午前中は、荷解きとyogaと勉強、を優先して、すっかり晴れた今日の午後は、長い長いはしごを家の北面、瓦のところまでかけて、上へ上へと高く登りました。


hashigo

生まれて初めてですよこんな仕事!

・・・ 雨どいの掃除をしました。


いやあ~ 昨日までのひどい雨、この土地を手にして初めて、じっくり家にいたおかげでわかったのですが -- 北側の窓を開けると、水がバケツのように降り注いでくるのです。「なんだ,koreha!!」 -- 屋根が壊れているのだと思いました。後で家族に報告して、初めて事態が想像できたのですが、この家はずっと使われていなかったので、雨どいが(落ち葉などで)詰まってしまったままで、屋根で受けた大量の雨水がこともあろうに窓の真上の‘詰まり’のあたりからバシャバシャと分厚い水のカーテンとなって落下しているようでした。

・・・ すみません、ずっと一軒家にお住まいの方は、逆に「え~ そんなことも知らなかったの?」と思われる話かもしれませんが、使われていなかったのこの家は、雨どいが詰まり、掃除が必要だったのでした!


そう言えば、連休の二日目、笠間の陶炎祭に行かれた帰りに心配して立ち寄ってくださったSさんご夫婦に、この家の湿気がとれないことをご相談し、雨が降ると家の北側に沢山の水たまりができる、水が流れていかないことの対策のご助言をいただいたばかりでした。(昔からここは、山頂の神社から降りてくる水がたまり、始末に困っていたようです。水をためる池、水を逃がす溝などもあるのですが ・・・ それでもなお溜まるため、この地を手にしてから土地に勾配をつける工事をし、それでもうまくいかず ・・・ Sさんからは「池を深くすること」「暗渠(あんきょ:水を流す路)を作ること」をご示唆いただきました。)

それより何より、雨どい掃除することのほうが先決だ!

樹木の剪定のために高い台に登ることはしょっちゅうですが、屋根にかけるような高い高いはしご -- 高いところは平気とはいえ、落ちたらただではすみません。元の家主の方が残してくださったその古いはしごは、すでに朽ちかけていてぎしぎし呻きます。一段一段登るのですが -- 念のため、もし落ちて首の骨を折ったとしたら家の北側ではダレニモハッケンサレナイカラ、ソノトキハイエノトリサンタチハドウナルカ? まで考えておきました。

雨どいに詰まった枯葉は、すでに‘腐葉土化’していました。最初は火箸でおっかなびっくり掬い取り、雨どいに絡んだ古い蜘蛛の巣の塊なんかも取って、綺麗にしていきました。遥か高い屋根のそばでおっかなびっくり、最初はかなりぎこちなかったですが、だんだん仕事にも慣れていきました。水が落ちていく通路も、落ち葉がぎっしり詰まっていましたが、少しずつ取出し、そこに水を通しこむと、ザアーと音を立てて下に落ちて行って、開通しました。



高い高いはしごの上は、やっぱり少しだけ空に近く、
空の青さと、そこに差す夕方のお日様の光線が、
頭の上にありました。

下のほう(竹藪の竹の上のほうの枝)にいるヒヨドリが、
自分と同じく高いところまでやってきたわたしに、
警戒なのか威嚇なのか、
ずうっと声をあげていました。

神社の鳥居のそばにある
遥かに空に向かって伸びている
杉の木の巨木に常駐する、トビがいるのですが、
そのトンビさえも、なんだかそばで滑空しているようでした。

これまで鳥のことがだいぶ分かったような気になっていましたが、
こうしてほんのちょっとだけ空に近づいてみると、
普段からこれが当たり前な鳥の感覚する世界を
わたしはまだ、知らなかったのだなあ、と思います。




今日は北側を綺麗にするのがやっと。

まだまだですが、やり方はだいぶ慣れました。

(また、ついでに、どうでもいい話ですが ・・・
 
TVで、ビールのCMに、屋根に上ったり高いところでビールを飲むシーンが多いような気がするのですが、今日初めて、その理由がわかった気がします! わたし個人は‘ワイン党’ですが、屋根に上り、空に近いところで仕事すると、絶対ビールが飲みたくなります。本当は、CMのまま、屋根の上で飲むのが正しいのだと思います -- 酔っぱらって高いはしごを降りる自信がないので、わたしは降りてからにしましたが。)


今宵は、十五夜。

山のすぐ上に引っかかっている大きなお月様は、クリイム色の陶器でできているかのような質感で、そのうえ夜空にぼんやり滲んでいます。

よく、お休みになってください。



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五月

crab apple
 (bird sanctuary に咲いたクラブアップル[野生林檎]
 の花 K氏撮影)

GW中、皆様どのようにお過ごしですか。

鳥たち、植物たちをたくさん引き連れて大移動をしたその後、バードサンクチュアリで大忙しで、しばらくご無沙汰してしまいすみません。文鳥の apas 君、mimir ちゃんをはじめ、みな無事で元気です! 大量に重ねられた荷物の整理、片づけ、掃除等はそのままに、まずは地元の気功の先輩Aさんに先導して頂いて、ずっと敬愛している大洗磯前神社にご挨拶に参りました。そのほか、新しい仲間が増えたり、飛び入りで新しい仕事を頂いたり ・・・ 迷ったり悩んだり困ったり ・・・ 師と仰ぐ方々、旧来の先輩、友人、仲間たちが心配して様子を見にいらしてくださったり、困ったところにちょっとずつ手を添えてくださったり ・・・ 。本当に、これらをブログにUPしたいのですが、何せ、自分のカメラで撮った写真をパソコンに取り込むコードが荷物の中に埋もれてしまい、他に試したやり方ではうまくいかず ・・・ すみません、近日中に何とかします! 

(ついでで申し訳ありませんが、実は職場の退去の際、アドレス帳も本年頂いた年賀状もどこかの荷物の中に紛れてしまったようで、郵便でのいろんなご挨拶が後手後手になっております。申し訳ありません!!
 ただ今、何とかしなければと、焦って荷物をかき回しております。
 整理下手が、慣れない引越しをするとこうなりますので、皆様ご注意を。)

毎日、大地に様々な草が芽生え、一日でぐんぐん成長していきます。日を追うごとに、違った草の花、木の花が花開いてくれて、光景の明るさ、彩(いろどり)が巡っていきます。吹き抜ける風の薫りも瞬間ごとに移っていきます。

この地は、国道沿いにあるため、自動車の音はひっきりなしに聞こえるのですが、普段は神社と公園と農地、民家のあるとても静かな場所です。ですが、この時期(ゴールデンウィーク)櫻(牡丹桜)の名所として有名な公園に、毎日沢山のお花見客が訪れ、イベントなどが催されます。国道といっても細いカーヴの二車線の道は、年に一度の車の大渋滞。歩道も、芝生に座るためのシートやランチボックスを掲げ、楽しげに声を上げる家族やらカップルやらがぞろぞろと歩いてゆきます。

櫻やイベントだけでなく、この五月の眩しさの中には、新緑、むず痒いような木の芽の色、風の薫り、薄青い空に円を描くツバメたち、可憐な草木の花、歌声をあげるカエルたち、土を這い始めたトカゲたち、数少なくなっていくミツバチ、きらりと背びれを見せて跳ね上がる魚など、胸が痛くなるほど美しいものがいっぱいありますよ~ 皆さま ・・・。


休養なされるときには、すこし羽を伸ばして、深呼吸したり、頭の中を空っぽにしたり、遠くを見たり近くを見たり、しゃがんだり大地に寝そべったり、五感のうちの使っていない感覚のすす払いをして、からだの自然も五月に染めてあげてくださいね!



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