hearing the unheard voices

小鳥たちと対話し、自然と人とが調和できるバード・サンクチュアリを創立しています。http://homepage2.nifty.com/birdsanctuary/index.html

秋丁子

東京で body work の勉強、yoga や気功の練習、そして一か月ぶりの再会・胸熱くなる久し振りの再会など終えて、明け方まだ暗い中 bird sanctuary に戻ってきました。戻ってきたら、ずっと開花を待っていたアキチョウジ(秋丁子)が花開いていました。


akichouji


星々の浮かぶ夜の空をさらに突き抜けたところにある、天空の青紫色ってこんなかな、と想うほど美しい、青紫色です。独特の姿をしたこの花が並ぶ小さな空間に見とれ惹きいれられ、ハートの奥、魂の底で何かが響いた気がして、溜め息が出てきました。

アキチョウジは、「秋」に花咲いて、その形がスパイスの丁子(=クローブ)に似ているため、この名で呼ばれているそうです。シソ科ヤマハッカ属の多年草で、もとは山野の湿地で多く見られたそうです。

bird sanctuary の土地とご縁が結ばれた三年前は、日本に古くから生息してきて、今消えかかりそうになっている可憐な野草に、少しでもこの土地で生きていってほしいと想い、同じ思いで育てていらっしゃるお店から入手できる野草を片っ端から植えようとしていました。(土地にあった性質のものを勉強して植えようとはしていましたが、かなりの種類・数を植えたのに、繁殖力の強い他の植物に大部分は駆逐されてしまいました)。

そんな植物の中でも、アキチョウジはその色と不思議な形に一目惚れして、一等先に植えたいと思い、大切に大切に、夢中になって植えたものです。しかし … 最初に植えた苗は、消えてしまい(いえ、生き残ってくれていて、何年後かに、ひょっこり花開くかもしれませんが)、これ以上消えてしまわないようにと今は植木鉢にいてもらっています。


沢山の人が往来し、多様な活動で活気づいている大都会の中での凝縮した時間(とき)からすり抜けて帰ってくると、bird sanctuary では日に日に深まりゆく秋を映し出す空・風・大地の緩やかな時(とき)の流れを感じて、時間がひとつながりではないかのような気がしてきます。でも、どこにいても、何をしていても、今ここでの一呼吸一呼吸を大切にしようと想います。秋丁子の花言葉は、「秘めやかな思い」 -- ゆっくりと息をしながら、聴こえてくる声に耳を傾けます。




このページのトップへ

この秋の ☆初飛来☆

今日は、晴れて麗かな、空気の澄んだ一日でした。

朝方、東の窓を開けるとき、「ヒーッ ヒーッ」と強く笛を吹くような声がしたので、はっとしました。

ちょうど昨日、家族が電話で(バードウォッチング仲間のサイトで、この秋になって)「ジョウビタキやツグミを見た人がいる」と、冬鳥たちの到来のニュースを告げてくれたばかりでした。が、どう考えても bird sanctuary の地にジョウビタキがやってきそうなのは11月 … まだ早すぎるわ、と思いました。

しかし、その強い笛の音は、すぐ近くで、ひっきりなしに聴こえ、やみません。家の東側から、北側の地のほうに移ってきたようです。

家の中にいた人間(わたし)も急いで北側の窓の方へ -- そっと窓を開けます。

「ヒッ ヒッ」に続いた後 … よく耳を澄ますと、微かに小さな「カタ カタ」という声も聴こえます。

… とすると、間違いない!!

去年までは、二年続けて … sanctuary に飛来して、ここを冬のすみかとしてくれたのは、人懐こい綺麗な男の子(オス)だったんだけれど --。

初ジョウビタキ

とっても柔らかな色の、綺麗な女の子(メス)のジョウビタキでした。

畑地に立ててある竹の棒にとまり、その近くの、まだひょろっと小さなコマユミ(だけど毎年とても気前よく沢山の実をつけてくれます)のところまで行って戻ってきました。ちょうど朱色に色づいている実を味見したようです。そして、「ヒッ ヒッ」とひっきりなしに鳴きながら、元気にからだを震わせて、今度は移植した木の支柱としている大きな竹の棒の上にとまりました。

いつもの子と違うので、南下するための通過点に立ち寄ってくれたのか、それとも今年一番にこの地を見つけて気に入ってくれたのか …。

いずれにせよ、今は木の実も虫もふんだんで --。sanctuary restaurant としては、ちょっとほっとしました。


ハートにも光の矢が飛来したような、朝となりました。



このページのトップへ

木を植えよう ~12~

久し振りにハードでタフな植樹の話です。

この秋は山に食べものが少なく、いつもはもう少し遅く山から下りてくるヤマガラたちがもう bird sanctuary にやってきています。数羽の群れになっていたり、さらにシジュウカラやコゲラたちと混群をつくったり、朝になると柔らかな‘ニーニーニーニー’の鳴き声が聴こえます。

餌台やら何やらのサービスにそわそわしていますが、まだそこにはやって来ず、未だ荒れた竹林がほとんどの sanctuary に昔から生えている数少ない広葉樹(イヌシデや柿の木、梅の木など)を移り飛んでいます。

やっぱり、自然に実る食べ物に越したことはないわと、先週はイチイの苗木を植えましたが、まだまだ成長し実を結ぶには時間がかかります。他に彼らが好むのはエゴノキの実なので、思い切って植木を増やすことにしました。

エゴノキの苗木は、この土地とご縁があった時点から育てていたのですが、いつの間にか消えてしまいました。そして、これ以上「いずれは大樹となる」木の苗木を植える場所を作るには、今ちょうどよいスペースがありません(荒れ地の片付けのほうが先決事項です)。

う~ん … 実は、ここに建っている古い家の北側のすぐ近くに植えられれば良いのですが … そうすれば、素敵なヤマガラさんたちの群れを毎朝身近で見られるし、通りからは遠いので彼らにも安全で、メリットは大きいのですが … それは実は大変な問題です。

その場所は、以前は廃墟となった家が建っていた場所で、土地の引き渡しの折に片づけてもらうことを条件としたのですが、そうして‘そこにも木が植えよう!’と夢見ていたのですが、大変な土壌でした。雨が降るたびに神社のある山から流れてくる大量の水が溜まり、(そのために入手当初工事をしたのですが … まだうまくいかず 涙)土を掘ると30センチくらい「泥」の中にゴミが溜まった状態となっており、次いで粘土質の土壌に瓦礫と石が入っており、その後はカチンカチンの土の層があります。その層まで辿り着く前に、下で排水されていない水がじわ~っと染み出てきて、井戸のような水たまりができます。しかも … ものすごい悪臭! もともとここでゴミを地中に埋めていたのでしょう。さらに、廃墟を片付けてもらった時に、無理やり埋め込んだらしき瓦やコンクリの欠片も混ざり、そうした「土に還らない」ゴミのある地面は、地中深くになっても腐った匂いのする‘土の死んだ’地面なんです。はい … 家のすぐ裏手がそんな場所なんて、何とかしたいです。

このことを知っていれば、入手した当初に大掛かりに土を入れ替える作業、土地の傾斜を考え雨水を流す土木工事をしたかもしれません。しかし、状況を見極めないままお任せした工事も失敗し、笠間に家を借りていた時のように、木を植えたり、土を耕したりして、その場その場で素手でできることをしつつここまで来てしまっています。

… と愚痴が長くなってしまいましたが、要するにここに植木を植えて、その木が健康に育つかどうか … リスクが大きいです。すでに植えた木の中には、うまく根付いてくれた樹(ほぼすべて、湿気を好む成長力のある木)と駄目になってしまった木、かろうじて生き延びている木がいます。


でも … 流れてくる排水は、いずれ、いや近いうち、何とかするつもりですし、今はここに住んでいるので、いつでも応急処置が可能です。根腐れを起こさないよう、根高(植木の根を地面から高い位置に植え付けること)に植えても、水切れに気を付けて、調整することもできます。調べると、エゴノキはやや湿り気があっても大丈夫、しかも成長力、萌芽力が強いと分かり、思い切って最大限の手をかけて植えることにしました。

日当たりの関係で、ちょっと贅沢してすでにある程度育っている木を選ぶことにしました。いつもお世話になっている信頼できる植木屋さんのHPを見ると -- 絶妙のタイミングで1.3mのエゴノキが1本だけ残っていました。植木としてはまだ小さいですが、わたしの手に余ることもなく植えられる大きさで、素晴らしい樹形です! 


待ちに待った19日 -- 。

箱に詰められて郵送会社の大きなトラックに乗って、その子はやってきました。

エゴノキ到着

すぐに箱から出して、とりあえず日陰で休ませます。

植える場所

植えるのはここ。現状は、かなり土を入れ替えた後、小さなクロモジの苗木を植えましたが、可哀想に葉が落ちてしまっています。このクロモジは鉢に移し替え、様子を見て別所に植えましょう。もっともっと土を入れ替えなければ駄目です。

掘る

掘って、掘って、掘って、2時間たっても50㎝も行きません。ゴミを掘り起こして、石ころを掘り起こして、水がわいてもなお、掘り進みます。50㎝ほど掘ったところで、固い土の層にぶつかりました。大きなスコップに全体重かけても、ここからはなかなか進みません。


ゴミ

掘りながら回収したゴミ。瓦、お茶碗の欠片、ガラスの欠片、コンクリ破片、何かの部品のような金属の棒、風化したような青いビニール …。自然に還ることのないこうしたものを抱え込んだ土は、臭くて、悲鳴を上げていました。笠間に住んでいた時も、庭にはゴミが埋めてあって、その時は人間のその行為を怒りながら掘り出していましたが、今は慣れ、僅かずつでも土が綺麗になっていくのが晴々した気持ちです。

八郷で野鳥の森を育てていらっしゃるS先生ご夫妻のところに伺って、森で土に触ってみました。森の木々が創り出す土は、どこまでもふかふか。そして、何とも言えない、いい匂い! 暖かくって、癒されました。(お肌に付けて、パックしたいくらい、綺麗でミネラルたっぷりという感じです)。本来の自然が作り出す土に向かって、少しずつ、少しずつ、どれだけ年数がかかっても、ここの土も変わっていくのだと信じます。

虫よけ

水が出てきたあたりから匂いがきつくなって、これだけ涼しくなったのに、どこからともなく沢山の蚊が集まってきました。蚊柱ができそうなほどになったので、着替えて、こんな格好になりました。アー○製薬と共同で開発された虫よけガーデニングウェアです。殺虫剤が苦手なので製薬会社にお世話になるとは思っていませんでしたが、この夏、奥の竹林の片付け作業の折に、すぐに蚊柱に取り囲まれるほどになってしまうのに悲鳴を上げて、思い切って購入しました。汗や淀んだ水の匂いがすると、どこからともなく、こんなにいたのかというほどの数の蚊や虻たちが集まってきます。

火の儀式

もっと、もっと掘りたかったのですが、土の層は固くて、スコップをはねつけます。夕闇が近づいてきた上に、右手の腱鞘炎がぶり返しそうになってきました。1m行きませんでしたが、掘り下げるのは諦め、穴の周囲を広げて根の伸びる場所を作ります。満足いくまでではないけれども、ここまで … で、御免なさい。

ここで、ちょっと儀式です。掘った穴の周囲で、じっくりと火を焚きます。炭を作るという意味もありますが、明るい火の神を呼び、火の神と水の神に浄化を祈ります。不思議なことに、穴の周囲で焚いた火は、穴の中へ、中へと燃え落ちていきます。

植える

さあ~っ、いよいよ、土を作って植える作業です。まずはエゴノキ君に来てもらいます。さあて、どのくらいの深さで、どう植えるか … ? 

土をつくる

目安を感じたら、根を取り巻く土だけでも良い土を作ります。まずは、炭とパーライト。パーライトは、やや人工的な土壌改良剤ですが、水はけの悪いここでは、必須です。

パーライト、有用微生物群の入ったEMBC固形バイオ、培養土、腐葉土を順々に幾層も入れていきます。

腐葉土堆肥

これが bird sanctuary の腐葉土堆肥。囲いは、yogaにもいらしてくださっている気功仲間K様の旦那様が竹を組み合わせて作ってくださいました。原発事故以来、落ち葉の投入はやめていますが、それ以前に集めた落ち葉たちが、土壌微生物の助けを借りて、良い土を作ってくれています。微生物の働きや発酵など、いろんな作用が働いているせいか、良い感じになっています。

… ただ、問題が発生!! 最近、苗を植え付けたり土を作るとき、いつもそうなのですが … (そして皆様、ここだけの話にして秘密にしておいていただきたいのですが)腐葉土堆肥の中には、現在、沢山のカブトムシの幼虫が育っているんです! 「やっぱり」と思いましたが、バケツに土を入れて運ぶと、いつのまにか丸々とした幼虫も運んでしまっていて … 慌てて戻して、堆肥の中に埋めなおしてあげなければなりません。

そんなことが幾度も起こったうえ、夕暮れとなってしまい、堆肥の中に何かいるのか判別も難しくなってきて --。腐葉土はもう、(本来の意味とはずれるけれど)虫さんたちのためにそのままにしておいてあげた方がいいような気がして、でも、培養土も … 足りません。

evening

エゴノキ君、ごめんね。もう夕闇が深くなってきました。5時になるともう暗くなる今が今日は恨めしいけれど、仮植えして、明日土を足すしかありません。根をカバーしていた黒い布をほどき、そっと穴の上において、その上に、草刈りして乾かした干し草をかけて、それを水で湿らせて、根の周りをカバーします。枝を縛っていた紐をほどいて、ほんの少しお水をかけたとき、エゴノキは、肩こりをほどくように枝葉をぶるんと震わせ、大きく息を吐いたかのように見えました。

おやすみ、安心して寝てね。明日には、もっと気持ちの良い、根っこの寝床ができるから。

*****

一晩越えて

翌朝、北側の池に、初めてアオサギがやってきました!

あんな大きな、シックで美しい鳥!!

池がまだ淀んでいるので申し訳なくて、後悔ですが、美しい鳥の飛来にこころ湧き立ち、エゴノキを見に行きました。枝に、早くも赤とんぼが二、三匹とまり、根の周りに敷いた干し草の中からリーン、リーンと鈴虫の鳴き声がします。

早くもたくさんの生きものたちが、エゴノキを歓迎しているかのようです!

幸先がいいぞ!!

虫の寝床となっている腐葉土堆肥はあきらめて、早速ホームセンターに行きました。12L入りの培養土、そして、あれこれの土壌改良用の土の袋の間をゆっくり練り歩いて、カナダ産のピートモス、鹿沼土を選びます。(原発事故後の一時期、ガーデンセンターなどの腐葉土等の放射能検出値が騒がれましたが、今はもう、何が大丈夫で何が危ないか、よく分からなくなっています。たいていの土の袋は、産地も書いてありません。カウンターで測ればいいのですが、持っていません。ただ、過信は禁物ですが、この地へ来て、食べものでもなんでも直観というか、からだの反応で「嫌な感じ」「いい感じ」がすごく敏感に出るようになりました。土のエネルギーはかなり感じるのですが、買いたかった腐葉土のところでは、ピリピリのどが痛くなり、産地も書いていないので、やめました。買うはずだった赤玉土よりも、鹿沼土を選びました)。そして、店内に入ったら、とても気持ちのいい土壌用の袋があるのですが、見てみたらゼオライトでした。鉢物の蘭に使うようでしたが、水はけの点でもなんだかこれは絶対にいい!と感じて、これも手に入れました。

土つくり

ゼオライト、ピートモス、EMBC固形バイオ、培養土! ゼオライト、ピートモス、EMBC固形バイオ、培養土!
少しずつ、ミルフィーユのように、重ねます。

ふかふかの良い土が嵩を増していきます。

時々、エゴノキ君を乗せてみては、様子を見ながら進めます。

根高

このへんかな -- かつてないほど、根高ですが、根をできるだけ保護してあげたいことを思うと、こんな感じにしてみます!

土の神

ゆっくりと根の周りに保護の土を被せます。カナダ産のピートモス、それにEMBC固形バイオを合わせると、ふかふかで心底気持ちいい! とても良いエネルギーを感じます。土の神様に、ここに留まって根を守っていただけるように、祈ります。

土よせ

根の周りに土を寄せて、少し固めて、その上に昨日の干し草をまた乗せてカバーしました。周辺にドーナツ状に水を撒きます。根が水を飲めて、でも穴底に水がたまらないように、慎重に --。

植え付け

何てきれいな樹形! 少し黄色に色づき始めていますが、葉っぱのつき方から見ても、健康な良い木です。

未来

よく来てくれたね! ありがとう!! 

土や水のことを、先々も気を付けて良くしていって、絶対無事に元気に育てるから!! 

ここに来てくれるヤマガラさんたちも、見守って! 木はずっとここにいてくれて、春には白い美しい鈴のような花を沢山つけ、秋にはきっと美味しい実を実らせてくれるから!! 






このページのトップへ

秋からのお便り 4

kinmokuseinomichi

金木犀の花は散り、道いっぱいに金色の小さな星形の花が落ちています。花は終わったと想うのに、風が流れるなか、何かの拍子にまだ甘いうっとりするような香りがします。金木犀の残り香は、どこに潜んでいるのかしら …


今日の空は澄んで碧く、道の向こうの貯水池の水面にさざ波が立っています。

dattannsoba

荒れ地の部分ですが、白い美しい花が穏やかに落ち着いて微笑んでいます。白い花、青い花が好きで、この地に四季折々に咲いてくれるどの花もこころ奪われるのですが、同じ白い花の中でもこの花は格別に清楚で上品!ゆったり静かに、綺麗なエネルギーで包み込んでくれるかのようです -- いったい、何の花だと思われますか? 

答え -- 韃靼蕎麦です! 意外(といったら、韃靼蕎麦に失礼かしら?)でしょう? 横浜のH先生が苗を送ってくださいました。穀物としては、どう収穫していいかもわからずに(← おいおい!)ここで微笑んでくれています。花の後の蕎麦の実を、どのように頂いていいか調べようかと思うのですが、何だかその前に、小鳥さんに食べられてしまいそうな予感がします。

そう!! 毎朝、シジュウカラとヤマガラ、カケス、キジバト、モズ、ハクセキレイ、メジロ、ヒヨドリ、コゲラ、(時にアオゲラ)が飛来して、sanctuary のあれこれの食べもの(木の実、草の実)を頼りにしてくれるようになってきました。今朝は試みに、この秋初めて、リンゴと蜜柑もお裾分けしてみました。

そして --

esadai

野鳥たちのレストラン!! 開店営業です! 今年は家族の手作りで、屋根つきです。昨日たっぷり降った雨でも中の食べもの(雑穀やヒマワリの種)が濡れずに済みました。まだ、お客様はいらしていません -- 慣れていないのか、気づかないのか、警戒しているのか … でも、昨年までは一週間に一度リンゴや蜜柑やヒマワリの種を置けただけでしたが、‘請求’(?)までされるくらいになりましたから、開店休業も少しの間でしょう。気づいてくれるように屋根の上に撒いておいた少しの種が雨で落ちていたので、また少し撒いておきました(それに、来てくれなくても、よく掃除しないと、水場が汚れたり、種が発芽してしまったり … 結構大変です)。



aozora


空を飛ぶあなたたちが、健やかでありますように!

地を這うあなたたちが、愛されてありますように! 

水を渡るあなたたちが、自由でありますように! 

わたしたちのこころが、平和でありますように!







このページのトップへ

調和と叡智の energy

ハイデラバード(インド)で開催された生物多様性条約第11回締約国会議(COP11)で、世界の絶滅危惧種の生物が2万種を超えたとする「レッドリスト」最新版が発表されました。正確には、生息状況が評価された6万5518種のうち約31%に当たる2万219種だそうです。前回6月の発表から400種あまりも増加しています。

震災後、自分でも植物の異変を間近に見て、日本の生物のことを心配していました。特に海洋が心配でしたが、やはり海でのニュースがありました。太平洋に生息する大型のタツノオトシゴの仲間「オオウミウマ」が絶滅危惧種となったそうです。オオウミウマは太平洋やインド洋に生息している、竜の子供みたいな(あ、タツノオトシゴですものね!)生きものです。また、オホーツク海などに生息するトドが、絶滅危惧種から準絶滅危惧種になったのですが、これは北米付近の別の亜種が増加したためで、日本側の亜種は数十年前の激減からまだ回復していないそうです。

海については、祈ることしかできないのですが(あ、海産物の良い消費者となることもできます!)、大海と、こことも、繋がっています。


ここのところ、いろいろと自分の身辺の大変さばかり目が行っていましたが … もちろん、まずは自分の行動から、そして地球と繋がる目を忘れずに、気を引き締め直しましょう。

今の地球破壊はすでに、制御が幾重にも壊れた、暴走する巨大な化け物みたいなもの -- でも、たとえ、砂粒ほどのことでも、できることはある。


この秋も、bird sanctuary では、苗木を植え、土の汚れを掃除して、水を穢さないようにしましょう。できるところから、日々の暮らしがシンプルで良質か、確かめていきましょう。そして、闇に埋もれることもありますが、自分の内にある調和と叡智のエネルギーをもっと育てていきましょう。

人間にはきっと、調和と叡智のエネルギーが備わっています。自分の心のそれらが広がれば、きっと他の方々のそれらと響き合っていけます。




たとえ砂粒でも、、、今この地球に、沢山の砂粒が宝石のようにきらきらと輝いているのが観える。多分それが … 3.11後、見えなくなった『希望』を再び見出す必要があると思って、一年という長い休み時間をとることにしたわたしの、(今、7か月目ですが)『希望のいるあたり』です。



shiranesenkyu
(この秋も咲いてくれたシラネセンキュウ。K氏撮影)




このページのトップへ

紅色の宝石

zakuro

bird sanctuary の柘榴(ザクロ)の樹が、初めて実を結んでくれました。

柘榴は実を結ぶまでに年数がかかると言うけれど、この土地とご縁があってから、一年目の比較的初期に植えた木で、もう2mくらいになっています。

でもまだ細い … 今年は、初めてなのに、三つも四つも実を付けてくれて「その栄養を自分のために使って~っ」と想うのですが、基本的には木に任せています。昔住んでいた家にも柘榴の樹があって、この樹は成長しても全然実を付けず、家人が「もう切るわよ」と言った年に、沢山の実を付けました。そんな経験から、柘榴の樹はきっと自分で決めて、意志で実を付けているような気がするのです。

上の方に実った果実は、鳥さんたちが好むかどうか様子見で -- 根元の方に重そうに実り、枝をずっしりと引き下げていた実が傷みかけていたのでもぎ取ろうとしたら、手の中にころりと落ちました。


柘榴ジュースは自然食品店でも人気商品。

高価なものを買うまでもなく、甘酸っぱくてこんな綺麗な実をお相伴(鳥さんの)にあずかります。一緒に暮らす鳥さんにも、人気です。


それにしてもこの紅は、本当に宝石みたい。美しい赤い宝石のガーネットのことを柘榴石というけれど、柘榴の実と宝石とを連想した気持ちに、納得です。

sanctuary の柿の樹の葉も、ツリバナの樹の葉も、今は朱色に染まり、ガマズミの木の実はスカーレットに燃えて、野鳥さんたちについばまれるのを待っています。色として、赤系は普段はあまり得意ではないのですが、やっぱりこの時期は、この燃えるような色が季節のポイントです。



このページのトップへ

魂の炎

突然ですが、bird sanctuary research institute をご存知でしょうか?


この夏は暑く、7月、8月だけでなく、9月に入ってからも30度を超える厳しい暑さがありましたね。bird sanctuary のある家では、よしずやすだれ、グリーンカーテン、風通しを良くし打ち水をしたり … もちろんどうにもならないときはエアコンのある一部屋で何とかしのげましたが、脳みそが溶け出してしまうのではないかという暑さの中、何かを考えたり表現する作業は全く進めることができませんでした。この3月、‘残りの人生を本当にしたいこと、やるべきことに捧げる’と思い切って職場を退いたはずです。しかしこの半年、‘したいこと’‘やるべきこと’に少しでも手を伸ばすどころか、過去から抱え持ってきた膨大な資料や文献の片づけもままならず、新たな仕事に向けてすっきり快適に過ごすための家の修繕も手を付けにくく、「何をやっているんだろう」と疑いが湧くことも始終でした。もっと恥ずかしいことを告白するなら、ごく一部「からだが弱いから」「病気でやめる」となぜか(?)誤解され続けたのですが、本当にその言葉通り残りの人生が病人か廃人で終わってしまうの?!とうなされそうになりました。

一方で、‘退職して一年は充電だけでもいい。三年間のうちに、足場ができればいい’と決めていたことなのに、焦りに巻き込まれると弱さが出ます。いつの間にか、途方もなく、行きつく先もない、迷路のような暗いトンネルのなかに居ました。

急に涼しくなり、空気の透明感がまして、天の高い高いところに水晶が触れてキーンと響きあうような振動を感じるようになって、何かがまた流れ始めました。(30度以上では何もやる気が出なかった … ということなんですが … 汗)。

楽しく yoga ができる機会に恵まれたこと、ずっと昔の友人との新たなご縁 … そして、温かく背中を押してくださる方に恵まれて、2001年に着手しながらここ数年途絶えていた‘小鳥との対話’の研究の再スタートです。

退職して、bird sanctuary で一人、小鳥たちとともに集中したかったこと -- で、学会の案内を頂きながら、「少しずつ栄養(新たな発見やら知識、思索やら)を再吸収・統合して来年くらいには」とは思ったのですが、本当に -- 温かく、そっと幾度も背中を押していただかなければ、今期に学会発表エントリーなんてしませんでした。


一生かけてしたかったこと、‘小鳥とわたしたち人が、対話、コミュニケーションできるとしたら、現代におけるその可能性や広がりがいかなるものなのか’‘その対話のすべや真理がいかなるものなのか’を、学問上の探究だけでなく、地に足を付けた「実践すること」も含めて追いかけていくことに、やっと‘性根の性根’を据えて向き合う機会を頂きました。そして、探究して答えを出すだけでなく、自分自身で答えを生きていくこと --。2003年くらいから幾度か拙い発表を試みたり、コアな英語文献の翻訳を何社か出版社に持ちかけたりしてみましたが、様々な状況が折り重なるなか、大切なはずなのに埃をかぶったままとなってしまっていました。時代や状況のせいにはしません。意志が弱く、自分自身を十分信頼してあげられなかったのだと思います。


十五年くらい前になるでしょうか。旧職場のわたしのメールボックスに、一枚の漫画の絵のコピーが入れられていました。まだ、‘小鳥との対話’の研究を始めていなかった頃です。

そのコピーには、白衣を着た女性科学者が戯画化して描かれ、彼女は実験室にいるらしく、周囲にデスクやら大型コンピュータやら実験器具やらが簡略化されて描かれていました。そして … 彼女の前には、小さな水槽があり、そこに金魚がいて、彼女は水槽の金魚に餌をあげていました(!!!) 

そのコピーには、万年筆で手書きでこんな言葉が書かれていました。「研究は、趣味ではありません」。


… !!! …

この言葉を書いた人、わたしのボックスに入れた人の、言いたいことはよく判ります。


-- ただやりたいから、楽しいからと熱中することは、趣味とはなっても、それだけでは研究とはなりません。そうしてやっていることが、自分の趣味用のお小遣いではなく社会的な資金だったら、社会問題、社会悪ですよね …。

真理がそこにあると幾度も促されていながら見て見ぬふりして歪めた主張をする姿勢、限られた観察・測定・調査方法/限られた認識の範囲内で見て取っていることが全てではないことを忘れた姿勢、自然や人間や自分自身を対象としながらそこに敬意を払うことを忘れた姿勢、この世界やそこに生きるものに何をもたらすかを顧みなかったり自己矛盾をはらんでいる姿勢、自分や研究グループの(資金や地位のための)エゴからしか発していない姿勢 … そして、究極的には‘美しくはない姿勢’ … そんな姿勢で、わたしも研究をしようと決意してはいません。

皮肉なことに、あるいは妙なる偶然と捉えた方がいいのかもしれませんが、このコピーを頂いた少し後に、金魚ではありませんが、小鳥たちと向き合って研究をするようになりました。しかも、小鳥と対峙する自分自身(自然科学系ではないので、白衣は着ませんが)も観察しつつ、対話やコミュニケーションについて探っています。

しかも … 「金魚に餌をあげているだけ」ではありませんが、研究すると同時に、もしも小鳥たちが死ぬほど飢えていたとしたら、実験や観察はさておいて(?!)、まず小鳥たちの命の心配をすると想います!!! (動物の研究に関しては、事実、優れた‘共感派’の研究者たちが、研究者人生の後半で研究対象となる動物たちの種の絶滅を危惧して、保護も視野に入れた研究へと転向を遂げています)。



もちろん、様々な価値観の尊重や倫理的配慮が必要ですが -- 森を歩きながら、小鳥たちが人を恐れず、道すがら歌をうたって聴かせてくれたり、信頼して肩や手にとまってくれたり … ということが可能な世界(そしてそんな世界は、鳥たちだけでなくヒトを含めた多様な生き物や生態系が変容を遂げていることになると思いますが)が訪れれば、それはわたしたち人にとっても大きなものをもたらしてくれると信じています。



… それで … お騒がせした(?)bird sanctuary research institute は、この bird sanctuary に新たに設立されたささやかな研究組織(?!)です。退職前から、今後は「無所属」で研究進めるわ~っと思っていましたが、学会発表エントリーにあたり … 「所属」を書かなければならないのですよね。肩書きや社会的地位は要らない、組織の名前に自分の価値をゆだねない、等々ありますが、なるたけ謙虚に自然に自分の居るスペースを設定しようとして、幾日も悩んでこれにしました! まだ試行運転ではあります。

組織の名前を借りない、ということもありますが、名前がよい空間やエネルギーを生み出すという言霊もきっとあります。bird sanctuary research institute の看板も、どこかに立てかけておきましょう!


a&mOct12
  (apas & mimir 。今のところ‘人員’は1名ですが、
  鳥メンバーは他にも沢山おります!)














このページのトップへ

~ ユメノタネ ~ ☆☆ 2 

どの窓からも、金色の金木犀の薫りが漂ってきて、家の中でずっとうっとりしています。

この瞬間の幸せをお裾分けできないなんて勿体なくて … どなたかいらっしゃいませんか?と願いながら過ごしました。

(残念ながら誰もいらっしゃらなかったので、せめてほんの少し花びらを白ワインに浸して、閉じ込めておきたくなってきました。)


kotorinokonomuhana


今朝、2010年10月18日のブログ『~ユメノタネ~☆☆』でご紹介した、‘小鳥のための多年草ガーデン’という種のミックスされたセットから発芽した草花の花が、初めて開きました。

名前はまだ調べきれていません。フランスの野鳥の会と共同で、小鳥たちが好む多様なお花の種を集めて詰められたもので、どのように好むのか(種を食べるのかしら? お花の蜜を好むのかしら? それとも??)もちょっと分からないのですが … -- 実験中です。中身のお花は、

 アスター
 オーブリエチア
 アリッサム Goldenyellow
 アラビス Silberbasket
 ジキタリス
 リナム 多年草
 ワスレナグサ
 ヴィオラ
 etc. (← おいおい、適当過ぎないか?)

どなたか、写真のお花が分かる方、教えてください!

フランスのガーデニングの気候条件・土壌条件と、こことの違いが大きいのか、それとも種から植物を育てるのはまだまだ新米のわたしの技術のせいなのか、種のすべてが発芽するわけではなく、また、このMIXから発芽した子は今だとても背丈が低い(成長が遅い?)のですが、それでも、健気に咲いてくれました。サンクチュアリでは、土地に合った生きものやもとは土地に生きていたのに消えかかっている生きもの全体がエコロジカルに調和していくことを目指したいので、一般のガーデニングのようにお花を育ててはいませんが、それでもお花の美しさに訪れる方も癒されることはつくづく実感しています。これから、なるべくはポット苗でなく、命の喜ぶようなお花を種で育てていくことを目指したいです。(ポット苗より、種の方が、うまく育てられれば、ゴミも出ないでエコな自家採取もでき、コストパフォーマンスもいいはずです! まだまだ技術が追いつきませんが …。)


二年前に『~ユメノタネ~☆☆』を書いたとき、読んでくださった大好きなM.N.様が「サンクチュアリに伺って、種を蒔くお手伝いをさせていただけたら」と素敵なお手紙で励ましてくださいました。病気と折り合いながら、サンクチュアリやわたしの心配ばかりしてくださったお手紙でした … 。

今は天国にいらっしゃるM.N.様 -- でも、サンクチュアリにはしょっちゅうお散歩にいらして、種を蒔くときも、水をあげるときも、一緒です。このお花と微笑み合われているのを、感じます。






このページのトップへ

金木犀

東京で bodywork の勉強、yoga の練習、そして台風到来直前に平塚の気功の大先生のところに修練にも伺えて、台風一過の早朝、bird sanctuary に戻ってくることができました。

夜の闇を抜けて高速を走り、早朝5:30 … 到着したとき、台風が汚れや淀みを吹き飛ばした空に、十五夜の月が妖しく美しく照り、地上を射抜くような白い強い光を放っていました。

すだれやよしずが吹っ飛んでいたり、倒れていた鉢植えもありましたが、家の中がひどい湿気のほかは大した被害もなく、自然の神に感謝です。どこもかしこもびしょ濡れの土や木々たちが明るい太陽の陽を浴びてみるみる乾いてゆき、蒸気を飛ばしてくれるかのように風も吹き始めました。

… そんな午後、香ってきて気づいたのは金木犀の開花でした。

kinmokusei1


この土地のアプローチを入ってすぐ、金木犀の大木があります。初めて訪れた時から一番に目を引いて、家族が金木犀好きなことから、土地へのご縁を感じる一因となりました。ところが、昨年までは、9月から10月にかけて、開花の時期に訪れることができず(だってあっという間ですもの)、いつも散り始めた花を眺めては、咲き始めの薫りを想像していました。

東京に向かう前の日々、毎日大きな木の下に佇んでは、「まだ咲く気配ないなあ」とため息をつきながら待っていたのですが -- 一向にその気配はありませんでした。


強い台風の風雨に耐えてやり過ごし、その後の明るい陽光を浴びて、東京から戻ってきたわたしを喜びと幸せで出迎えるかのように一気に花開いてくれたのでした。


kinmokusei2


花言葉は、「謙虚」「謙遜」 -- 開花期のこの一瞬以外、ほとんど目立たないのに、花開くほんの一、二日、圧倒的に甘く魅力的な香りで愛されています。「真実」「陶酔」「初恋」という花言葉もあります。

金木犀の巨木に会いたくて、天然記念物に指定されている三嶋大社の金木犀に会いに行ったことがあります。やっぱり、日本の金木犀の樹の精たちの中で別格で、やんごとなき雅な樹王のようでした。


ここ bird sanctuary の金木犀は … 沢山の鳥たちの隠れ家となってくれたり(いつぞやは巣をかけた鳥もいました)、近所の方が草刈りをした後この日陰で休んでいたり … 三嶋の巨木ほどではありませんが、とても謙虚ながら、多くの命を翼下に包み込む、慈愛のようなエネルギーを周りに放っています。









このページのトップへ

Search

Information

sumiko

Calendar

09月 « 2012年10月 » 11月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Categories

Links