hearing the unheard voices

小鳥たちと対話し、自然と人とが調和できるバード・サンクチュアリを創立しています。http://homepage2.nifty.com/birdsanctuary/index.html

白鳥再来

澄み切って、雲一つない蒼穹。

凍てつく朝だからこそ、染みわたるように感じることのできる
薄い金色の太陽の光の温かさ。

空気が綺麗で、外に出て深呼吸したら、ハートが安らいで広がって静かな調和で満たされました。

そんな中、鳥たちの世話をしたり(まだ餌台にはやって来ないけれど、お蜜柑を乗せたフルーツ・テーブルにはお客様がいらっしゃいます)、昨日格安で売っているのを見つけたビオラの苗(凍てつく中でも花が開いてくれ、それを目当てに越冬中の蝶やミツバチ・ハナアブがやってきます)を植えたりして、外仕事を手伝ってくださる方が立ち寄ってくださったので、少し立ち話して(今日は、つくばでのyogaなので急いでお別れして)時を過ごしていました。

家に入って少しした時、突然、何とも言えない、切なく物悲しく、でも同時に華やかに訴えるような、声の連呼が聴こえてきました。‘切なく物悲しい’と、‘華やか’は全く相反する感じなのですが、そうとしか書きようがない声なのです。

その声が響いた途端、胸が熱くなりました。

熱いものが解けて、哭きたくなるような気持ちのまま、家の外に飛び出しました。

ああ!! 白鳥たちです。

白鳥再来

  (済みません。分かりにくいのですが、サンクチュアリからの
  路の向こうに道路があって、その向こうに少し畑があり、
  駐車場があって、貯水池があります。左側、貯水池の際
  に木が一本あり、続いて右側にフェンスに貼られた看板
  がありますが、そのあたりに白鳥三羽の頭が見えます)


また、来てくれたんだね ・・・・・・・・


五羽、いました。


大震災のとき、この貯水池の堤防はガラガラと瓦解し、黒茶色の土煙が上がり、白鳥たちは(そのときも池に彼らはいました)狂ったような声をあげて、茶色に濁った鈍い暗い色の空を猛スピードで旋回しました。白鳥のあんな声は、その時にしか聞いていません。それほど異様な声をあげていました。大地の異形の姿 -- 彼らの住処だけでなく、飛来してきた数少ない場所のどこもが異様に荒れ狂い、行く場がなく逃げ惑って -- どんなにか強い衝撃だったことでしょう。

その時の彼らがどこに逃げたのかは分かりません。

そして昨年、貯水池はすっかり壊れて、池の水は流れ去り、地割れした池底でもがく魚を救うこともできず、それを目当てに来た肉食系の鳥たちが乱舞した後は、池は死に絶えていました。白鳥の飛来する場所がなくなった、いや、白鳥自体数が減ったというニュースに打ち沈み … それが今年初めになっていくつかの無事だった貯め池に白鳥が飛来しているのを見かけ、これからもできることからやっていこうという誓いを新たにしました。

春になり、ようやくサンクチュアリの前の貯水池も、復旧工事がなされました。

そして、一年のブランクを経て、今 --。

ちゃんと、忘れないでいてくれたんだね。

それより、生きていてくれたんだね。

ありがとう。



ここのところ、また地震の揺れが激しくなり、不安の声をよく耳にするようになりました。
震災、そして、原発事故、その後の人々の意識の変化、社会の変化。

白鳥の再来に、鳥たちの無事と、彼らがずっと安心して飛来してくれるような自然を大切にしようという想いを強くする今朝となりました。それと同時に、


鳥たちがまたやってきてくれ、
命のサイクルを紡ごうとしてくれていて、
空も、大地も、水も、植物も、動物も、微生物も、
自然が織りなす中での調和・バランスを取り直そうとしてくれ、

そこから遠く外れて久しい、
命のことば、
調和の調べ、
愛を、
忘れ去って久しい、人間たちにも
まだ手を差し伸べて、待ってくれていて、

もう間に合うかは分からないけれども、

その手をつなぎ返すかどうかは、
今のわたしたちの一瞬一瞬の意識にかかっていて、



命こそをまず大切にする時代が切り開かれなければならないということ、

今、

でなければもう赦され赦すことはないのかもしれないということ、


それは
わたしたちのからだ、
こころ、たましい、その在り方が
命であり、
自然であり、
そのことからして疑いようもないこと、

-- 白鳥たちが再びやってきてくれたことは、この朝のその瞬間、胸を突き刺すメッセージとして感じられました。

白鳥(しらとり)は、神の使いです。

神を感じるかどうかは、さておいて、少し前の人間たちは、神の使いが何を伝えに来てくれたのか、きっと感じ取れていたような気がします。







  
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