hearing the unheard voices

小鳥たちと対話し、自然と人とが調和できるバード・サンクチュアリを創立しています。http://homepage2.nifty.com/birdsanctuary/index.html

回向 -1-

大変ご無沙汰してしまい、申し訳ありません。

Nov2013-1

今、bird sanctuary では色づいた木々の葉が輝いています。

急ぎ足で過ぎ行く秋や、きらりとする出逢いなど、様々なことを綴りとどめておきたかったのですが ・・・・





霜月はわたしの誕生月、今年、苦しいほど変革を迫られました。



想えば、9月に気功の先生・先輩方・仲間たちと台風明けの早朝の大洗海岸で、雲一つない群青の水平線からゆっくりと上る太陽の光を浴びて、何かが大きく変わったときからかもしれません。

これから目指すところが、おぼろげながらも観え -- いえ、未知の場所なので、そこまで歩こうとする中でしか確かに何かが観えてくることもないのですが -- ただ確実に、歩みださなければならなくなりました。

それから二か月 … 進もう、行かなければ、想いを現実に描いていきたい、なのに、ちっとも足を踏み出せなくて、焦りに焦って、もがいては転んで、いつの間にか、過去にないほどこれからについての、いえ正直に言えば自分自身に対しての、自信がなくなっていました。人前に出たり、何かについて語るたび、いつも通りの達成感があったとしても、その直後、「これではだめだ!いったい何をやっているんだ!」というひどい自己嫌悪が来ました。



目指すところ、ではなく、進み方・やり方が問題なのだと気づきました。新たに目指すところは、今まで通りのやり方では、進めない -- 小鳥たち・自然との対話の研究も、bird sanctuary の活動も、yoga の修練も、今までのやり方では、もう進めないのです。聞こえなかった声に耳を澄ませ、自然と調和して、生命が根源から再生していく、その路も、これまでとは違うやり方で進んでゆく必要がありました。


これまで大切にしてきたひとつひとつ、その全てを棚から降ろして、何もない空間で沈黙してしばし休んだら、何かを壊したり捨てたわけではないのですが、新しい流れの中で、ひとつひとつがまたキラキラと輝き始めました。



変わる必要があったのは、多分、世界においてわたし自身が位置付けている「わたし」の在り方でした。


抽象的過ぎたらすみません。


もっと核に近い部分のことは、今はまだ自分でもうまく気付けていないし、表現できないし、書いたら本当のことでなくなるような気がします。


-- ただ … 小鳥たち、自然や地球環境の未来のことでずっと苦しく、この夏は特に絶望感を書いてしまったのですが、そこから立ち上がり、残りの時間の限り進んでいけるであろうことや … そしてちょっと楽観的になるなら、小鳥たちをはじめとする生きものや自然物とより深い対話、真のコミュニケーションをはかるための方向や、今いる bird sanctuary にとってもっと聖なる空間、‘聖地’に近づくための方向や、自らを取り巻く自然と自らの内なる自然とが響き合うような修練の方向、等、描きたい未来に向かう路に輝いている宝物をつかめるかもしれない気がしてきました。



ソヨゴ
 (ソヨゴの実)


その宝さがしや、宝物のことを、今後ここにも書き留めてゆけたらと想います。











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実りのいろ ~2~

イヌホウズキ

ヨウシュヤマゴボウの下に実った、イヌホウズキの実 -- 鳥たちが好むのかどうか、この秋冬に様子を見てみます。

サンザシ

大好きな、サンザシの実! 赤く透き通って綺麗です。

五月に開く白い小さな花はミツバチや蝶たちも大好きで … この実、人間も薬用酒などで戴きますが、鳥たちも大好き!! … でしょう(昨年の冬、いつの間にかなくなっていたけれど、誰のおなかに入ったのかは未確認)、と信じます。なぜなら、妖精も大好きな樹だから!!

花も実も花も美しいこの樹は、棘があります。古代ケルトで、サンザシ(weissdorn)は、「棘の予言」を意味します*。古代ケルトの人々は、サンザシを「純白の茨(イバラ)」「聖なる茨」と呼んだそうです。そして、妖精が棲むと信じられたために、この樹を切り倒すことはありませんでした。
      (*参考 杉原梨江子
      『古代ケルト 聖なる樹の教え』
      実業之日本社 2009)

はい、確かに、この樹には妖精が棲んでいます!!
     
ケルト神話では、この樹は恋愛や縁結び、運命の出会いのシンボルでもあります。というわけで、この樹は、皆様に野外でお茶をお出しする場所の脇に立っています(笑)。人と人、鳥と人、鳥と鳥、いろんなご縁がありますように!


ザクロ

ザクロの実がぽつんと一つ、残っていました。

丸い実が裂け、中から紅に透き通る沢山の実がのぞいたものは、すべて鳥たちによって食べつくされているのに、この丸い実は裂けるのを忘れたままになってしまい、売れ残ったようです。

どうしましょうか。

このまま待ちましょうか。それとも、鳥たちがおなかをすかせた頃、割ってみましょうか。

ケルト神話の木ではないけれど、ザクロは、ギリシャ神話で冥界の女王コレー(ペルセポネー)にちなんだ樹とされています。誕生と死、そして再生の循環を象徴するコレーの寓話で、彼女は豊穣の女神デメテルの娘でしたが、冥界に誘惑され、その悲しみのあまりデメテルは地上のすべての果物、花、穀物を枯らしてしまいます。コレーは、自らの再生の旅路に向かいます。彼女は、冥界に居る間、六枚の花弁の水仙をつみ、地上界に帰る準備をするとき、ザクロの種を三つ食べました。そして、春の到来とともに、冬(死)を乗り越えて再来します。生命の誕生と死を循環する、旅に出たのです。(この旅を想起させる信仰は、再生と復活の象徴として、冬の間「黒い聖母」を地下深くに安置していたケルト神話に見られます。)

ザクロの実がまだ残っていたら、冬の終わりにわたしも六粒、食べてみましょうか。


南天
 (ナンテンの実)

ノイバラ
 (ノイバラの実)

南側にあるナンテンの木とノイバラの木にも赤い実が色づいています。この実はどちらも、毎冬渡ってくるジョウビタキの好物で、特にノイバラの木は、棘のある細かな枝がからみつくようになっており、恐ろしい敵(カラス、猫、モズなど)が避けられるためか、お気に入りでした。

この秋、まだジョウビタキはやってきていません。東京の井の頭公園には、すでに渡来していることを家族が報告してくれたというのに …。毎冬、ここを気に入って常駐してくれる子が一羽、昨年は二羽もいたのに …。


ジョウビタキは、冬鳥として、チベットから中国東北部、沿海州、バイカル湖周辺で繁殖のため夏を過ごし、冬に日本、中国南部、インドシナ半島北部へと渡ってきて冬越しをします。こうした渡り鳥の小鳥が確認できないたびに -- 繁殖地(あるいは越冬地)で何かあったのかしら? 渡りの途中で何かあったのかしら? 長い旅の途中、羽を休められる緑地、敵から姿を隠せられる木陰がまだちゃんと残っているかしら? あるいは、大気中の何か、途中の水や食べ物の何かが、彼らに危険や重篤な健康被害を与えてはいないかしら? と、首が長くなる想いで、ドキドキします。

ジョウビタキも、ルリビタキも、早くやってきて!!








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実りのいろ ~1~

柿もぎ

連休中、柿の実(渋柿)をとりにいらしてくださいました。

自然の恵みを人も少し戴いたら、後はすべて、この冬を越す鳥たちのものです。

strawberrytree.gif

strawberry tree -- 可愛いベルのような花の後、甘いまあるい実を結びました。‘苺の味’に似ているので、ストロベリー・ツリーと呼ばれるそうです。歯ざわりはざらざらしますが、確かに‘いちご味’です。

ムラサキシキブ

strawberry tree の向こうに、宝石のようなムラサキシキブの実が色づきました。つやつやの紫色が集まって、本当に美しいです。その背景には、真っ赤なガマズミの実 -- お酒につけると美味しいし、薬用になりますが、これ全て、大好きなジョウビタキの好物 -- ‘宝石レストラン’は、彼らの飛来を待っています。

ヨウシュヤマゴボウ

緑から、紫がかった赤、赤みを帯びた濃い紫、そして真っ黒に色づいてゆくヨウシュヤマゴボウ。大木のようになりますが、雑草で、しかも外来種です。ですが、昨年ヒヨドリたちが喜んでついばんでいたので、sanctuary 内に3本、茂らせてありました。でも、今年は柿の実が豊作で、ヒヨドリたちはヨウシュヤマゴボウには見向きもせず、毎朝柿の実で祝宴をあげています。

白い実

ヨウシュヤマゴボウの大木の下に、細い紐でつるしたようにぶら下がっている真ん丸の白い実を見つけました。よく見ると、とても繊細な造りをしていて、綺麗です。図鑑で調べたのですが、何の草の実なのか分かりません。白い実なので、鳥たちも食べなさそうです(鳥は一般に、赤や黒や青に色づいた実を食べるようで、ムラサキシキブの園芸種のシロシキブという白い実をならす樹の実は、全く不人気です。)どなたかご存じの方、教えてくださいませ。






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オランダからの風 -3-

神無月の最後の日曜日、オランダ人の友人とお子さんは、無事にオランダに帰ってゆきました。

前日のヨガ練習も、二人が加わり、メンバーの皆様が温かく迎えてくださり、英語交じり・お子様の元気なエネルギーにいつもと違う雰囲気・内容の練習会となりましたが、何とか終えることができました。精一杯でしたが、自分自身のヨガとして望むだけの空間となったかと言えば、振り返り、反省すること大です。それでも、とても良い経験となりました。皆様どうもありがとうございました!

ヨガの後、井の頭公園を歩きながら、オランダ人の友人は、‘これからはどんなに忙しく大変な時でも、子どもが騒いでいるようなときでも、ほんの短い時間でも瞑想をしようと思う’と感に堪えたように告げてくれました。京都旅行に行く前もそんな決意を聴かせてくれましたが、帰国にあたって抱負を新たにされたようです。今日の瞑想も考え事が沢山過ってしまったが、それでも、(以前はしていたように)少しずつ慣れてゆくと思う、と目を輝かせていました。振り返ると、来日した直後は、出国直前までオランダで大変なことを抱えていた彼女は、日本での日々を送る中で -- 皆様の温かさや日本の自然の美しさ、文化の豊かさに触れて -- アムステルダム大学で知り合った頃と同じ、日々の喜びに満ちた笑顔を取り戻していったように感じます。


そんな彼女と、金髪で青い目でスレンダーで、どこへ行っても日本の女性たちに優しさと親切と憧憬とで迎えられていた彼女のお子様とは、無事に帰ってゆきました。帰り際に渡された包みの中には、日本ではとても楽しかったこと、この旅は特別なものとなったこと、等が綴られていました。


そして、戻ってからのメールで -- 彼女は毎晩の瞑想を再開しています。素敵なお世話をしてくださった方から贈られたお香をくゆらせ、そして滞在中、ホテルの窓から聞こえる騒音で眠れないという彼女にクリスタルヒーリングをさせていただき、その後で手渡したイシスのクリスタルを手に、深い瞑想をしているそうです。「日本を去ってさみしいが、わたしはまだ一部、日本に居る」 -- と、ありました。



あまり書きたいことではありませんが -- ここ数年、日本の社会にこれまで以上に失望し、海外の友人に対してどんな姿勢で対すればいいのだろう、と嘆息し、正直‘恥ずかしい’と感ずることもありましたが (そして、そう感ずる事実の多くは未だ消えているわけではありませんが) -- オランダからいらして下さった彼女とお子様は、皆様のおかげで、そして日本の自然や文化、とりわけ瞑想の空間・時間を映し出す目に見えないものたちのおかげで、癒されてゆく何かの下地を日本から得てくれたようです。そのことに姿勢を正します。誠にありがとうございました!




コスモス
 (コスモス at the birdsanctuary)

今日から霜月です。

明るく暖かい光の眩しい季節となりました。


鳶
 (上空で偵察する鳶)

bird sanctuary も冬支度です。里に下りて来る鳥たちも増え、生きもの達も冬に向かっての準備で忙しそうです。蚊や虻もいなくなったので、これからは全力で苗木や生きものの世話、森づくりに取り組めます。









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