hearing the unheard voices

小鳥たちと対話し、自然と人とが調和できるバード・サンクチュアリを創立しています。http://homepage2.nifty.com/birdsanctuary/index.html

ありがとうございました。

東京、神奈川でことりyoga、気功の修練、大先輩の気功治療院と大急ぎで駆け抜けて、bird sanctuary に戻ってきました。神奈川とは10度近くも温度差がある sanctuary では、沢山の野鳥さんたち、タヌキさんたちがおなかを空かせて待っていました。

年末年始の道路の渋滞を避けて、ここ数年は東京でお正月を迎えることが多かったのですが、今年はジョウ(ビタキ)君を裏切るわけにいかないと、渋滞時間をはずしていそいそと戻ってきました(家族が渋滞を避けて追ってやってきてくれることになっています)。きいんと冷えて澄み切った空気の中、静かで穏やかなお正月が迎えられそうです。

ことりyogaでも気功の修練でも、その後に温かな忘年会・親睦会があり、今年一年の反省と来年に向けての抱負や希求を確かめて、言霊にする機会に恵まれました。この時代、この世界の荒廃、苦境、貧しさ、辛酸や悲嘆、虚無に踏み堪えて、真なること大切なことを瑞々しく初々しく語ることができ、共振することができる先生、先輩方、仲間たちに心から感謝します。拙い夢や希求を変わらず温かく受け止めてくださり、響き合ってくださり、支えてくださること、誠にありがとうございます。

渋滞を避けて深夜に戻って翌朝、変わらず支えて下さる気功の先輩Aさまが自家製つきたての御餅、瑞々しい冬野菜、お漬物を届けてくださいました。時代やらお漬物やらの話の傍ら、今年のヨガでの反省と成長を再確認でき、また、人とはそんなに悪くないな … と信じられるような、これからの時代の、わたしたちの希求や抱負 … 愛や慈悲、真善美など … そして、生きてゆく、哀しみや悦びなど、を感じつつの静かなお喋りができました。

魂の底からしたいこと、ありたいこと(存在) -- そこへ向かっての確かな一年でした。幾つかの課題や壁、未熟さ、至らなさを痛感し、それでも引き寄せられるように、残りの時間にしたいこと・ありたいことに導かれた年となりました。導き、手を差し伸べ、支え、傍らで温かさや優しさ、時に水晶が輝くような閃きを与えてくださり、本当にありがとうございました。
 

神社の麓に位置する sanctuary では、昨日から元旦の参拝客のための灯りや食べモノの出店が賑々しく設置され、今まさに年明けの参拝準備が始まろうとしています。それとは少し離れて ―― しいんと静かに ―― わたしは大自然や命あるものすべてが健やかに調和して幸或る年となるように、ここで繋がることのできる太陽や月、星々、深く蒼い宇宙 … 大地や水、火や風や天空 … そして世界中の鳥たち、木々たち、動物たち、山や森や湖、海、川、そこに棲む命たち、そのたった一つの源の大いなる方に祈り続けましょう ―― 大切な方、貴方もまた、そこにいらっしゃいます。

晴れやかで、穏やかで、調和と幸せに満ち足りた新年をお迎えください。

アオジ
  (アオジ 雄 K氏撮影)





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奇跡

冬至を過ぎて、この空間の‘澄み切り方’がこれまでにないほどとなりました。

色づいた檀の灰色がかったピンクの葉や、カエデ、クヌギの弦楽器のような赤茶の葉、シデの樹の葉の乾いた茶色の葉など、美しい色合いで
ゆっくり静かに落下し始めています。柿、千両や藪柑子、南天、コマユミ、ガマズミに紫式部、龍のひげ -- 朱や赤や紫や黒の実の色合いが美しく、その実も少しずつ野鳥たちに食べられてゆきます。


昨年の冬に一羽の冬鳥、ジョウビタキ君と友達になることができました。

鳥たちとの交流の庭に出ると、後を追って餌台までやってきて、こちらの声に合わせて鳴き交わしていました。凍てついた朝や雪の日は、いつも心配でしたが、スズメやアオジたちと軒下で暖をとり、外に出て呼ぶところがる毬のように、あるいは真っ直ぐに引いた矢のように、弾んで飛びながら、すぐそばまで着て無事を知らせてくれました。

おなかがすくと、わたしを呼びます。

空腹でない時も、山作業をしているとふと声がし、近くにいることをわざわざ知らせて、挨拶してくれます。

図鑑では、ジョウビタキの鳴き声は「ヒッ、ヒッ、と鳴き、頭を下げ尾を細かくふってクワッ、クワッと鳴く。秋、渡来した直後にはよく鳴く」(高野伸二 『フィールドガイド日本の野鳥』 日本野鳥の会)などと説明されます。わたしがバードウォッチングを始めたころは、「ヒー ヒー カタカタ」と習ったかな。ジョウ君は、どちらかというと舌うちで‘チャチャ チャチャ’と音を出すような声を上げ、ご飯を目の前にしたり、おなかがすいた時は‘ヒー ヒー ヒー’と勢い込んだ(笑)鳴き方をします。‘チャチャ チャチャ’には、わたしも舌うちで‘チャチャ チャチャ’を返し、それ以外には日本語で(!)「ジョウ君! おはよう!」「おなかすいてたの~!」「寒いね~」「う~ん! 元気だね」等々、声をかけます ―― ジョウ君はこちらを見て真顔で聴いています(笑)。

距離は、2mくらいだったのが、1mほどとなり、餌台の近くでは触れられんばかりになりました(勿論、脅かさないよう、こちらはそっと静かにしか動きません。)


渡り鳥が帰る季節、三月末になると、わたしは東京との往復のたびに、一期一会の出会いに気もそぞろになりました。ある日、いつも彼が独占している庭に、二羽も三羽もジョウビタキの雄が集まり、(いつものご飯も他の仲間に取られ気味で … )その仲間たちと一緒に、翌朝にはいなくなりました。仲間と集まって、群れとなって南へ帰っていったのだと想いました。

図鑑で、ジョウビタキの群れは遠くチベットから中国東北部の方向まで渡って
ゆくのだと知りました。何という遠い距離! 無事を祈らずにはいられないけれど、来年戻ってきてくれたら、それは奇跡に近いことだろう、
わたしはきっと泣くだろうと思いました。

この秋の終わりに、何羽かのジョウビタキの雄と雌が、一羽ずつ訪れ、ここで一休みをしては、さらに南へと通過していきました。期待しすぎないように(昨年の春が最後の別れだったと嘆くのが怖いから)と気持ちの予防線が働きつつ、一羽一羽を見送りました。ジョウ君は … やってくるのかしら … ?


11月末の朝、一羽の雄が飛来していて、鳥たちとの交流の庭で紫式部の枝に止まり、そこから餌台の上におりました。「ここにいきなり止まるなんて、もしかして  … ジョウ君?」と心ははやりましたが、確かめることはできません。‘チャチャ’と呼びかけると、からだを大きく動かして尾を振ってくれて … 何かが響きます。

水戸が氷点下になった数日前、もういいだろうと、餌を買ってきて
(自然界に十分に食べモノがある間は、人工的な餌付けは避けています)
餌台に置くと、、、、

すぐにそのジョウビタキが飛んできて、ほんの目の前にいるのは、やっぱりあの友達でした。

昨年の冬に比べ、胸の綺麗な橙色が少し濃くなっていました。
昨年の冬のように、車のミラーに映る自分の姿を他の雄だと勘違いして、車をフンだらけにすることもありません(少し大人になったのかな)。

でも、遥か彼方からはるばる戻ってきてくれたのは、やっぱりあの友達でした。



奇跡が起きました。

2003年に‘ほんの小さな土地でも、自然の命たちのためにずっと守られていく空間を創り、自然と共生・調和し、鳥たちと対話して、その空間を響かせ広げたい’と希求してから、様々なことがありました。未熟さゆえの幾多の失敗、挫折、絶望 ―― うまくゆかない、様々なことが大きすぎて圧倒されそうになることも正直在りました(今も、、)。が、ジョウ君と再会できたことは、マイナスのこと嫌なこと全てを消しってあまりあるほどの、奇跡です。

こんな小さな、綺麗なことりが、遠くチベット、中国東北部で生まれて渡ってきてくれて、秋冬に友達になってくれて、また翌年ここを信じて頼って戻ってきてくれるなんて ―― !! 自然と仲直りするためにわたしたち一人一人にできることは、小さいけれど、小さいなんてものではない遠大なことでもあったのです。


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 (ジョウ君 K氏撮影)







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木を植えよう ~17~

移植シーズン!! 到来と共に、今ここの一瞬一瞬を大切にする slow な山仕事もちょっと気持ちが逸(はや)ります。

この冬の間、荒れ地にどれだけ命が息づく方向へ -- 真心と力が注げ、どれだけ対話ができて、地形や土を良くできて苗木が植えられ自然に沿った多様性を再生させられるかな?! 

ご縁があってから植樹した樹々のうち数本は3m以上にも成長してくれていて -- 元からあった僅かの鎮守の木々の、遥か高いこずえにしか訪れなかったシジュウカラ、エナガ、ヤマガラ、コゲラたちも、植樹後成長した木々の枝先まで訪れてくれるようになりました。

冬にも生い茂り野鳥たちに食事の場所だけでなく逃げ隠れする場を与えてくれる常緑の松(アカマツ、クロマツ)を、今年は中心的に植えたいです。地球規模の環境変化で、日本においては、松は‘松枯れ’が進み、コナラやクヌギなどの木々も減少して常緑樹でもシラカシなどカシの類が替わりに増えつつあるそうです。松は元々は伐採された土地などに伸びてくるパイオニア・ツリーでもありますが、乾燥したところを好む陽樹 -- sanctuary の土地は竹を中心に鬱蒼として暗くジメジメしているので、日当りを創り守ってあげなければなりません。

今日はまず、これまで植樹した苗木の日照を守るため、(野鳥たちの逃げ隠れする茂みは残して -- アオジさん、カシラダカさん、ジョウビタキ君、スズメさんの好む2mほどの灌木や、キジ君、コジュケイさん、ウグイス君たちの好む笹藪、など)育っている楠、オトコヨウゾメ、アキグミ、イボタノキ、カマツカなどに陽が当たるように藪払いをしました。


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次いで今年初 -- クロマツの苗木を植樹しました。
孟宗竹とシラカシ等で鬱蒼としている、奥の竹林入り口付近です。

奥の竹林は、孟宗竹がはびこって荒涼としている上に過去歴史的にいろいろとあった場所で、訪れてくださる方のうちでもごく一部の方しかご案内できていません。ここを何とか明るく、そしてできるならばもっとたくさんの命を育める豊かな森・生態系へ! というのがずっと念願ですが -- 残念ながら今だ試行錯誤です。

ご縁があってすぐ、ブナの樹を植樹し、続いてハクウンボクやらアブラチャンやら … ほんの少し木々が育っていますが、まだまだ祈りはかないません。


その入り口に、松を植えました。
実は、以前にも植えたことがあるのですが、鬱蒼と茂る竹、白樫、ヒサカキの勢いに太陽を奪われて可哀想なことになってしまいました。そんな場所で -- リスクはありますが、今回は日当たりを大きく作って再挑戦です。

kuromatsu2


大好きな植物たち、鳥たち、野生動物たち -- 自然再生に向けて人間がいかに切望しても、どうすればよいかで知りえることには限界があり、一人一人ができることはさらにごく限られたことですが -- 慎重に繊細に謙虚に自然と対話しつつやり取りを重ねつつ、きっといつか、‘それでも(少しでも)良かった’と感じられ、本当にいつか、深く美しい森となり精妙な命が紡がれていく未来に、届きますように!





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太陽・月・星

冬至まであと少し ―― 長く伸びてきた夜も、もう少しで頂点を越えます。

Bird sanctuary では夜の藍色の空に浮かぶ月や星々の美しさが格別です。そして昼間は、陽光が透き通り、その中にある煌めくような宝物を感じる冬日が続きます。

毎年年末のyogaの練習では、冬至が近いことから、「太陽礼拝」を練習します。すんなりと太陽への感謝が湧き、また信念に向けて晴れやかな気持ちになりますものね。

「太陽礼拝」は太陽への祈りを込めた流れるような幾つかのアサナの組み合わせで ―― やや長いこともあり、今年はこれと並行して、「太陽」「月」「星」のポーズも練習しています。覚えるのも簡単だし、朝でも昼でも夕方でも夜でも … 空を見上げれば一日のいつでもできますものね!(たとえ曇っていても、天空と共振することはできます。)


振り返れば「太陽」「月」「星」のポーズは、ずっと昔(1996年)、ウポワズ(お断食)の合宿で早朝山中湖畔に出たときに前田行基先生から教わった行です。大自然や宇宙に向き合って、触れることも知ることも叶わない遥か深遠な何かに畏怖を感じ、一方でその深遠な何かと響き合う自らを感じながらの祈りは、大きく変わるきっかけとなりました。

本年10月に前田先生が遠くへと旅立たれ、11月に偲ぶ会に参加させていただいた折に、先生がお好きで繰り返しお伺いしたことば ―― 実は恐れ多いのですが、わたしも一等好きな言葉 ―― メソポタミア古聖詩を美しい書体で受け取らせていただきました。

   全てのものの中に
     神が潜む
   神は鉱物の中で眠り
   植物の中で夢を見
   動物の中で目覚め
   人間の中で自らの姿を
   顕わさんとしている





ひと呼吸、ひと呼吸に、忘れないでいたいと想います。




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栴檀の実

sanctuary の土地とご縁を結んですぐに植樹した栴檀の樹が3メートルほどになり、ここ2週間ほどで落葉しました。もとは、野鳥の森づくりのS先生のところで芽生えた小さな苗木です。そして、落葉した枝々に残ったのは、この冬初めて結んだ実です。

栴檀の実

この夏は、山仕事の物置小屋に蜂の巣ができたので、近寄れずにいて、不覚にも落葉するまで沢山の実に気づくことはありませんでした。

『野鳥と木の実ハンドブック』(叶内拓哉 写真・文 文一総合出版)には、栴檀の実はヒヨドリが啄むくらいで、鳥が喜んで採食することはないとあります。が、S先生曰く、そうでもなく、結構楽しみに熟すのを待っているとのこと -- 思ったよりも実は大きいのですが、きっと誰かが見つけて、熟すのを待っているでしょう。一番先にどんな鳥さんか啄んでくれるか、楽しみです。


ここ数週間現れなかった黒ちゃんが、今日は暮れかける頃から散歩していました。久しぶりなので、わたしに少し逃げて、気づいて立ち止まり、様子をうかがっています。すっかり冬支度のその様子に、びっくりしました。

この冬は、白い衣装なのです。


最初に黒ちゃんと出逢った時は、小さな黒い子どものタヌキで、いつも白ちゃんと一緒でした。白ちゃんは、恐れずすぐそばに座っている、珍しいほど白い毛のタヌキでしたが、黒ちゃんといた夏の終わりから、見かけなくなりました。姿がみえなくなる少し前、玄関の真ん前にずっと座っていたのが忘れられません。

二年を経て、ここにずっといてくれる黒ちゃんの冬用の白い衣装に出逢い … 白ちゃんはやっぱり、黒ちゃんのお母さんだったかもしれないと思いました。


ようやく刺す虫たちが居なくなり、すれ違いに植樹シーズンとなりました。

この春(4~5月)は咳喘息で山作業ができなかったため、この半年で孟宗竹ばかりが乱立して木々の日当たりを塞いでしまう暗い竹林となってしまいました。冬の間、1本でも苗木を植えて、少しでも生きものたちが暮らしやすくなるよう、ここのところコツコツと作業を始めています。




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