以前も sanctuary で
素敵な舞をまってくださった妖精さんが、春分の一週間前、再びこの地の自然たちと踊ってくださいました。

緑の風が立ちました。
以前にも増して、自然と精妙に共振し、大きく広がるエネルギーに、芽吹く直前の草木たちや、ほんの少し芽吹き始めた草木たちが緑の力をぐいと引き出されていきます。
春分前の光は、色のつく前の輝く白い光。
そのエネルギーを浴びながら、命みな覚悟を決めて、真っ直ぐな一歩を確かに踏み出します。

『木を植えよう』seriesは、一番増やしたい記事なのに、この冬ようやく第1号目です!

三日前、西側、畑地の奥にトキワサンザシ(バラ科トキワサンザシ属)の苗木を植えることができました。
11月頃から真っ赤な実を沢山つけてくれます。いわゆる「ピラカンサス」と呼ばれる樹種の一つ。実をつけた頃には、野鳥たちにあまり人気がなく、美味しくないかしら、と思うのですが、食べ物の少ない厳寒期となるといつの間にか頼りにされています。 bird sanctuary に植えるのは、基本、この地に在来する樹種なのですが、トキワサンザシはヨーロッパ東南部からアジアが原産だそうです。しかし、何分沢山の実をつけてくれるので、野鳥たちが頼りにするだろうと大きな鉢で育てていました。また、結構鋭い棘があります。なので、森ではなく、境界の垣根がわり、人の通らない日当たりの良い場所で、大きく育って、沢山実をつけてくれればと思います。
弥生となり、移植に適した季節となりました(移植は、11~12月と、厳寒期を避け、3月を中心にしています)。とは言え、この地では既に簡単に植えられる場所はありません。
まずは、蔓延っている竹や枯れ竹の管理から、そして気長に焦らず、粘り強くぶれずに、命豊かな森になるための一歩一歩を歩んでいきます。1本でも木が植えられて、健やかに成長し、いつか大樹となれば、その樹を頼りに生きられる命たちも増え、生命は根源から再生してゆけます。
『木を植えよう』seriesが100回を超えたとき、共にお祝いしましょうね!!

(御礼・ご報告が遅れましたが、先月には再び、
竹伐採プロジェクトの天の御遣いの方々が訪れて、
奥の土地の大きなシデの樹たちが陽光を浴びられる
までになりました。数年後には、多様な苗木を移植する
予定です。)