hearing the unheard voices

小鳥たちと対話し、自然と人とが調和できるバード・サンクチュアリを創立しています。http://homepage2.nifty.com/birdsanctuary/index.html

冬支度 ~1~

12月となりました。

昼前から降り出した雨は、昼過ぎ、ほんの少しだけ雪に変わりました。

このまま降り積もるとすると -- 車の運転が心配となってくるので、来週の予定が変更となるかもしれないことを急いでメールで伝えたり、鳥さんたちの新鮮な食べものを昨日の内に買っておいて良かったと胸をなでおろしたり … 

夏は東京・三鷹と同じくらい(かそれ以上)暑かったのに、11月に入ってから常に3~4℃以上(最低気温はもっと)寒い bird sanctuary の土地です。でも、何だかからだが寒さに強くなったみたいで風邪もひかずに済んでいます。ただ、冷え込みは家の造りのせいもあるので、夏に green carten や簾・葭簀を工夫したように、冬支度に取り掛かり始めています。もうすぐ、泊まりがけのお客様もいらっしゃいます。

家が寒いのは、日当たりもあるけれど、隙間風が多いのと、壁が薄く、床も湿った地面のすぐ上にある状態だからなのでしょう。三日前から、隙間風を防ぐため、破れたままになっていた(!!)障子を張り替えています。

障子2
  (張り替える前<左>と張り替えたもの<右>)

もともと貼ってあった障子は、かなり古いままで破れ・はがれもあり、色も古びた色となっています。破れが引っ越しの時に拡大し、さらには日々の鳥さんたちの「ビリビリ(←めくれた紙を嘴で引っ張る音)」や「ボスッ(←嘴で突き刺す音 ^^;)」もあり … エコロジーで‘始末の良い暮らし’の師匠と仰ぐ北茨城のSさんに、初夏頃に障子の張り方のご指導を頂きました。しかも、一部貼るのさえ手伝っていただいたりもしたのですが … なかなか一人では手につかず、気づいたら訪れる友人や yoga の仲間たちにも「ごめんね」「見ても見ぬ振りしてね」(←!!)の状態が続いていました。

隙間風が気になるまで放っておくなんて、と自分のだらしなさを恥じ、でも年末は障子張り替えシーズンらしいので「季節に沿った仕事となったか」なんて開き直って、始めてみたら結構楽しく、はまってしまいました。

障子1

今日は玄関から入ってすぐの、「御柱立て」(2010年11月6日ブログ)をして頂いた大切な部屋の障子を張り替えます。

古い紙が貼られている桟に、霧吹きで水をかけて湿らせ、貼られた時の糊が緩んだところで綺麗にはがします。桟の埃を払い、雑巾がけした後、乾くのを待ちます。(この間、普段は紙が貼られて見えない景色を楽しみます -- って、鳥さんたちは怖がって、逃げて行ってしまいました。)

乾いたら、新しい障子紙を張っていきます。この桟全部を覆うような大きな紙も売っていますが、この家の持ち主の方が残されたものの中に障子紙のロールがありました。それは、20数㎝の巻紙のようなもので(微妙にこの桟の格段のサイズとも違う)、それが再利用できることをSさんにご指導いただいて残していたので、桟の各段ごとに、大きさに合わせて切って、貼っていきました。

障子3


ほら、綺麗に貼れました。(って、あまり細かく見ないで、遊びにいらして下さっても細かすぎるチェックしないでくださいね~ この仕事、紙を測って切って貼って … というときに正確さ・几帳面さ・丁寧さについての性格がまともに出ちゃうような気がします 汗。)


障子は、暑い時には涼しげですし、寒い時には保温効果があって、部屋の中で暖房をつけると熱を逃がさず温かに保ってくれます。風情もあるし、新しい紙に張り替えると部屋も明るくなるし、年末に障子貼りをして新しい年を迎えるとき、手間はかかるけれど、こころを新たに年を迎えるためにわたしたちは大切な時間を過ごしていたのだなと感じます。日本の家屋って、やっぱりとても上手く出来ていたのかもしれません。

ちょっと残念なのは、障子貼り用の糊など、なるべく水に流しても無害な、ナチュラルな素材からできているものにしたかったので、ホームセンター等探し歩いたのですが、そのとき、最近の障子紙は「和紙」ではなく、石油由来の色んな素材がパルプに合成されたものしか置いていないと知ったことです。特に、‘破れない’とか‘水をはじく’という性能を強化するために、パルプを石油系の「ポリ○○」等でサンドイッチして補強した紙(「紙」と言っていいのかしら …?)が「最高級」とされているのです。

「和紙」が実際に、希少で、手間がかかり、高価だということは予想していたのですが --。

それにしても、今の日本人が(障子を張るような方でも)障子紙に求めているのは、(自然に反してでも)「破れない」「水を弾かない」「安価」の三基準の価値だけなのでしょうか … ? そうでもないような気もしますが … ?? 甘いのかな?

年に一度、新しい年を迎える大切な時間の中で障子を張るのであれば、元の持ち主の方が残されたロールを使い切ったら、お小遣いを貯めておいて(破れたところだけに限定して)、本当の「和紙」を探して、貼ってみようかな~ そうしたら、古くなっても焚き付けにして、土に還せます。サンクチュアリの庵には、その方が嬉しいし、何より素敵なことです。きっと部屋で呼吸するのだって、その方が気持ちいい!! もしどうしても「和紙」が無理なら、フェアトレードで売っている、どこかの国で手仕事で創られた自然な天然紙を …。 そうだ! 「糊」だって、次から昔のように残りご飯を煮て、作ってみようかな?


*******

実は、障子貼りって、とても楽しいですよ!

何が楽しいかって … ここだけの話ですが、古い紙って、もう引き剥がしてお別れするものなのです。

-- ということは、子どものときやりたかったけれど、できなかったこと、できるよね?!

-- そう!! げんこつの握りこぶし作って、「ぼすっ」って突き破っても(^○^)、指一本「ぷすっ」と差しても、‘いいんです!!OKOKOK (^^)v’ -- 一応、わたしは yoga 修行の身で、‘非暴力’‘不殺生’を目指しながら日々反省するばかりでありますが -- 楽しいです!!


なので、鳥さんたちの嘴での「ビリビリ」や「ボスッ」も、「コラ~!!」と言える立場ではありません。











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