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hearing the unheard voices

小鳥たちと対話し、自然と人とが調和できるバード・サンクチュアリを創立しています。http://homepage2.nifty.com/birdsanctuary/index.html

移植SEASON (2)

春嵐が暴れています。

昨日は、北茨城のSさんご夫妻が家の裏手の‘鳥たちと対話するspace’創りを手伝うためいらして下さっていたので、働き者のSさんたちに合わせていたらぐったり疲れたのか夜も死んだように眠ったはずでした。が、夜半から、裏手辺りで枯れた竹の倒れる音や、竹たちが強風に遊ばれて乾いたカチンカチンコンコンと音を立て、朝方の地震 … 朝になって、風で濁った空気の中、異次元に迷い込んだような気持ちがしました。

そして … 腐葉土を堆積しているspaceの傍ら、何だか濡れて光るような鮮やかなものが微かな気配と共に目に映ったので … よく目を凝らすと … ぎくり!! 

昨日働いていた辺りのすぐそば、ちょうどピーナッツ・リース(3月14日ブログ)をかけた柿の木の下に、小さくて細い蛇が輪になっていました。

(このブログ … 蛇嫌いの方が幾人か読んでくださっていることを知っているので、書こうかどうしようか躊躇ったのですが、湿原・草原・藪が失われあちこちが道路で分断されつつある今、蛇も希少な大切な生きものだし、とても不思議なことだったので … ごめんなさい! 写真はUPしませんので。)

急いで家に戻って日本自然保護協会『野外における危険な生物』(平凡社 1994 フィールド・ガイド シリーズ ②)やインターネットで確認して -- うん、まあ大丈夫。赤い綺麗な模様のある、ヤマカガシです。ヤマカガシには毒がないと言う人がいますが、奥歯と頸腺は有毒で危険です。ただ、この蛇の性質は臆病で大人しく、無理やり捕まえてひどくいじめて追い詰めたりしなければ(まずは、威嚇したり死んだふりをします)、毒で攻撃されることはありません。

しかし、今はまだ3月。これまで、この土地でも、他の山に入った時でも、蛇は4~5月にならないと冬眠から覚めてこない、と思っていたのに、これは驚きです。ただ、インターネットには、気温が16度以上になると冬眠から起きてくると書いてある記事もあったので、確かに急な温度上昇は目覚めさせるほどの温かさを感じさせたのかもしれません。

それにしても、これまで出会った蛇たちは、即座に逃げたのに、あんな目に付くところでどうしたのかしら? 夜はいったん冷えたので、甲羅干し(←?)かしら? 慌てて逃げ戻ったわりに、興味が出てきて、また様子を見に行きます。少しずつ、少しずつ、近づくと -- 微動だにしません。からだも瞳もキラキラしているのに -- その綺麗なヤマカガシは、亡くなっているようでした。どうして、こんなところで … ?

不思議になって、観察したり、状況を考えてどんなストーリー、事件があったのか考えてみたりしましたが、う~ん、今一つ分かりません。推測ですが、冬眠から覚めたばかりのところを、天敵にやられ、ここでこと切れてしまったばかりのところだった -- のではないでしょうか?  天敵は -- 猛禽類、タヌキ、イタチ、テン、カラス、そして蛇の仲間のシマヘビです -- はい、テンを除いてここには全員、いますね。場所が、ピーナッツ・リースのかけられるような横に張った柿の枝の下、猛禽やカラスがとまれるような場所ですし、腐葉土堆肥の近くなので、普段タヌキをよく見かける場所でもあります。夜闇の中で、何らかの物騒な事件があり、さらに何者かに邪魔されてその天敵がヤマカガシをぽとりと落としたか、そのまま逃げたか … 。


最初見つけたときは身構えましたが、この厳しい冬越えをようやく果たせ春になったというのに … 稲わらや細い枯れ枝の束をそっと上にかけて、「天国に行ってまた生まれ変わって戻っておいで~」と悼み、祈りました。





昼からは、強風を押して、急ぎまた苗木たちに向き合います。

芽吹いている木、そうでない木 … この暖かさとなってしまったので、今春の(懸案事項を除き)大きな移植・定植は打ち止めですが、沢山の苗木たちがまだ、植え替えを待っています。そのほとんどが、これから1年しっかり根を張れるように、鉢植えのクラス替え、席替えです。

naegi1

移植SEASON最多忙な中、‘自分で自分の首を絞める’ようですが、先週末、沢山の幼木たちがやってきました。

naegi2

全て、将来性の高い子たちです。

ほとんどは、まずは鉢植えで、少し大きくなるまで育ち、その間適地を見つけながら(作りながら)、いずれ定植して、大きく、大きく、育っていく木々たちです。

これまで、‘野鳥の好む実のなる木’を中心にいろいろな広葉樹を空き地や竹を整理した場所に植えてきました。そして、一冬を越した今、気付いたこととして、まず、木の実の当たり年、はずれ年を考えるなら、はずれ年でも一冬の間小鳥が食べられるだけの実が残っているためには、まだ圧倒的に樹木が足りない!ということ。次に、これまでは実のなる落葉広葉樹を中心としてきましたが、天敵の多い鳥たちが安心してやって来られるためには、広葉樹と混ざって常緑樹・針葉樹が重要だということ(その実にも、捨てがたいものが多い)。さらに、樹木の中には、両性花のつくものばかりではなく、雄木、雌木の別があるものがあり、そういう樹種は最低二本は必要となるのでこれまでなるべく避けてしまっていましたが、野鳥の好む木として有名なシロダモのように、やっぱり良い樹は必要だということ。

もとは日本に、この地域に、当たり前に生えていた木々なのですが、それを‘植えよう’となると、まずほとんど売っておらず、また売っていても、ある程度の高さ(1m以上)となると相当高値であることが分かりました。そして、これからのこと、コスト的なこと、希望、あれこれと考えて、行きついた先が多様な幼木を扱っていらっしゃる苗木屋さんで、今の bird sanctuary にはこの子たちを育てるだけの space とエネルギーとはあるので、まずは鉢植えにして、大きく強く育てたいと想います。


ただ、、、大木となったとき -- わたしがこの世に居なくなる未来には -- この木全部を合わせると bird sanctuary の土地面積では足りない可能性もある … いえ、きっとその頃には皆が当たり前に豊かな森を欲し、多様な樹木を植えるようになっている、それにきっと第二、第三の bird sanctuary もできているかもしれない、いやきっとできる!!と信じて、幼木を育てていきましょう。


naegi3

箱を開けて、苗木を一つ一つ愛しく取り出します。瑞々しい薄緑の、それは綺麗なエネルギーがふわ~ッ!とあたりいっぱいに広がって、細胞の一つ一つまで気持ちよくリフレッシュするほどで、深呼吸して、なんて気持ちいいの!と感嘆します。‘自分の首を絞める’と書きましたが、固い種から全力で生まれて太陽を浴び水を吸って大樹となっていこうとする幼い木ほど、希望を感じ、気持ちの良い命はありません。苗木たちを迎えて、生きる希望を分けてもらっているようです。

野スミレ

野にはスミレが咲いて、

クロモジ花

移植したばかりのクロモジも小さな薄黄緑の花をつけ、

ウワミズザクラ新芽


先に鉢から植えたばかりのウワミズザクラも、あっという間に芽吹きました。











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